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2017年 7月


 2017年 7月27日 (木)



  
 この川崎重工製はボーイングのライセンス生産たが、
 三菱重工は一回り大きい水中翼船を純国産で作った。
 こちらは一般的なディーゼル機関を使いながら同性能。
 三菱もゼロ戦を作った飛行機屋というのが興味深い。
 【 高速船の記憶 】
 昨日、神戸空港と関西国際空港を海路で結ぶ高速船が事故を起こしたそうです。

 船長が前方への注視を怠り、神戸空港滑走路の誘導灯(海上にある)の支柱部分
 に衝突したというのが原因らしいですが、ちょっと情けない原因ですね。

 事故を起こした高速船は写真で見ると「三胴船」(船体が二つある双胴船は珍し
 くないですが、三つある船は珍しい)で、65km/h以上の速度が出るそうです。
 神戸空港~関西国際空港を30分で結んでいるのが売りだったのですが、利用客
 数は伸び悩んでいたそうですので、今回の事故でいよいよ存続が危うくなってき
 たかもしれません、大きなお世話だろうけど。

 実はこの航路、以前は水中翼船が走っていました。 15年くらい前までだった
 と記憶していますが、私も仕事で神戸に行った時に一度乗ったことがあります。
 「K-JET」と呼んでいた川崎重工製(ボーイング社のライセンス生産だった
 かな)のこの船は80km/h以上の高速で走ることができました。さすが飛行機屋
 が作った船らしく、機関はガスタービンで、音だけ聴いているとジェット旅客機
 のようでした。 速度が上がると船体は完全に空中に浮くので、私の乗った日の
 ように風が強く波のある日でも揺れが少なく、周囲の船がすべて止まって見える
 ほどの高速は、気分爽快でした。 確か25分ほどで関空まで行けたはずです。
 港が近づいて減速すると船体が着水するのですが、乗ったことはないけど飛行艇
 が着水する時はこんな感じ?と思える、乗り物好きにはたまらない代物でした。

 ただせっかくの高速も三ノ宮から船の出るターミナルまでバスで時間がかかり、
 船への待ち時間がかかり、関空側に着いて港から空港ビルまで再びバスに乗って
 ・・・結局陸路で遠回りするのと時間は変わらないし、乗り継ぎが面倒で料金は
 高くつく、といった有様でした。 船を水中翼船から三胴船に代えても、ここの
 ところが解決しないと商売の結果は同じだと思うんだけどなあ・・・。



 2017年 7月 21日 (金)


 
 9年前に撮影した沼の沢市街入口。 今月1日のこの欄の写真より少し紅葉山寄り、
 ちょうど駐在所の前が撮影点で、右端のガードレールが真谷地へ向かう踏切の角。
 道路右側の奥に黄色いホクレンのガソリンスタンドの看板が見えるが
 そこから手前の建物は現在は全て取り壊され、更地になってしまっている。
 【 故郷(ふるさと)の夏・その2 】
 今月1日のこの欄に、5年前の沼の沢市街の写真を載せ
 ました。 バス通り沿い、駅周辺の写真でしたが5年前
 の時点で、すでに駅より紅葉山寄りで線路側の並びには
 全く建物が無くなって更地になっていました。

 そこで、どこかに一枚くらい今は更地になっている付近
 の写真はないかと探してみました。

 しかし何でもない街路の風景というのは、案外と撮って
 いないもので、なかなか見つかりませんでした。やっと
 見つけたのがコンパクトデジカメで撮った動画でした。

 紅葉山から沼の沢に向かって走る車からの映像で、線路
 を町外れの陸橋で超えるところから、駐在所の前で踏切
 を超え、真谷地へ向かう最初の橋を渡ったところまでが
 映っています。 この動画の中から踏切に右折する直前
 の画像を切り取ったのが右の写真です。

 2008年8月8日の撮影ですから今から9年前のものですが
 堀田写真館・福井電器から駅広場に接する洋裁学校まで
 何とか判別できる程度までは映っているようです。

 私の小さい頃だと堀田さんより更に手前に、青木商店と
 いうおばあさんがやっていた小さな雑貨屋さんがあった
 のですが、さすがにそれはもう取壊されていますね。

 堀田さんは小学校の修学旅行にも随行して写真を撮って
 くれましたし、プラモデルを売っていたので、私などは
 よく通ったものでした。 今も店先に漂う現像液の臭い
 は鮮明に覚えています。

 故郷の夏は、列車の後部デッキから眺める景色のように
 消失点に向かってどんどん小さくなっていくようです。



 2017年 7月17日 (月)
 【 富良野?・その2 】
 せっかくですので、幌見峠からの景色をもう一枚。

 画面左端の木を更に左手から撮ったのが昨日の写真で、今日の一枚
 は北東方向:札幌市内方面を撮ったものです。

 画面中央より少し左に写っているこんもりとした山が「円山」で、
 標高225mですから、約60mほど目の下ということになります。地図
 で確認してみますと、円山の頂上より少し右手奥に高さ178mのJR
 タワーが見えるはずなんですが、霞んで見えませんね・・・。

 何しろ最高気温がもう少しで「猛暑日」という日で湿度も高かった
 ですから、薄い雲がかかったようになったのかもしれません。

 5月1日のこの欄に書いたカフェは西区ですが、藻岩山や旭山公園
 など有名なポイント以外でも、札幌の眺望を楽しめる高台はかなり
 たくさんあるみたいですね。



 2017年 7月16日 (日)

  
 この写真だと、やっぱりイメージは富良野だよなあ・・・。
 ラベンダーは5000株だそうだから、畑の規模はそれなりです。
 【 富良野? 】
 連続する猛暑の中、涼を求めてラベンダーを見に行ってきました。

 ・・と書いて右の写真を見せたら、たぶん大概の人は富良野にでも
 出かけたのだろうと思われると思いますが、そうではありません。
 実は札幌市内、それも「中央区」です。

 ジャンプ競技で有名な宮の森シャンツェより少し南側(藻岩寄り)
 にある「幌見峠」のラベンダー畑です。 標高は284mで、宮の森側
 から道を上ると最後の500mほどはかなり狭くて急峻な峠道ですが、
 市内を見下ろす眺望と、富良野ほどの規模はないものの札幌近郊で
 は随一じゃないかというラベンダー畑はなかなかの景色です。

 標高が高いので、この暑さも少しは凌げたような・・気もします。
 今年のピークは20日頃ということですので、満開より少し早いの
 ですが、充分絵にはなるみたいですよ。

 7月いっぱいが見頃らしいですから、札幌近郊の方はご覧になって
 みてはいかがでしょう。
 入園料(駐車場料金)は\500です。 ただ
 ラベンダー時期の休日は大渋滞らしいですからご注意を。



 2017年 7月13日 (木)

 
 【 猛暑・・・の中で制作中 】
 もう文字にするのも嫌なくらい毎日暑いですが、みなさん体調は大丈夫でしょうか。

 7月上旬でこれだけの暑さだとこの先どうなるんだ?と思ってしまいますが、年平均気温は
 そう変動するわけではないですから、どこかで帳尻が合って涼しい時季があるんだろう、と
 楽観的に考えるようにしています。

 さてそんな暑い中、真面目に音楽に向かっておりまして、昨秋「夕張の杜コンサート」でも
 演奏させていただいた弦楽四重奏のための組曲「弦楽のための哀歌」の2曲目が出来上がり
 ました。 昨年演奏したのは1曲目だけですが、本人の頭の中ではもともと3曲構成の組曲
 でして、ようやく2曲目まででき上がったわけです。 

 とりあえずデモ音源はこちらです。 1曲目と合わせて聴いていただく設定になっておりま
 すのでお聴きいただくのに17分半ほどかかります。 お暇な時にでもお聴きいただければ
 幸いです。 定石通り3曲目は速いテンポの予定ですが、完成するのにきっとまた数カ月は
 かかるでありましょう・・・。 暑いけど頑張ろうっと。



 2017年 7月10日 (月)

  
もう一回り幅広でも良かったな。
 【 猛暑 】
 毎日暑いです。 尋常でなく暑いです。

 その日、日本で一番暑かったのが帯広、なんて具合ですから、ここ数日は北海道全体が暑いのですが
 道央圏は特に暑いみたいで、札幌はこの4日間33.2℃、30.0℃、32.4℃、33.2℃と最高
 気温が30℃を超す真夏日が連続しておりまして、7月上旬に4連続真夏日というのは125年ぶり
 だそうですから、私の誇張ではなく統計上も間違いなく「尋常でない暑さ」でございます。

 何度も書きましたが、私の部屋はパソコンやモニタースピーカー(2個で500wを超すので放熱量
 は想像以上!)、その他周辺機器で熱源だらけ。 冬はいいですが夏は室温がすぐ「猛暑日」を超す
 ので地獄です。 その割に痩せないけど。

 対策で窓に簡易エアコンを取り付けましたが熱交換器部分に直射日光が当たる場所のため、数年前か
 らホームセンターでシェードを買ってきて日影になるようにしています。(写真) 昨季末で最初に
 買ったシェードは傷んでダメになったので、数日前に新しいものを買い直して取り付けました。強い
 日差しに照らされ風雨に晒されるので2シーズンくらいしか持たないみたいです。 千円ちょっとの
 ものですので消耗品と思って割り切るしかありません。

 エアコンの熱風の邪魔をするので斜めに張りたいのですがアンカーが無いので、母が使わなくなった
 漬物用の錘を置き、突風の力を受け流せるよう自転車用のゴム紐で張ってみました。 少しは涼しく
 なった(気が)します。 

 短い北海道の夏を楽しもう!・・・と思うにはまだ先が長いこの時季の暑さ・・・。 これも温暖化
 の証左なんでしょうかねえ・・・。



 2017年 7月 4日 (火)

  
さすがに「特秀」となると木箱入りか・・。
 【 季節の味 】
 ここの所ぐずついた天気が続いていて、夏らしいスカッとした青空がさっぱり見られませんが
 今年の夕張メロンの収穫は順調なのか心配になってきます。 5月6月の日照はメロンの出来
 に大きく影響するらしいですから。

 そんな中、頂き物で夕張メロンが手に入りました。 しかも1個は「特秀」で収穫できるのは
 1000個に1個、私も食べたことはおろか現物を見るのも初めてです。 うやうやしくも木箱に
 入っているそれは、それだけで有難味倍増です。 ありがたや。

 とはいうものの、注意深く比べてみても外観上で「特秀」と「秀」の差は素人目にはさっぱり
 わかりません。 どちらもほぼ完璧な球形で、みごとなネットです。

 半世紀ほど前に品種改良を繰り返していた頃の夕張メロンは、かぼちゃのように繊維ばっかり
 で今のような香りもなく、親戚からもらっても半分に切って大量に砂糖を入れないと(大人は
 ウィスキーを入れたりしていた)、とても食べられた代物ではありませんでしたが、今や高級
 な果物の代名詞になりました。 

 箱書きに「届いたら必ず箱から出してください」とあったので早速開封してみると、部屋中に
 夕張メロンの香りが拡がります。 家に訪ねてきた人みんなに振る舞うわけじゃないですから
 匂いのせいで隠しておけないというのは、夕張メロンの数少ない欠点かもしれませんね。

 前回なかなか夕張に行けないと書きましたが、メロンは間違いなく故郷の夏の味、あと何日か
 は故郷の味を堪能したいと思います。



 2017年 7月 1日 (土)


  
 5年前に撮影した沼の沢市街。 画面奥が清水沢方向で右端が沼の沢駅。
 右手前の草地にはかつて三井商店・中村精肉店・洋裁学校が、左の空き地には
 皆川薬局があった。 左に残る建物は手前から阿部魚店・ツバメ電器(リリーズの
 叔父さんの店)鈴木呉服店・佐藤商店である。 同じ並びの上林商店・はら勉強堂
 ・高間商店はすでに取り壊されAコープになっている。
 【 故郷(ふるさと)の夏 】
 2017年も前半が終わり、今年も夏がやってきます。

 このところ周囲で色々ありまして(別に体調が悪いわけ
 ではないのですが)自由な時間がほとんど取れず、そも
 そも家にいられなかったのでパソコンを使う作業一切が
 すべて滞ってしまいました。

 おかげさまで多少の余波はあるものの、ピークは越えた
 ので、そろそろ「通常営業」に戻れそうです。

 その忙しさに紛れてしまいましたが、「音風景・夕張」
 はおかげ様で先月21日に開設10周年を迎えました。
 HPをご覧いただいている皆さんには改めてお礼を申し
 あげたいと思います。

 夏が近づくと何となくふるさとを思い出すのは私だけで
 しょうか。 お盆などで帰省する機会も多いので、この
 時季の記憶がより多く蓄積されているせいなのか、他の
 季節より望郷の思いにかられやすい気がします。

 この数年は実家を取り壊し墓所も移転してしまったので
 夕張に足を向ける機会がめっきり減りました。 唯一の
 定期的な帰郷ネタだった「夕張メロンオーケストラ」も
 今年は先日他界した伯父(ちょうど百年前に今の夕張警
 察署の場所にあった長屋で生まれたらしい。)の法要と
 重なって行くことができなくなりました。

 都会より格段に青く高い故郷の夏空が、無性に懐かしい
 今日この頃です。







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