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2010年12月



 2010年 12月29日 (水)



時計の針は決して逆転できないところで
やっぱりちょうどいいのかも。

 【 それでも人生は続く 】
 時計の針は容赦なく回転を続け、また一年があっという間に過ぎました。 一年間が年々
 短く感じられるようになっていませんか。 いくら能天気な私でも、年の瀬は世間並みに
 多少は雑事もありますので、この欄もたぶん今日が今年最後の書き込みになるでしょう。
 
 27日にも書きましたが、振り返ってみれば世の中は明るい話題の少ない一年でした。
 閉塞感を感じたり、もどかしさにイライラする出来事も多かったように思います。 こん
 なことばかりが続くと、だんだん気も滅入ってくるというものですが・・・

 ビートルズの「オブラディ・オブラダ(Ob-la-di, Ob-la-da)」という曲は皆さんもご存じ
 かと思います。 陽気な曲調で、私も吹奏楽で何度も演奏したこともあり好きな曲の一つ
 なのですが、この曲のサビの部分の歌詞はこうなっています。

  Ob-la-di, Ob-la-da, life goes on bra
    La la , how their life goes on ・・・・

 

 歌詞の中ではDesmondMollyという男女が登場しまして、二人が出会い、結婚し、家を
 建て、子供が生まれ・・人生の出来ごとの合間にこのサビのフレーズが繰り返されます。
 「オブラディ・オブラダ、人生は続いていくよ、ラ・ラ、こうやって人生は続くのさ。」
 訳せばこんな感じだと思います。 「オブラディ・オブラダ」は、まあ「幸福の呪文」と
 いったところでしょうか。

 周りがどんな状況になろうと、笑って過ごすか泣いて過ごすかは自分次第。 時計の1分
 がどう過ごしても同じ1分なら、人生笑って過ごしたほうがいい・・・・楽天的に過ぎる
 かもしれませんが、悲観して生きるより私はこっちを選びたいと思います。

 「明日を思い煩うことなかれ。 
  明日は明日のことを思い煩え。
  一日の労苦は一日にて足れり。」
 確か聖書の一節にこうあったと思いますが、日本にも「年忘れ」という風習があります。

 今年一年の労苦は今年中にきれいに忘れ、陽気な呪文でも唱えて新年を迎えるほうが福を
 呼び込めるというものじゃないでしょうか。



 そんなわけで(どんなわけだ)、今年一年このHPと駄文にお付き合いいただき、本当に
 ありがとうございました。 みなさんとご家族が穏やかに新しい年をお迎えされますこと
 を心からお祈りしまして、年末のご挨拶とさせていただきます。 よいお年を!!



 2010年 12月27日 (月)
 【 そんなに『暑』くは・・・ 】
 2010年もまもなく終わろうとしています。 例年京都の清水寺で発表される今年の一文字ですが、12月
 の10日に墨痕鮮やかに書かれた今年の一文字は『暑』。 確かに今夏は記録的な猛暑だったので、判る
 気もするのですが、正直なところ個人的には例年ほどの納得感を感じられないでいます。 もう少し他に
 ぴったりな漢字があるような・・・。

 この文字は日本漢字能力検定協会が公募で一番多かったものを選んでいますから、選ばれた文字には数字
 の裏付けがあるわけですが、それでも違和感があります。 まあその数字も昨年の『新』は全体の8.73%
 を得票しての一位でしたが、今年の『暑』は5.09%の一位でしたので、私のような印象を受けた人も昨年
 よりは多いのかも知れません。

 だってねえ、思い出してみれば少しは清風が吹くかと思った政治はてんで期待外れで、むしろ以前よりも
 悪くなってる気さえするし、尖閣や北方領土・北朝鮮など外交的な不安材料もあるし、景気も雇用も特に
 北海道はいいとこ無しだし・・・・言ってみればこの一年『お寒い』話ばかりで、ぜんぜん『暑』くない
 わけですよ。 懐具合なんかは特にね・・・。
 もし個人的に選をさせていただけるなら、私なら
『迷』あたりでしょうか。 政治も経済も教育も
 とにかく日本全体が行き先を見失ってる感じがするんです。 あらゆる分野で迷走・混迷しまくった一年
 だったように感じていますが、みなさんの周りはいかがだったでしょうか。 

 年が改まったら物事が好転する、というのは全く非論理的なんだけれど、やっぱり来年こそは良い一年に
 なってほしいもんだと願わずにはいられません。 今年は久し振りに初詣にでも行こうかな・・・。



 2010年 12月24日 (金)   

 【 クリスマス・イブ 】
 今日はクリスマス・イブ。 日本人の多数派と同じく家に仏壇があって、正月には神社に
 初詣に行くくせに、ケーキはしっかり食べるという私・・・今やクリスマスは日本の行事
 なんだろうな・・・。

 そう言いながらも、やっぱり今日くらいは家族で食卓を囲んでおいしいものを食べよう、
 と思うのは悪いことではないですよね。 今年は子供が帰って来ているので久しぶりに家
 族全員がそろっての我が家のクリスマスです。

 先日、いつもの床屋さん(同郷)に行ったら、夕張で近所に七面鳥を飼っていた家があった
 よね、という話になりました。 確かに我が家の近くに金網を張ったケージの中で数羽の
 七面鳥を飼っていたお宅があったのですが、この七面鳥がえらく攻撃的で(もともと、そ
 んなにおとなしい鳥ではないらしい)、近寄ると羽をバタバタさせながら金網の隙間から
 突こうとしたり奇声を発したりで、子供心に「怖い鳥」というイメージがありました。
 今までにクリスマスに七面鳥を食べたことなどほとんどありませんが、あんなに気が荒い
 鳥だから、捕まえる人はきっと相当苦労しているんだろうな、と毎度思ってしまいます。

 クリスマスの思い出は、人それぞれ色々あると思いますし、今日はお仕事という方もおい
 でかもでしれませんが、HPをご覧のみなさんにも、今日は静かな夜が訪れますように。



 2010年 12月20日 (月)

 登川小学校校舎。 目立たないけど右が体育館。
 写真はやはり写真家・松田芳明さんの
 「写真集 ふるさと ヤマ 真谷地」から転載。
 【 追伸:12月12日 】
 今月12日のこの欄で、写真の場所がどこか判らないと書きましたら、登川に住んでいた
 高校の先輩が教えてくださいました。 写真の場所はやはり登川だったようで、せっかく
 教えていただいたことですから改めて12日の写真に注釈を加えておきたいと思います。

 おおよその撮影点は、現在の国道274線を穂別方面に向かって物産館やガラス工芸館の
 前を過ぎ、石勝線の線路の下をくぐるガードのところから左へそれ、旧登川駅へ向かって
 200mほど進んだ右手の付近になるようです。 少し高い場所ですね。

 写真手前の4軒長屋の一群の奥が道路と国鉄の線路(元の楓~登川間)、その奥の少し高
 くなっている所にある2軒長屋が「花園社宅」と呼ばれた場所たそうです。さらにその奥、
 写真のほぼ中央部の大きな屋根が登川小学校の体育館、つまり今日の写真の右側に写って
 いる建物の屋根、ということになるようです。

 実は私の父は登川生まれ、母は楓生まれなのですが、二人ともこの写真の場所がどこかは
 判りませんでした。 母方の墓所は今でも楓にあるので、私も毎年欠かさず行っています
 から、多少は土地鑑もあるつもりですが、やはり私にも判らなかったんです。
 
 おかげで私もようやくすっきりしました。 先輩、あらためてこの場でお礼申し上げます。



 2010年 12月 19日 (日)

 子供の頃、クリスマスには必ず家の前に
 トナカイの牽く橇が横付けされると信じてた
 んですが・・・。 
 【 馴鹿 】
 最近になって初めて読み方を知ったこの漢字。 みなさん、お読みになれましたか?

 正解は「トナカイ」。(嘘だとお思いなら広辞苑をどうぞ。) そもそも語源はてっきり
 外国語だとばかり思っていたので、漢字があることにも驚きましたが、さらに驚いたのは
 広辞苑に【アイヌ語】とあったこと。 地元発の単語だったんですね・・・。 たいてい
 カタカナで「トナカイ」と書くので、すっかり間違って認識してました。

 あらためて辞典を調べてみると英語でトナカイは「Reindeer」、サンタクロースの故郷の
 フィンランド語なら「Poro」だそうです。

 ということはですよ、アイヌ語にトナカイという単語が存在するくらいですから、その昔
 には北海道にもトナカイがいたということでしょうか? 「馴れた鹿」って書くくらいで
 すから、手なずけやすい動物だったんでしょうか? アイヌの人たちはトナカイの牽く橇
 に乗っていたんでしょうか? 世間では「師走」っていうくらい忙しいこの時季に、つい
 色々としょうもないことに思いを巡らせてしまう私です。



 2010年 12月17日 (金)


 部屋の窓から。 35mmフィルム換算300mm
 の望遠レンズにて。 すっかり冬だなあ・・。

 【 ベンチマーク 】
 ベンチマーク(英: benchmark)。 辞書を引くと元々は測量用語で「水準基標、水準点
 と出てきます。 最近は転じて「価値判断などの基準」の意味にも使われるようです。

 夕張で本来の意味のベンチマークは、ほとんど山頂にありました。  三角点や水準点の
 基標を実際に見た経験がある方も多いでしょう。 夕張では山そのものがベンチマーク、
 自分の家の周囲なら山並を見ただけで自分がどこにいるのかおおよその位置が判りました
 よね。 また、山は新緑・濃緑・紅葉そして白銀と季節ごとに姿を変えますから、私たち
 にとっては単に地理上のベンチマークとしてだけでなく、季節の基標でもあったんじゃな
 いかと思っています。

 逆に山がある風景に慣れて育ったので、以前海辺に住んでいた時には、どうしても居心地
 の悪さを拭いきれませんでした。 窓から空と海しか見えないのでは、季節感も感じ難く
 なりますしね。 実は今の家の自室は偶然夕張の生家と同じ方向に山があります。 太陽
 と山の位置関係もほぼ同じで、四季折々の山の色合いで季節を感じることができるのは、
 私にとって非常に過ごしやすい環境です。

 現在はすっかり雪景色。 右の写真のように、この季節に雲間から光が漏れている感じは
 ラヴェルの全音階を連想させて気に入っているのですが、先日窓から外を見るとちょうど
 そういう光の加減だったので、写真に撮ってみました。(写真では雰囲気が伝わらないか
 もしれませんが。) こういう季節のベンチマークを、周りから見つけてみるのも楽しい
 ものです。 皆さんもカメラ片手に見直してみると新発見があるかもしれませんよ。



 2010年 12月15日 (水)
 【 寒さ増す便り・・・ 】
 今日はとても寒い一日でした。 札幌中心部の夕方6時の気温は-7.1℃。 明日は更に寒いそうです。
 そんな中、さらに寒さが増すニュースが流れてきました。

 夕張市の藤倉肇市長は15日の定例市議会で、同市日吉の公共温泉施設「ユーパロの湯」の指定管理者で
 ある札幌市の建築資材会社・菱和興産から「管理返上の申し出」があったことを明らかにしたそうです。
 夕張市の公式HPでも「ユーパロの湯休止のお知らせ」とあって、当面の間営業を休止するとアナウンス
 されています。

 藤倉市長は指定管理者から、入場者減で収支改善が見込めず、電気料金などの滞納もあって、事業停止に
 至ったと説明を受けた、と述べたそうです。 色々と報道を見ると、定休日だった昨14日朝、館の玄関
 に突然「事業閉鎖のお詫びとお知らせ」と書かれた紙が張られたそうで、その紙には入館者がピーク時の
 半分以下となったことや、修理に多額の費用がかかっていることなど、撤退の理由が記されていたそうで
 すが、市には事前の連絡は一切なかったようで、当初は菱和興産の関係者とも連絡が取れず、かなり混乱
 したようです。 で、定休日あけの今日から、休止ということになったんですね。

 ピーク時に年間24万人あった入場者も、今年は4月から9月までの半期で4万4千人と1/3程度まで
 落ち込んでおり、かなり苦戦していたようです。 これから年の瀬を迎え企業は資金繰りの節目を迎える
 時期でもあり、言うまでもなく北海道全体が不景気ですから、再開への道程は、残念ながらとても明るい
 とは思えません。 個人的には、車で10分の距離に「レースイの湯」が出来て、あちらは宿泊施設にも
 隣接していますから、狭い地域でお客の取り合いになってるんじゃないかって気もするんですが・・・。

 いずれにしても、気持ちも寒くなる便りには違いありません。 仕切り直しは年が明けてからでしょうが、
 年が変わって運気の流れも変わることを祈りたい気分です。



 2010年 12月 12日 (日)


 写真は北高の大先輩である写真家・松田芳明さんの「写真集 ふるさと ヤマ 真谷地」から。
 このHPを始めるにあたり松田さんに写真使用をお許しいただいて転載しています。
 何とも郷愁を誘う見事な雪景色のこの一枚、実は校歌のページなどこのHPの主要なページ
 で壁紙として透かしで使っています。  私もこの写真の正確な場所がどこかは知らない
 のですが、たぶん登川ではないかと・・・。

 【 雪景色の色 】
 昨夜からの雪で家のまわりは本格的な雪景色になりました。 この先数カ月ずっと
 この雪景色と否応なく付き合わなければならないのですが、それでもシーズン初め
 の雪景色は何となく嬉しい気がするのは、小さかった頃の楽しかった雪遊びの体験
 が刷り込まれているためか、単に私が能天気なせいか・・・。
 
 気象庁札幌管区気象台の平年値一覧表(1971-2000)によれば、札幌の根雪(長期
 積雪の初日)の平年は12月3日。 もし今日が根雪の初日だとしたら、平年より
 9日遅い根雪ということになります。 ちなみに今まで最も遅かったのは70年前
 の1940年で12月24日、クリスマス・イブの日に根雪という記録だそうです。
 ということは札幌では記録に残る限り、クリスマスに雪が無かったことはない、と
 いうことになるんですね。 ホワイト・クリスマスに憧れる雪のない地方の人には
 うらやましい話かもしれません。

 この平年値という数字、最近の30年の平均値だそうで10年に一度更新、つまり
 来年からは1981年~2010年の平均値を使うことになるそうです。 最近は温暖化が
 指摘されていますから、根雪の平年値も来年からは多分もっと遅い日付になるので
 しょうね。
 
 私の記憶に残っている昭和30年代では、一般の住宅も長屋や社宅も、ほとんどの
 住宅は木製板壁の外壁でしたから、今の主流のカラフルなサイディングの外壁とは
 違って、雪の中で遠目に見るとほとんど黒に見えました。 ですから冬は右の写真
 のように(この写真はもともと白黒ですが、カラーでも色は変らなかったでしょう)
 墨絵のように色彩の消えた景色が広がっていたものでした。

 思い出してみれば、防水生地の「ヤッケ」(死語ですよね)が出始めた頃も、色は
 黒かせいぜい濃紺くらいしかありませんでした。 今、部屋の窓から周りを見渡せ
 ば、住宅の色も歩いている人の服装も、いつの間にかずいぶん色が付いたなと思い
 ます。 景気が悪いとか、世相が暗いとかいうものの、あの頃からみれば、暮らし
 はずいぶん良くなったよなあ、と右の写真と外の景色を見比べて思った次第です。



 2010年 12月 9日 (木)


 携帯電話のカメラを通して見てみると・・。 
 そうそう、カメラを通して目で見る、という
 ことで、撮影するわけじゃありませんよ。

 【 電話の「活用」? 】
 玄関照明の電球が切れました。 ちょうど空のDVD-Rも無くなったので、近くの家電
 量販店に行き、交換用の電球を買うことにしました。

 で、前から機会を窺っていたのですが、試しに電球をLED化してみました。 価格も初
 期の頃よりはだいぶ下がりましたし、白熱灯の60W相当の明るさでも、LEDなら7W
 前後の消費電力で済みますから、省エネにも省経済にもなるでしょう。

 選んだのはPanasonic の電球色のものですが、交換してみても従来の白熱灯との違和感は
 全くありません。 照射範囲が狭いのが欠点のLED球も天井の高い所にある場合は全く
 問題にならないですし、何より消費電力は6.9W。 精神衛生上もいいですよね。

 ご存知の方も多いと思いますが、一見どれも同じように見えるLED球も、製品によって
 光り方に差があります。 LEDのDはダイオード:半導体ですから一方向からしか電流
 が流れません。 ですから家庭用の交流で使うと+と-の周期のどちらか半分は電流が流
 れないことになります。 これではマズイのでLED電球は電球の中に整流回路があって、
 交流を直流に直してコンスタントに発光させているのですが、この回路の性能にメーカー
 や製品毎に大きな差があるのです。 電圧が一定なきれいな直流に直しきれないと、光が
 ちらつきます。 これはちょっと見には判りません。 しかし長時間こんな照明の下で本
 を読んだり、細かい作業をしたりすると、てきめんに目が疲れることになるわけです。
 残念ながらLED球の中にはまだ光が瞬くものがかなりありまして、それが必ずしも価格
 の高い安いに関わらないのがやっかいなところなんです。

 肉眼では判りにくいこの整流回路の性能、実は簡単な見分け方があります。 それは携帯
 電話のカメラを通して見てみること。  蛍光灯なんかでも同じですが、携帯のカメラで
 見てみると、ダメなものは大きく縞が入ったり、またたいたりします。 右の写真は古い
 蛍光灯を携帯電話のカメラを通して見たところですが、縦に縞が流れて画面が明滅してい
 るのがお判りでしょう。(インバーター無しの蛍光灯もこのように写ります。) 

 これから年末、大掃除のついでに照明器具のお手入れという機会があるかもしれませんが、
 LED電球をお買い求めの際は、ぜひ携帯電話を持って・・・というお話でした。



 2010年 12月 6日 (月)

 お香自体は今やAmazonでも購入可能。 
 私の使っている松栄堂という札幌の店の
 香もちゃんとある。  Amazon 恐るべし。
 【 これがなかなか。 】
 ハマっているというほどでもないですが、最近ちょっと気に入っているものがあります。
 それは「お香」。 以前人からアロマキャンドルを頂いたときは、その匂いにどうしても
 馴染めなかったのですが、お香は非常に落ち着くというか、自然でしっくりきます。 
 
 お香は種類も相当あって、お値段も色々ですが、私の場合は手軽なスティック式のお香に
 香立と香皿を使っています。 いずれも高価なものではありませんが、それなりに楽しむ
 ことができます。 本格的な香道に入り込むと、香炉だけでも値段は天井知らずですから
 大変なことになるでしょうが、一方で手軽な価格のものがネットでも手に入る時代ですの
 で、そう財布の心配をしなくとも楽しめるものです。
 
 疲れてぼんやりしたい時にも良いのですが、集中力も増すそうですから、真剣に仕事をす
 るときにもいいかもしれません。 取りあえず1000円少しもあれば始められますから
 みなさんも一度お試しあれ。



 2010年 12月 3日 (金)


 赤い二重丸が震源地。 場所は羊ケ丘展望台の少し西くらいか?
 震度3の揺れは午前6:44に発生したが、札幌周辺では近すぎて初期微動を感じる間もなく
 いきなりドン!と揺れが来た。 もっと強い揺れが来たら、と思うと怖い・・・。
 【 いやな身近 】
 最近、札幌近郊は地震が頻発しています。 今のところ最大震度は3程度ですから
 大きな被害は出ていませんが、余震も続いていて何だか不気味です。 
 
 ネットの地震情報のサイトの発表では震源は「石狩中部」となっていますが、震源
 の緯度・経度は北緯43.0度・統計141.4度ということですので「Google Earth」に入
 力してみました。 そこは右の写真の位置、つまり札幌の豊平区内でした。

 札幌ドームから南南西に直線距離で2km弱、ほぼ羊ケ丘展望台の真下ということに
 なりましょうか。 札幌の中心部まででも直線距離で7~8kmほど。 地震の震源
 というのは漠然と洋上の遠いところ(十勝沖とか三陸沖とか)、というイメージを
 持っていたので、こんなに身近な場所に震源があるのは意外な感じです。もちろん
 こんな「身近」はちっとも嬉しくないですが・・・。

 この地震が大地震の予兆なのか、それともこれで溜まったエネルギーが放出されて
 しばらく安心なのかは判りませんが、とにかく市内に火種があることは間違いない
 ということになりそうです。 最近の調査によって、都市部直下の活断層が相当数
 見つかったそうです。 これは活断層が増えたのではなく、今までは技術的に困難
 だった都市部の地下断層の調査が、技術の進歩で可能になったからのようで、札幌
 の地下にも何本も活断層があるんだそう。 これまた嬉しくない新発見ですよね。

 前に吹奏楽部時代の先輩が、阪神大震災で被災した時の自宅写真を見せて下さった
 のですが、自分が同じ目に遭ったら茫然自失するだろうなと思いました。 特にこ
 れからの雪の季節に大地震が来たら、屋根に重い雪が載っているので建物の倒壊率
 は高くなるでしょうし、氷点下では倒壊後の生存も難しいでしょう。 過剰に怖が
 るのは考えものですが、もしもの時にどう行動するか、家族でシミュレーションす
 るくらいはやっておいた方が良いかもしれませんね。



 2010年 12月 1日 (水)


 年末の札幌の恒例行事となった、ホワイト・イルミネーション。 今年はLED化が
 更に進み、点灯個数は増えたが全体の消費電力は減っている・・・らしい。
 写真は近年話題の青色ダイオード。
 【 師走の街を行く 】
 今日から師走。 2010年も残すところあと30日余りになりました。 
 
 月末の雪で周囲はすっかり雪景色になり、師走らしい風景になりました。 中央卸売市場
 の場外市場へ出かけてきましたが、人出は今ひとつのように思えました。 やっぱり不況
 がこういう所にも表れているんでしょうか。 時季のカニも品薄という新聞報道の通り、
 店頭の数が少ないようです。 家内いわく、「外人にカニやマグロの味なんか教えなくて
 いい!」・・・過激なお言葉ですが、気持ちはまあ判らなくもない。

 札幌市内のJRや地下鉄の駅・大型商業施設の周りには、客待ちのタクシーの長い列が。
 明らかに客の数よりタクシーの数の方が多いように思えます。 同じ長蛇の列でも活気が
 感じられたのは、先日大安の日に前を通りかかった宝くじ売り場で、3列に並んでも列の
 長さは100メートル以上。 宝くじにでも頼らないと生活は楽にならない、せめて少し
 くらい夢を見たい、そんな気持ちが伝わってくる光景です。
 
 久しぶりに札幌テレビ塔の下に行ってみました。 今年はずっと横領の話ばかり取り沙汰
 されたテレビ塔ですが、別に塔に罪はないので、上の展望台には上らなかったけれど3階
 までは行ってみました。 今さらですが、この階までで無料で大通りを見降ろせる場所は
 全く無いんですね・・。 外側は全部飲食店で、店に入らないと外は見られないんです。
 私の記憶だとこの階からも下が見えた気が・・いつの記憶だよ、って言われそうですが。

 今やテレビ塔も各所の案内板は日本語のほかに中国語やハングル文字の表記も。 これも
 ご時勢でしょうかねえ。 師走の街を歩いていて、日本人が外国人より日本でお金を使え
 ない(使える余裕がない)という、珍妙かつ残念な今を改めて感じた次第です。







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音風景・夕張

ユーパロ谷 気まぐれ日記