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2012年 10月


 2012年 10月 27日 (土)
 【 光と影 】
 物事にはなんでも長短がありまして。  光が当たる部分があれば、必ず影の部分も出て来るのが世の常というものです。

 今日の北海道新聞の朝刊1面に「道東道の利用拡大」という見出しで高速道路開通がもたらした経済効果が取り上げられていました。
 しかし、この記事の大半はいわば「光」の部分。 今回は帯広報道部が書いた記事なので尚更そうなったのかもしれませんが、高速の
 利用率が上がり、札幌と十勝が経済的により強く結ばれた、という取り上げ方になっています。 

 前にも書きましたが、この春の開発局/NEXCOの資料を見ると(こちらも概ね手前味噌のまとめなんですが)、「夕張~むかわ穂別」間
 の道東道・国道274号を合計した総通行台数は高速開通前後で125%になっていますが、国道274号だけの通行台数は35%に
 激減しています。 しかもこれは単純に通過台数をカウントしただけ。 利用人数でカウントしたら、もっと大きく減少しているので
 はないでしょうか。 観光バスの大半は乗客が乗り物酔いし易く運転が大変で燃費も時間もかさむ樹海ロードは避けるでしょうから。
 先日のNHKの「北海道クローズアップ」でも取り上げられていたように、地元夕張では少しでも市内に客を呼び込もうと地道な努力
 が続けられています。

 いつも思うのですが、道路もダムも完成後の効果を作った側に評価をさせたら、「光」の部分しか口にしないに決まっています。
 公共工事の評価はやはり調査をする第三者機関が行わないと、いつまで経っても「ある決まった観点」からの評価しかされないん
 じゃないか、と改めて思ったりしています。



 2012年 10月 18日 (木)
 【 意外なつながり 】
 全く関係ないところから話題を振りますが。

 横綱・白鵬関がこの度、拓殖大学北海道短期大学(深川市)の女子バスケットボール部の名誉監督に就任することになったそうです。
 意外ですが、横綱は学生時代にバスケットをしていたそうで、それがご縁で、ということがきっかけだったようなんですが。

 実はこの部の監督は現在私の叔父(夕張南高出身)が務めておりまして、今日の日中報道各社がごっぞり詰めかけたそうです。いったい
 どこが来ていたのか判らないくらいだったそうですが、今日の18時台の各社のニュース番組と21時台のNHKのニュースウォッチ9
 で流れるようです。(叔父が出るかどうかは判りませんが)

 叔父は昨夜は横綱と宴席を共にしたそうですが、40歳以上年長の叔父が横綱の人格と上を目指す姿勢は大いに勉強になったと話してい
 ました。 だいぶ前に書いた気がしますが、母や伯父がまだ学生のころ、母の実家に若乃花(今の若貴の伯父さんのほう)が巡業で宿泊
 したことがあります。 意外なつながり、というか、わが家はよくよく関取に縁があるようですね・・・。 



 2012年 10月 17日 (水)
 【 工業高校校歌公開 】
 ということで、記念碑の除幕式典に合わせて編曲した、工業高校の校歌を公開いたしました。 
 TOPページからページをご覧ください。

 今回は13日の式典でも演奏(実際はPLAYボタンを押すだけなので、演奏というより「再生」と
 いうのが正確ですが)したのですが、こちらは2番までしか流しませんでしたので、3番までは
 ここで初めての公開となります。

 これまで二十数校の校歌を編曲してきましたが、すんなり編曲できる場合と、上手くいかなくて
 苦労する場合とがありまして、工業高校は後者で何度もやり直しました。 出来あがったものを
 聴くと普通なんですけど・・・・不思議なものです。




 2012年 10月 14日 (日)
 【 記念式典無事終了 】
 昨13日、鹿の谷の夕張工業高校跡地で、夕張工業高校/夕張緑ヶ丘実業高校の
 記念碑の除幕式が行われました。 式典では両校校歌演奏のご依頼があったので
 私も出席させていただきましたが、心配していた空模様も青空と日差しに恵まれ
 無事に終了しました。

 思い出してみれば、私が実際に校舎を目にしたのはたった1回きりなのですが、
 改めて見る跡地はずいぶん広い印象を受けました。

 右の写真は除幕の瞬間のものですが、ご覧の通り記念碑は非常に立派なもので、
 緑ヶ丘の高台から町を見下ろす立地にあります。 その歴史からすると工業高校
 は北高より古いので、今まで碑がなかったのが不思議なくらいでしたから、この
 記念碑建立の幹事の方々をはじめ、卒業生のみなさんもこれできっと安心された
 のではと思っています。

 はっきり確かめたわけではありませんが、夕張市内にあった多くの学校はすでに
 記念碑を建てていると思います。 札幌あたりを基点に各校の記念碑を巡るバス
 ツアーなんかを企画したら案外人が集まったりしてね・・・。

 追伸:工業高校の校歌を、近々HPで公開します。 どうかお聴きください。



 2012年 10月 6日 (土)
 【 ようやく完成 】
 発熱量の多い機器に囲まれて暑さと戦う毎日でしたが、ここ数日だいぶ秋らしい気温になりまして、ようやく過ごしやすくなりました。
 
 昨夜はNHKで夕張市の再生を取り上げた番組があり、先ほどお昼を食べながら録画を見ました。  今後15年間で322億円という
 膨大な借金を返済しなければならない現実は決して消えてなくなりませんが、番組のまとめであった通り、一発逆転大ホームランなどは
 狙わず、バントでもスクイズでも地味にひとつひとつ施策を重ねて再生を図るんだ、という考え方には心から賛成したいと思います。
 その意味で、昨年の市長選挙で有権者の皆さんは最も賢明な選択をしたのではないかと改めて感じました。

 さて、お盆を挟んで丸4か月以上に亘って取り組んできた夕張工業高校と緑ヶ丘実業高校の校歌の編曲が、ようやく終わりました。
 まだCD-R録音に向けての調整はありますが、いわゆる「編曲」の部分の作業は完了です。 今回は作業期間が他の曲の依頼や私事と
 重なって時間が思うように取れず、ずっと背中から追われているような気分でしたが、これで少しほっとしました。  この13日には
 両校の記念碑の除幕式のため今年5回目の夕張に行ってくる予定です。 

 わが家から夕張までは、片道わずか80kmに満たない距離なのですが、案外行けないものですね・・・。



 2012年 10月 1日 (月)
 【 今日から”ラウドネス” 】
 先月は緑ヶ丘実業高の校歌編曲に必死で、この欄もあまり更新できませんでした。 曲はまだ完成していないので
 あと一週間くらいはこの忙しさが続くと思いますが、この数日でようやく作業の先が見えてきて気分的にはだいぶ
 楽になって来ました。

 昨日は中秋の名月のはずで、わが家も写真のようにススキを月の見える窓辺に置いてみたりしましたが、ご存知の
 ように大型の台風17号が通過中で月の姿は全く見ることができませんでした。

 タイムリーな話題では、今日から民放各社のテレビの音量に「ラウドネス」が採用されました。 
 ラウドネスという用語そのものは音の大きさの単位のことで、音圧やエネルギーという物理量主体の目盛ではなく
 人間の聴覚に沿った単位なんだそうで、「ITU-R(国際電気通信連合無線通信部門)において国際標準化されたもの」
 だそうです。 何だかよく判らないけれど、これでCMと番組との音量差や放送局間での音量差が少なくなるとの
 ことなので視聴者には朗報。 NHKも来春から採用するそうで、これはちょっと有り難いかな・・・。







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音風景・夕張

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