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2015年 5月


 2015年 5月 27日 (水)
 【 血の気 】
 家内にはいつまでたっても多いんじゃないのと言われる「血の気」。 本人は年相応に大人しくなってるつもりなんだけど。

 だからというわけじゃないのですが「献血」に行ってまいりました。 数日前に献血のお願いの封書が届いていたところで、
 ちょうど用事があって献血センターの近くまで出かけなければならなかったので、400ccの献血をしてきたんです。

 さすがに都市部の献血センターともなると設備もかなり整っていて、献血カードの個人認証は今や指の静脈で行っていますし
 受付でワイヤレスの受信機を渡されて、順番が来るとチャイムが鳴って次に行く窓口の指示が液晶に出るようになってます。
 待合室も広いし飲み物も自由に飲めます。 昔と変わらないのは「腕に針を刺さないと血が採れない」というその一点だけと
 言ってもいいくらいです。 車で行けば駐車場チケットも出してくれます。 献血後に送られてくる血液検査結果が、自分の
 健康チェックに役立つのもいいですよね。

 それだけ厚遇しても献血者数は伸び悩み、輸血用の血液は恒常的に不足しているんだそうです。 やっぱり最後は「わざわざ
 針を刺されに行くのはイヤだ」ということになっちゃうんでしょうか・・・? 特に向こうからやって来る献血車ではなく、
 献血センターに出かける人は少ないかもしれませんね。 見分を広めるため、と言っちゃうと本来の目的から外れるかもしれ
 ませんが、どんな動機でも世の役に立つことではありますし、一度足を運んでみてはいかがでしょう。



 2015年 5月 22日 (金)
 【 150万円 】
 この時季、毎年恒例の話題でありますが。 夕張メロンの初セリが札幌の中央市場で行われ、「秀」二玉に150万円の値段
 がついたそうです。 今年は新潟のスーパーが競り落としたとのこと、夕張メロンの知名度は完全に全国区ってことですね。

 昨年も書きましたが、2006年以降の落札額は以下のとおりです。

  2006年   80万円
  2007年  200万円
  2008年  250万円
  2009年   50万円
  2010年  150万円
  2011年  100万円
  2012年  100万円
  2013年  160万円
  2014年  250万円(※ 落札業者は2008年と同じだった。)

 2008年と並んで史上最高額だった昨年の250万円には及びませんでしたが、中々のお値段です。 今年は5月に入って
 からの低温と日照不足のため初出荷は21箱と昨年の8割減だったそうですが、30万円以上の競り値が続出したため全体の
 平均価格は1個あたり11万円(こっちのほうが凄い!)と昨年の約4倍だったそうですので、滑り出しは上々と言っていい
 んじゃないでしょうか。 

 あとは天候次第ですね。 私の同級生にもメロン農家が複数いて頑張っていますので、この先の好天を祈りたいと思います。



 2015年 5月 18日 (月)
 【 これも断捨離? 】
 以前から検討はしていたのですが、ついに「電子書籍リーダー」というヤツを購入いたしました。

 私は決して読書家ではありませんから本棚も相応のものが一つあるだけです。 買うのもほとんど文庫か新書サイズですので
 そんなに嵩張らないはずですが、それでも長年のうちには増えて参りまして本棚にはもうどうやっても入らなくなりました。

 さすがに蔵書は捨てる気になれず、新しい本を買うには何か他の手を考えなければいけません。 それで選んだのが電子書籍
 でありました。 これならいくら本を買っても保管スペースは全く要りません。 うちの子が私の蔵書を読む気配はこの先も
 なさそうなので、実体がある形で本が残っている必要もなさそうです。

 機種はAmazonで出している「kindle」にしました。 音楽分野のiPodとiTunesを見るまでもなく、重要なのは
 ハードウェアよりコンテンツの豊富さですから。 私の購入したのは3モデルあるうちの中間モデル「PaperWhite」の3G付
 で価格は1万5千円弱でした。 Amazonから本を購入する時とウィキペディアへの接続についてだけ、NTTの携帯電
 話用の3G回線が無料で使える、というものです。 これならほぼ日本中どこにいても思いついた時に本をダウンロードでき
 ますし、私はウィキペディアの使用頻度も高いので、便利かなと思いまして。

 実際に使ってみると、回線の容量が小さいので検索動作は遅いですが、書籍リーダーとしては優秀で、フォントの大きさも変
 えられるので予想以上に読みやすいです。 画面は液晶や有機ELではない特殊なものなので、直射日光下でもはっきり見え
 ますし電池も長持ち(私の使用パターンで2週間くらい)します。 重さも厚手の文庫本くらいでしょうか。  文字の上を
 長押しすると、その単語を辞典(国語/英和)で引くことができるのも便利で、試しに英文の「老人と海」を読んでみました
 が、これなら英語の小説もいけそうです。 

 白黒画面ですし、画面サイズは6インチしかありません。(最新のiPhone-6プラスが5.5インチですから少し大きいだけ)
 ですから写真や図表、漫画なんかを見るにはタブレットのほうが良いですが、文庫本リーダーとしてなら軽くてとてもイイ。
 日本の多くの文豪の作品が無料でダウンロードできるのも素晴らしい。 漱石も太宰も主要な作品はほぼ無料でダウンロード
 できます。 現在私のkindleには約400冊が入っていますが、ほとんど無料コンテンツばかりかなあ。

 数年前に鳴り物入りで日本に上陸した電子書籍は、思ったほど普及していないようですので、先々にちょっと不透明な部分も
 感じますけれど、使ってみると予想以上に便利なことが多いです。 特に本格的に読書をしたいけれど、年々文字が読み辛く
 なってきたぞ、というそこのアナタ。 電子書籍はけっこうオススメですよ。



   落とすとまずいので革の専用カバーも買った。




  カバーを開くと自動的にスリープが解除される。



 2015年 5月 15日 (金)

          
 タイミングが良いのか悪いのか・・・
 【 ブルースの巨星 】
 B.B.キングが亡くなりました。 言わずと知れたブルースの巨星であります。

 全くの偶然ですが、前からDVDを持っていた「ブルース・ブラザーズ」(第1作と続編である
 '2000'があります)のサウンドトラックCDをAmazonで買いまして、つい昨日それが届い
 たばかりでした。 B.B.キングは'2000'のほうの最後に登場しておりまして、公開が17年も
 前の映画だということもあり、60年代のヒット曲「How Blue Can You Get」のリードボーカル
 を貫録でこなしています。 

 この2作に限っても、レイ・チャールズ、ジェームズ・ブラウン、ココ・テイラー・・・みんな
 あちらに行ってしまいました。 自分もいい年なんだからしょうがないんですが、若い頃聴いて
 いたミュージシャンが次々といなくなると盛り下がることこのうえない・・。 買ったばかりの
 CDを大音量で再生しながらご冥福をお祈りすることにいたしましょう。



 2015年 5月 11日 (月)

          
      清掃工場は巨大で、建屋の中で重機が何台も稼働している。

 【 断捨離 】
 30年も同じ場所に住んでいますと、いつの間にか
 不要なモノが・・・正確に言えば、まだ用があると
 思っているうちに「無用の長物」と化してしまった
 品物が、大量に溜まっているものでして。

 これではイカンということで一念発起。 連休中か
 ら「断捨離」というヤツを開始しました。 

 昔と違って、最近はゴミを処分するにもお金と手間
 がかかります。 内容物によって専用の袋を買わな
 ければならなかったり、シールを貼らなければいけ
 なかったり、寸法に制限があったりで、大変です。

 そこでこの頃はある程度まとめて自分で清掃工場へ
 持ち込むようになりました。これなら10kgあたり
 ¥200の手数料だけで処理できます。 金額的に
 も割安ですし、持ち込むサイズもあまり気にしなく
 て済むので手間がずっと少なくて済むんです。

 以前に初めて清掃工場へ行った時には、周囲は全部
 清掃車や業者のトラックばかり。 乗用車は我が家
 だけで、ひどく場違いな気がしましたが、つい先日
 行った時には、午後4時までの受付終了間際だった
 せいか乗用車ばかりの長蛇の列で、入場まで20分
 以上かかりました。 それだけ「ゴミは自分で持ち
 込める」ということが浸透したんでしょうね。

 高速道路の料金所のような入口で申込用紙を記入し
 て車重を計り、指示に従い所定の場所にゴミを捨て
 てから出口で再び車重を計って差分を10kg単位で
 支払うというシステムで、一度経験してみれば何て
 ことはありません。 みなさんも機会があれば一度
 お試しあれ。

 
注)もちろんシステムや料金は自治体ごとに異なります。



 2015年 5月 6日 (水)

          
    横方向にかなりデフォルメ(実際より短い)されているけど、大夕張の略図。

 【 湖面散歩・・・の後で・その3 】
 シューパロ湖の面積は以前より大幅に広がっており
 地図上で大よその距離を測ると長辺は20kmほど
 にもなる巨大さです。

 当然水没面積も大きく、話題になった三弦橋もそう
 ですが、長いこと親しんできた風景が水面下に沈み
 ました。 以前はダムの左岸からニニウや登川まで
 林道が続いていて、川沿いにミズバショウのみごと
 な群生があったものですが、今は林道ごと湖底だと
 思います。

 鹿島の市街はほぼ町全体が水面下になりました。 
 私は今まで数えるほどしか鹿島地区に行ったことは
 ありませんが、右写真(「ゆうばり自然体験塾」に
 あった)の地図で、清水沢から来て右手に駐在所、
 左手にお寺があったことや、右手に郵便局があった
 ことはうっすらと記憶にあります。

 夕張岳に登るには、大夕張鉄道があった頃なら明石
 町駅で列車を降りて、大きなアーチを描く白金橋を
 渡ってヒュッテに進んだものですが、その橋も今は
 完全に見えなくなりました。鉄道や駅の跡も以前の
 国道も影も形もありません。

 北高1年の夏休みの素晴らしく晴れた日、吹奏楽の
 仲間達と清水沢から明石町まで蒸気機関車の牽く列
 車に乗り、「白金(しらきん)の沢」を目指して延々
 と歩きました。 客車の煙交りの匂いも、未舗装の
 道の埃っぽさも、白金川の水の冷たい感触も・・・
 今でも鮮明に思い出せるこれらの風景のすべてが、
 もう二度と見ることはできなくなりました。

 連休最終日の今日も快晴です。  今晩は懐かしい
 風景に思いを馳せながら酒でも飲もうと思います。



 2015年 5月 4日 (月)
 【 湖面散歩・・・の後で・その2 】
 カヌー体験は午前9時集合と午後1時集合の1日2回なのですが、私は午前のほうを選びました。  シューパロ湖のように
 ある程度開けた地形では海と同じように凪の時間がある場合が多く、カヌーの大敵である風を避けようと思うと午前中のほう
 が経験上は風が弱い場合が多いんです。(もちろん確率の問題で最初から荒天の場合はどうしようもありませんが。)
 
 そんなわけで陸に戻ってもまだ11時半。 せっかくだからまだ見ていないシューパロダムを近くで見てみようと思いまして
 20年ぶりくらいで南部青葉町を訪ねました。 国道452号の丁字路を右に折れ、坂を下りて谷底で夕張川を渡り川の左岸
 に廻りこみます。夕張川に架かる青葉町の橋の姿は昔と変わらず、縁石で上下線を区切った橋の幅が往時の交通量を物語って
 います。(左写真)

 思い出してみると橋を渡ったあたりに洋菓子店(「ムスターあずま」でしたっけ?)があって、ダムに向かって写真左に進む
 と平屋の住宅がずらりと建ち並んでいた・・・はずですが、今やその記憶と照合するのもひと苦労です。  特に橋からダム
 までは地形ごと変わってしまって、ダムに向かう直線道路が緩やかな上り斜面でどーんと伸び、平屋の住宅が並んでいた辺り
 は建物がないのはもちろん道路の巨大な土盛りの下になっているんじゃないかと思います。

 初めて間近に見るシューパロダムは巨大・・・なはずなんですが、地形の中にあるとスケール感が狂ってしまいその大きさが
 すぐには実感できませんでした。 堤体の上を歩いてみて初めて【長さ390m×高さ110.6m】というサイズが体感でき
 たくらいです。 今は水面下になっている大夕張ダムが同じく【251.7m×67.5m】ですから遥かに大きいですよね。

 新旧で40m以上の高さの差は大きく、大夕張ダムの姿は全く見えません。 夕張岳に至るアーチ橋「白金橋」も「三弦橋」
 も完全に水面下です。無機質で幾何学的なこの巨大な構造体が、街の過去の繁栄やそこに暮らした人々の思い出といったセン
 チメンタリズムを容赦なく消し去る「時の流れ」という抗いようのない力をシンボライズしているような気がして、晴れた空
 が妙に哀しく感じたのでした。



   青葉町の一番低いところに架かる橋は昔と同じだ。




  シューパロダム。 左手奥が青葉町になる。



 2015年 5月 3日 (日)
 【 湖面散歩・・・の後で 】
 カヌー体験の後に「夕張自然体験塾」の建物、つまり旧幌南小学校の校舎ということになりますが、中を拝見させていただき
 ました。 幌南小学校は平成2年4月、南部小学校と遠幌小学校が統合してできた学校ですが、平成20年3月で閉校になり
 ましたので、わずか18年の歴史しかありません。 場所は統合前の2校のどちらとも違い、清水沢から国道452号線を鹿
 島方向に向かって右側(郵便局を過ぎてまもなく)にあります。 清水沢からだと車で6~7分くらいでしょうか。

 3階の教室2つぶんが資料室とされていまして、想像以上に貴重な資料がたくさんありました。 経緯は判りませんが、鹿島
 小学校や清水沢中学校の校歌のパネル(元職員だった私の父の話では上林忠先生による書らしい)もありました。 どちらも
 たぶん体育館にあったものだと思いますが、かなりの大きさです。 学校関係の資料の他、三菱南大夕張鉱や林業関係の資料
 も展示されています。

 資料室だけを見学させていただけるものかどうか、確認するのを忘れてしまいましたが、清水沢~鹿島間にお住まいだった方
 には懐かしいものがたくさん展示されています。 お問合せの上ご覧になってみてはいかがかと思います。



   幌南小校舎を利用した「夕張自然体験塾」




  なぜか置いてあった清水沢中学校の校歌歌詞パネル



 2015年 5月 1日 (水)
 【 湖面散歩 】
 さきほど今年初めて夕張へ行ってきました。 今年の連休は今のところ天候に恵まれ、いつも部屋にいる私としても世間並み
 にどこか出かけてみようという気にされられまして。

 どうせなら何か目新しいことを、と思いまして目的地をいろいろ探していたところ、「夕張の杜コンサート」でも紹介されて
 いた「夕張自然体験塾」(幌南小学校の校舎を利用している)で連休中「シューパロ湖ファミリーカヌー体験」という企画を
 やっていることを知りまして、家内と参加してまいりました。 前にも書いた気がしますが、私はカヌーは多少経験がありま
 して、最近はすっかり物置の肥やし状態ですがカナディアンカヌーと1人乗りのファルトボート(折り畳み式のカヤック)は
 今でも持っているんです。 

 今回は艇やパドル、ライフジャケットなど道具一式を貸してくれ、伴走艇と陸上からのサポートスタッフがつき、保険もかけ
 てくれて参加費が1人3000円+税というプラン。 自分の艇を使おうと思えば、車にキャリアを付けるところから始まり
 物置の奥から26kgある艇を出してきて屋根に載せ、ストラップで縛って横風を心配しながら車を走らせ、現地でまた積み
 下ろしして・・・けっこう体力も時間も使うので、これはお手頃かつ安全な選択かなと思ったんです。 第一シューパロ湖で
 フネを降ろすポイント、知らないしね。

 今日の夕張は晴れで風も凪いでいて(私たちが帰って来てから少し風が出てきたけれど)絶好のカヌー日和。 ガイドの方の
 艇に続いて湖面へ。 約1時間半の湖面散歩は、通常ではあり得ない角度と高さから風景を楽しめます。 このツアー、連休
 中はやっていますし、紅葉の時期は更にきれいとのことですので、みなさんも挑戦してみてはいかがでしょう。




  
   「ユーコン川(カナダ)で撮りました。」と言っても通りそうな景色だと思う・・・ユーバリ川だけど。








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音風景・夕張

ユーパロ谷 気まぐれ日記