2016年 12月 24日 (土) |
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【 火事の記憶 】 | ||
大雪です。 かなりのものです。 昨日は一日に三度も除雪しました。 イブの今日は偶然祝日ですが、 街路はどこもかしこも大渋滞で、昼頃に予約していたケーキを受け取りに行ったら、いつも10分ほどで 着く店まで40分近くかかりました。 この大雪、札幌周辺だけらしく、いつも雪の多いはずの岩見沢は現在積雪35cmで平年比80%、夕張は 46cmで98%、旭川は49cmで117%。 対して札幌は90cmで346%!・・札幌だけが局地的に 多いのが判ります。 おかげで昨日は一日に三回も除雪をする羽目になりました。 ニュースで伝えられているように、糸魚川の大火で156軒が被災したそうです。 映像を夜のニュース で見ているうちに、小学生のころ夕張の実家の近所で夜遅く火事があったことを思い出しました。 我が家は角地ですが、火事があったのは、ちょうど区画の対角線の位置にあった私の同級生の家で、木立 の向こうに見えた炎はもの凄く近く感じました。 直線距離では100m近くはあったと思うのですが、 夜の火事は炎が大きく見えるせいか、実際よりもかなり近く感じるようです。 子供心に火事の怖さが 刻み込まれるような事件でしたが、今回の糸魚川の火事は比較にならないほど大規模な火事です。 被災 された方々は呆然とするしかなかったかと思います。 年の瀬に家を失った方々に公的な救済策はないの でしょうか? 夕張の火事の時もクラスのみんなで文房具やら本やらを贈った記憶があります。 自助に 任せるだけでは余りに過酷な気がしています。 |
2016年 12月 22日 (木) |
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【 冬至の南瓜 】 | ||
昨日は冬至でした。 一年で一番昼の時間が短い日ですが、太陽の高度が低いので正午ごろでも横光線、 ちょっと郊外に出ますと、もともと日本離れした北海道の景色が、何だか緯度の高いヨーロッパの風景に 見えて、それはそれで新鮮に感じます。 風習通り我が家でも「冬至の南瓜」を食べました。 北海道はお汁粉に南瓜を入れるところが多いですが 我が家は汁粉よりもっと水気が少ない、「南瓜の小豆まぶし」状態のものが標準です。 結構最近まで「冬至の南瓜」は我が家のものが全国標準だと思っていたので、そもそも北海道がレアで、 我が家の「冬至の南瓜」は非主流であることはかなり意外でした・・。 食文化は地方や家庭によって、本当にいろいろなんだとこんなところで再認識しています。 |
2016年 12月 15日 (木) |
一般的なヘリコプターの主回転翼の構造 固定翼機(いわゆる普通の飛行機)からみれば 飛行の原理自体がとんでもなく複雑で、 動いているところを目で見てもなかなか理屈は 理解できない・・・と思う。 |
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【 見込み有り? 】 | ||
沖縄でオスプレイが墜落しました。 防衛庁も米軍も「不時着」と 表現していますが、多少の操縦制御は利いていたとはいえ、短時間 しか飛んでいられなかった切迫さは、やはり「墜落」と呼ぶべきで しょう。 例によってメディアは「オスプレイは事故が多い危険な機体」とい う報道一辺倒ですが、そもそも現時点で事故原因も明らかにされて いませんし、機体が悪いと言わんばかりの報道はいかがなものか。 事故原因究明は徹底的に行われるべきだし、もちろん機体に原因が あるのなら、それは改善されるべきでしょう。 にしてもです。 前々から非常に疑問だったのは「ヘリコプターは危険ではないけど オスプレイは、というかオスプレイに代表されるティルトローター 機は危険である」という取り上げられ方です。 意見には個人差が ありますが、最初に結論を言えば私は「ヘリコプターという複雑怪 奇な航空機が実用化できたのなら、ティルトローター機のほうが、 むしろこの先の見込みがある」と思っています。 多くの人は興味もないでしょうが、右図が一般的なヘリコプターの 主回転翼まわりの構造です。 構造のキモは赤く囲んだ回転斜板と コントロールロッドです。 回転斜板から下は機体に固定されてい て、その上のパーツは全て回転翼と一緒に回ります。 空に浮くには、まず操縦桿を中立にしたまま、図の一番下のコレク ティブピッチレバーを引き上げます。 すると回転斜板が水平のま ま持ち上がります。 コントロールロッドの先は回転斜板の上面を なぞっているので、ロッドは押されて翼にひねりが加えられ、翼は 空気を下に送って機体は真上に浮揚します。 この状態で次は操縦桿(正式にはサイクリックコントロールレバー) を前に倒します。 すると回転斜板も前に傾きます。 コントロー ルロッドは回転斜板をなぞって回転していますから、ロッドは回転 しながら上下に往復運動して翼のひねりが1回転中に浅くなったり 深くなったりします。 前進の場合は回転翼が機体前側に回りこん だ時には翼のひねりは浅く、機体後ろ側に回った時にはひねりが深 くなります。 この結果回転翼は前半分より後ろ半分が揚力が強く なり、機体は後ろが持ち上がって前進します。 操縦桿をどちらに 倒してもこれと同じ作用で機体は操縦桿を倒した方向に進みます。 これがヘリコプターが前後左右自在に空中を飛び回れる原理です。 翼の回転数は一般的には毎秒6~7回ですからコントロールロッド も回転しながら毎秒6~7往復し、回転翼も毎秒6~7回ひねりを 変えながら回転していることになります。 機械としては相当複雑 で過酷な動きといえましょう。ですから翼回りは非常にデリケート で、アクション映画で人が回転翼に巻き込まれるシーンがあります がとんでもない、実際は帽子を巻き込んでも振動が出てしまうくら い神経質な機構です。 正直、私はこれほど複雑な仕掛けのものが よくも平気で空を飛んでいるものだと思っています。 想像通り初期のヘリコプターでは事故も多発しました。 詳しい説 明は省きますが、地上共振やセットリング・ウィズ・パワーという ような回転翼機ならではの現象で事故になった事も多くあります。 悪い言い方をすれば、現在のヘリコプターはそういう犠牲を払って ここまで普及したとも言えます。 もちろん現在のヘリコプターは 多くの改良が重ねられて充分以上に安全な航空機であることは言う まもありませんが。 ティルトローター機は確かに今はまだ異形の存在ですが、登場して 日が浅い新しい形式です。 確かに今は煮詰めなければならない点 も多いかもしれませんが、飛行の原理から言えばヘリコプターより ずっと単純です。 機械の世界では「単純な構造ほど優れている」 という基本原理があるので、それに照らせばティルトローター機の ほうがメカニズムとしては単純で見込みがあるかもしれません。 現在イタリアでは民間用ティルトローター機が開発中で、今は試験 飛行中ですので、数年以内には民間用の機体も世に出てくるかもし れません。 この機体は速度も航続距離もヘリコプターの2倍前後 になりそうで、救難機などで威力を発揮できそうです。 ティルト ローター機には、ヘリコプターの欠点を補う長所もあるのです。 沖縄駐留海兵隊担当官が「市街地に落ちなかったことをパイロット に感謝しろ」という内容の発言をしたり、日本国内で起きた航空機 事故にも関わらず事故調査に加われないなど、確かに腹立たしい点 も多いですが、それと「技術的にティルトローター機は危険」とい うのとは全く論点が別。 ましてや伝えられ始めたように、今回の オスプレイの事故が空中給油中に回転翼にホースを当てたのが原因 なんてことなら、それはもうオスプレイが危険、というのとは全く 違った話です。 今回の事故が妙な偏見や予断をもって伝えられる ことがないことを祈ります。 |
2016年 12月 12日 (月) |
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【 良くも悪くも変化なし 】 | |
この欄でほぼ半年に一回の頻度で触れている夕張市の人口。 先月末までの数字を入れて更新してみました。 2016年11月末現在の夕張市の人口は8711人(男4064人・女4647人・5020世帯)。 年末には8600人台になるかもしれません。 毎度書いておりますが、下のグラフで判るように夕張市の人口はほぼ直線的に減少を続けていまして、それは1990年に市内最後の炭鉱 である三菱南大夕張鉱が閉山して以降、ほとんど一定率で続いています。 年間にすると平均3%ほどの減少、このままだと3年以内 に夕張市の人口は7千人台に・・・? 今年も残りわずか、来年こそはこのグラフが上向くことをみなさんと共に祈りたいと思います。 |
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2016年 12月 1日 (木) |
12月1日13時の滝ノ上(画面奥が紅葉山) |
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【 根雪が早い 】 | ||
今年もとうとう師走になってしまいました。 今年は雪が早いようで、特に道北は各地で記録的に早い根雪となっているようです。 気象庁のデータベースによれば、今日現在の夕張の積雪は25cmで、これは平年値の 約1.5倍です。 統計的には12月に雪の多い年はシーズン通しでも雪が多くなると いうことですから、この冬は雪が多いのかもしれませんね。 今日は今年の「流行語大賞」も発表されるそうです。 候補を見ると、政治経済系・ ゴシップ系・メディアヒット系に大別されるんじゃないかと思いますが、狙って出す メディアヒット系を除けば、あとの二つは別に流行することを狙ったわけじゃないの で、流行語を生んだ(流行語になってしまった?)当人たちは有り難くも何ともない のかもしれませんね。 全体的にネガティブな印象のものが多い気がするのが、やは り今年の世相なのかもしれませんね。 |