2015年 11月 27日 (金) |
【 40回目のコンサート 】 |
昨夕、札幌の「東京ドームホテル札幌」でちょうど40回目となる「夕張の杜コンサート」が開かれました。 札幌と夕張をほぼ交互に、年間10回前後開催されているこのコンサート、札幌回での会場はたいていパークホテル地下の 「パーククラブ」なのですが、今回は記念回ということで、広い会場には300人以上はおいでだったと思います。 演奏は前半後半で二組のアンサンブルが登場し、幕間には昨日「ベストドレッサー賞」を受賞して東京から帰られたばかり の鈴木夕張市長も挨拶をされ、最後は全員で「あの素晴らしい愛をもう一度」を歌って終了しました。 次の41回は夕張 で開催予定(12月12日・清光園)です。 これからも回を重ねて支援の輪を広げていただけるよう願っております。 |
![]() 「あの素晴らしい愛をもう一度」を歌う、左から西田コンサート実行委員長・鈴木夕張市長・厚谷市議会議長 |
2015年 11月 22日 (日) |
【 良くも悪くも変化なし 】 |
ときどきお伝えしている夕張市の人口推移ですが、夕張市のHPには現時点で10月末までの人口が公表されております。 発表された10月の人口は9136人(男4266人・女4870人)、ピーク時人口の12.8分の1となりました。 毎回書いておりますが、1990年に三菱南大夕張鉱が閉山し夕張から炭鉱が消えて以降、人口はほぼ一定の割合で減少を 続けております。 その間の25年、財政破たんを含め何かを契機に減少率が変化したことはありません。 前回グラフを 載せたのは4月のこの欄でしたが、直近の5年間の平均だと約31人/月の割合で人口は減少を続けています。 減少率に変化がないことを良しとするかどうかは別にして、このペースだと今年度末(2016年3月末)には、夕張市の人口 は8000人台になってしまう公算が大です。 盛り下がる話題ですが、現実の数字は直視しないといけません。 問題は これをどうするかなんだけど・・・・。 |
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2015年 11月 16日 (月) |
【 半旗 】 |
すでに皆さんご承知のとおり、パリでテロによる死傷事件が発生しました。 負傷者の中にも重体の方が多数おられるとい うことですから、死者数は更に増えるかもしれません。 個人的には悲しみより怒りのほうを強く感じる事件です。 良く利用しているインターネット販売大手「amazon」のサイトをいつも通り開くと、普通は売り出し中の商品が並んでいる トップページが下の写真のような画面になっていました。 「solidarité」は、電子辞書で引くと「連帯」と出てきます。 最近よく使われる日本語でいえば「絆」といったところでしょうか。 イスラム国とか名乗っておりますが、要は規模の大きな犯罪集団。 一番腹立たしいのは、こんな手合いが活動を継続でき るだけの資金と武器弾薬を彼らに供給している連中がいるということです。 テロ対策を、というならまず「元を断て」と 言いたいところです。 |
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2015年 11月 14日 (土) | ![]() |
【 調律 】 | |
一年に一度やってもらっているピアノの調律。 本当は半年に一度にしたいのですが、経済的 理由で間隔を広げております。 元々が普及型のアップライトで、かなり年代物でもあるので、そんなにいい音がするわけでは ありませんが、ピアノに限らず楽器は演奏する人のクセがつくので、本人にとっては弾き易い 楽器にはなっています。 ピアノを製造している会社って世界に幾つあるのでしょうか。 これだけの複雑な製品を作る ことのできる工業力と、これだけ生きることそのものに寄与しない商品を買えるだけの余裕を 持った市場がある国・・・でないと中々ピアノは作れないですからねえ。 しばらく前に「世界がもし百人の村だったら」という本が話題になりましたが、自宅にピアノ がある家に住める幸せは・・・やっぱり噛みしめないといかんよなあ。 開いたピアノの蓋の中に整然と並ぶフェルトのハンマーの群れを眺めながら、ふとそんなこと を思ったりしたのでした。 |
2015年 11月 11日 (水) | ![]() 自分の部屋に飾ってあるYS-11の1/72模型。 営業路線で乗る機会はなかったなあ。 |
【 半世紀ぶり 】 | |
三菱が作る国産旅客機「MR-J」が今日初飛行に成功 しました。 ヒコーキ好きの私としては実に喜ばしい。 戦後、純国産の民間用航空機といえば自家用機クラスで 富士重工のエアロスバル、ビジネス機クラスで三菱重工 のMu-2と最近のホンダ・ジェット、そして旅客機が YS-11とこのMR-J・・・他にヘリコプターなど でノックダウン生産の例はありますが、純国産となると 本当に僅かです。 旅客機となるとYS-11以来ほぼ 半世紀ぶりのことになるんだそうです。 私は部屋に模型を飾っているくらい、YS-11は気に 入っていて、三沢空港隣接の「航空科学館」で操縦席に 座って喜んでいるくらいですが、実はYS-11は販売 成績としては惨憺たるものでした。 航空機は自動車以上に裾野が広い産業ですし、もともと は日本が高い技術を誇っていた(その用途はともかくと して)分野ですので、将来的に日本を代表する産業にな るかもしれません。 今度は売れてね、MR-J。 |
2015年 11月 5日 (木) | ![]() 4月22日でこの雪の量・・・。 |
【 暗雲 】 | |
北炭の「鹿の谷倶楽部」を改装した「夕張鹿鳴館」が、冬期間は休業することになりました。 休業期間は12月1日~3月31日までだそうです。 冬期間は来客数が激減するそうで、暖房など維持管理費を稼ぎ出すことができないというのが 休業の理由だそうです。 同時に「夕鹿の湯」(旧「ユーパロの湯」)の再開も断念すること も発表され、こちらは指定管理を夕張市に返上するということです。 温泉の配管修理のため休業したものの、調べてみると修理に1億円以上かかることが判明し、 指定管理者(「鹿鳴館」と同じ「テクノ」)としては今後の運営が困難と判断したということ でしょう。 何れにしろ「鹿鳴館」も「夕鹿の湯」も、先行きには暗雲が・・という状況かと 思います。 夕張鹿鳴館には何度か行ったことがありますし、レストラン「ミレディ」で食事をしたことも ありますが、味のほうはおいしいだけに残念です。 地元産の野菜料理を売りにしていました が、そこをセールスポイントとして売り込み切れなかったのかもしれません。 お値段が違いますが、長沼の「ハーベスト」なんかは交通の便から言えば、とても不便な場所 にありますが、自分の農園の野菜と建物(本格的ログハウス;私もそちら関係の雑誌でこの店 を知りました)を売りに、平日でも昼食時には待たされるほど混んでいます。 何とか鹿鳴館 にも「ならでは」の料理とイメージ戦略で頑張っていただきたいと願っています。 |
2015年 11月 1日 (日) | ![]() 沼ノ沢駅17:35発の石炭列車。 石炭車を数えたら57両あったことも。 組合活動華やかなりし頃で、機関区を表す「オイワケ」のペイントが見える。 |
【 遠い汽笛 】 | |
平地でも雪虫が飛び始めました。 今年も残り2カ月。 あっという間にここまで過ぎてしまいました。 私の住まいは線路から直線1kmほどの立地です。 この 距離だと普段は列車の音がはっきり聞こえることはあり ません。 しかし晩秋のこの時季、夕方から夜にかけて 列車の通過音や汽笛が聞えることがあります。 これは晩秋の今の時季には、晴れた日の夕方から夜にか けて上空が暖かく地面近くが寒い大気状態になりやすく 音速の差で遠くの音が上空に散らず地面に戻って来ると いうれっきとした物理現象ですが、秋の夕闇に響く遠い 汽笛は、何とも言えない情緒があります。 今でも覚えていますが、新鉱がフル稼働していたころ、 沼ノ沢駅17:35発・追分行きの石炭列車がありました。 D51の重連運転だったこの列車は、50両を超すセキ (石炭専用の貨車)を牽く長大な編成でした。 真谷地へ行く踏切に立つ私の目の前を西日を浴びながら ゆっくりと加速して通り過ぎ、紅葉山へ向かう長い下り 勾配を遠ざかってゆくD51の汽笛が、今も遠くで聞こ える気がする秋の夕暮れです。 |