☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

                            前月   日記2016年  次月  

2016年 1月


 2016年 1月 27日 (水)

 
 このHPも先日めでたく80000アクセス突破
 春に向かう
 1月21日に大寒を迎え、暦の上では季節は既に寒さのピークを越え、春に向かいつつあります。
 といってもわが町内などは毎年2月中旬から下旬に行われる運搬排雪が過ぎて初めて「春」だなと
 実感するのですが・・・何しろそれまでは雪に埋もれてますからねえ。

 まだ夜明けは正月明けの遅い方のピークから11分ほどしか早くなっていませんが、日没のほうは
 明日の札幌は16:40、既に40分ほど遅くなっています。 夕方出かけると「ああ、日が長く
 なったなあ」と感じるようになりました。

 記録的な大雪の道東道北方面の方々には申し訳ありませんが、今のところわが家の周辺は例年より
 少雪です。 このまま春になってくれたら本当に楽な冬なんだけどなあ・・・。



 2016年 1月 22日 (金)
   
 ふるさと
 このところHPのほうで校歌の追加公開もなく、音楽のコンテンツ拡充は停滞しているところですが、
 もちろん曲を書いていないわけではありません。

 そこで、というわけでもないのですが、著作権の心配がなくなった編曲作品をひとつお聴きいただこう
 と思います。 童謡の「赤とんぼ」と「ふるさと」をメドレーにしたもので、ピアノ伴奏にフルートと
 ヴァイオリンという編成で作ってみました。 もちろんこのページで流すのですから、それなりの趣向
 は凝らしてありまして、間奏に6小節だけ「夕張」を入れ込んでみました。

 ページはこちらです。(開くと自動的に音が出ます。) お聴きいただければ幸いです。



 2016年 1月 14日 (木)
   
 備えあれば・・ 】
 12時25分過ぎ、携帯電話がけたたましく警報を発し、15秒ほどで大きな揺れが
 始まりました。 揺れは1分ほど続いたでしょうか、それでもストーブを消したり、
 玄関ドアを開けたりする余裕はありました。 わが家周辺は震度4だったようです。

 震源地は浦河沖、最大震度は5弱ですからかなり強い地震です。 右の写真のように
 かなり広範囲で揺れを感じたようで、道内も進度4以上を記録した地域がかなり多く
 驚いた人もたくさんおいでだったと思います。。

 平地で海からも川からも距離があり、火山も近くにないわが家は、津波や水害や土砂
 崩れの心配はありませんが、唯一もともとが湿地の軟弱地盤ですので、地震の時には
 他の場所より大きく揺れそうです。

 それで東日本大震災の時に家族でシミュレートをしていたんです。 家で地震が来た
 らどういう順で行動するか、どこへ逃げるか、など話し合っていたんですが、震度4
 はそのとき以来だったので、今日初めてそれを実行に移すことになりました。

 「まず火を消し一番柱の間隔が狭く頭の上に重量物を置いていない玄関わきに逃げて
 玄関ドアを開放して外へ出ずにそこに留まる」が、わが家の避難ルーチンだったので
 すが、やっぱり平時に少しでも緊急時を想定しているかいないかは、それだけで違う
 ことを実感しました。 全く「備えあれば憂いなし」とはよく言ったもんです。



 2016年 1月 9日 (土)



 
     2006年9月撮影の旧夕張駅(当時は石炭の歴史村管理事務所)



 
     同じく2006年9月撮影の石炭の歴史村駐車場。  広い・・・
   
 【 10年が過ぎ思い出したこと 】
 夕張市が財政破たんしたのが2006年春。 まもなく丸10年が
 過ぎようとしています。

 バックアップのため定期的にPCのデータを外付けHDDにコピー
 するのですが、写真のフォルダをコピーするときに改めて10年前
 の写真を見直してみたら、夕張駅(当時は既に歴史村の管理事務所
 でしたが)の写真が出てきました。 今は国道整備のため影も形も
 なくなってしまいましたが、寄棟の屋根が特徴的な往時の夕張市の
 玄関口だった建物です。

 実は最後にこの建物に足を踏み入れたのは、この写真より更に3年
 ほど前2003年のことでした。 夕張市の財政破たんの直接的な
 原因は、観光事業への過剰投資とその運営失敗にあると思いますが
 今にして思えば、この2003年の思い出にはちょっと思い当る節
 がある気がするのです。

 当時ちょっとしたイベントを企画していた私は、会場を探しており
 ました。 日程が春の連休中で子どもを入れると60~70名前後
 の規模なので中々適当な場所がなく場所探しは難航していました。
 どうせなら故郷にお金を落とすほうが、という思いもあって、この
 事務所を訪ねてみました。 歴史村の駐車場の端を貸してもらえな
 いかと持ち掛けたんです。 もちろん有償で。

 その頃の歴史村の来場者数は明らかに減っていて、駐車場はいつも
 閑散としていましたし、大型車20台分の駐車スペースとトイレを
 借りる以外特にお願いはなく、家族単位の利用で大音響をたてる訳
 でもなし周囲に迷惑をかけることもなかろうと説明したのですが、
 責任者の回答は「否」でありました。

 「連休中はどれだけ来客があるか判らないし、駐車場に入れない客
 が出た場合には警察にも届けないとならず、問題となるといけない
 から」というのが断りの説明でした。 余りにも現実とかけ離れた
 想定を元にした「お断り」が印象的だったので、今でもよく覚えて
 いるのですが、まあ断る理由を何とか探したということだったので
 しょう。 仕方なく別の町の某施設に依頼したのですが、そちらが
 また揉み手をせんばかりに色々プランを出してくれた(実際に併設
 する施設の入場料を割り引いてくれたりした)ので、対照が際立ち
 印象が更に鮮明になってしまいました。 やっぱり客商売ってこう
 じゃなきゃなあ・・・と思うのも仕方ないでしょ。

 ちなみにイベント当日、最終的に借りた場所へ向かう途中に歴史村
 の前を通ってみましたが、車の姿はほとんどなく、広大な駐車場は
 閑散としておりました。 このイベントはその後数年間続いたので
 参加者の飲食費などを合わせると数十万円の売り上げにはなったは
 ずです。 正直「歴史村は真剣にお金を儲ける気があるのかい?」
 と思ったものです。 夕張市の財政破たんは2年9カ月後でした。

 あれから十数年、石炭の歴史村も博物館以外は既になく、旧駅舎も
 サイクリングターミナルも国道工事と共に姿を消して、今では元の
 地形すら判らなくなりつつあります。 "As time goes by"ですね。

 一枚の写真から、そんなことを思い出していたところです。



 2016年 1月 4日 (月)


 
      マイバッハ(独)の新旧ランドレー(Landaulet )
   
 【 三が日明け 】
 と言っているうちに、正月も三が日が過ぎまして、今日から仕事に
 戻られた方も多いのではないでしょうか。

 わが家は例年通り大晦日の蕎麦打ちに始まり、元旦は汁粉とお雑煮
 の朝食のあと両方の両親への年始、夜はウィーンフィルのニューイ
 ヤーコンサートをTVで見て・・・とテンプレート通りの正月を過
 ごしました。 平穏無事こそ何よりでございます。

 指揮者による影響を一番受けにくいオーケストラ(つまり誰が指揮
 してもウィーンフィルの音になってしまう)と評されることの多い
 このオーケストラですが、それでも毎年微妙に違うもので2016年は
 マリス・ヤンソンス指揮。 良い意味で通俗的、肩肘張らず気軽に
 自然に聞ける演奏でありました。(意見には個人差がありますが)

 唯一ツッコミを入れたくなったのは「皇帝円舞曲」の踊りの最後に
 登場した車で、宮殿の前にキャデラック(もちろんアメリカ車)の
 コンバーティブルはないだろうさ。 ランドレー(屋根の後半が幌
 で開く車体の形式)の馬車か、それが無理ならせめて同型の欧州車
 を使ってほしかったなあ。 まあこんな所にケチをつける人もそう
 多くはないだろうけどさ。



 2016年 1月 1日 (金)


   
 【 あけましておめでとうございます 】
 みなさん、あけましておめでとうございます。
 2016年のスタートでございます。 

 2016年がどんな年になるのか、いろいろ思いを巡らすにあたり
 ちょうど百年前、1916年はどんな年だったか調べてみました。
 元号ならば大正5年だったこの年、世界は第一次大戦の真っ只中、
 ベルリンオリンピックは中止になり、パリはツェッペリン飛行船に
 爆撃を受けておりました。 アインシュタインの相対性理論が完成
 したのもこの年です。

 日本では「明暗」を朝日新聞に連載中の夏目漱石が胃潰瘍で物故、
 昨年世界遺産となった長崎の端島(通称「軍艦島」)には日本初の
 鉄筋コンクリートのアパートが建ちました。 企業ではシアトルで
 ボーイング社が、東京で明治製菓(当時の名前は東京菓子)がこの
 年に創業しています。

 音楽の世界ではサンバがこの年に誕生したそうで、意外に新しい音
 楽なんですね。(いつ誕生したかがはっきり判っているというのが
 そもそも面白いですけれど。)

 さて今年はどんなことが起こるのでしょう? 百年前のように戦争
 というのだけは絶対に勘弁していただくとして、少しずつでも明る
 さが増していく一年であらんことを願いたいと思います。







                             前月   日記2016年  次月  


                             ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


音風景・夕張

ユーパロ谷 気まぐれ日記