私も家内も4回目のワクチン接種が済みました。
接種の時に担当医に確認したところ、現在主流と
なっているBA5という株に対して、今接種して
いるファイザーやモデルナのワクチンの感染抑止
効果は40%ほどだということです。
これは全くワクチンを打たなければ100人感染
するところが60人で済む、ということになりま
すが、逆にいえばワクチンを打っていても過半数
の60人は感染する、ということですね。
もちろんワクチンには重症化を防ぐとか後遺症を
軽減するという効果もありますし、全員が打てば
1万人感染者が出るところが6千人で済むわけで
すから、医療機関の負荷軽減のためにも私は打つ
ほうを選択しています。
現在の道内や札幌市の感染状況を同時に見られる
グラフをネットで探したのですが、適当なものが
見つからなかったので、道や札幌市の発表値から
7月1日以降の感染者数をグラフにしてみました。
週の中で周期的な増減(木金が多く月が少ない)
はありますが、札幌は8月に入ってから横這いだ
けれど高止まりしている、全道はまだ増加の勢い
が止まっていない、というのが現状と言っていい
でしょう。
正直いって感染抑止について、国はほどんど無策
の状態と思います。 3回目以降のワクチン接種
についても、きちんと数字を挙げて促進すべきだ
と思いますし、すでにイギリスで承認されている
BA5にも感染予防効果の高い「二価ワクチン」
を日本でも早く認可すべきだと思います。
そもそもワクチン接種にしても、1回目から接種
券番号はずっと同じなんですから、毎回券を発送
しなくても、1回目の接種券と身分証明で全年代
の全希望者に打てばいいと思うのですが・・。
掛け声だけじゃ感染症には勝てません。 重症化
率が少なくても絶対数が増えれば死者数も増えま
すし、感染者が増えれば、その中から新しい危険
な変異株も出現します。 個人が「気をつける」
といっても限度がありますよね。 国はもう少し
真剣かつ具体的に策を講じてほしいと思います。
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