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2014年 1月


 2014年 1月 25日 (土)
 【 夕張の杜コンサート・・・のご報告 】
 本日、第23回「夕張の杜コンサート」が無事終了しました。 

 実は私が編曲したのは、このコンサートでは毎回必ずアンコール曲として演奏されている「Amazing Grace」だったのですが、私自身も
 いつも通りアンコールでの演奏と思っていたら、今回はちゃんとプログラムに載っていて紹介までしていただきました。 心の準備と
 いうのが全く無かったので焦りましたが、ここで演奏者のみなさんにも実行委員会のみなさんにも改めて感謝申し上げたいと思います。

 今回はゲストとしてシンガーソングライターの鈴木一平さんをお招きしていました。鈴木さんは「水鏡」というヒット曲がありますが
 「水鏡」が収められたアルバム「北緯43°」には「夕張川」という曲があって、私は今はホテル・シューパロの駐車場になっている
 本町の「ミツノ楽器」・・・炭鉱病院前の踏切の上の並びにあった・・・で偶然手に取ったこのLPの帯にこの曲名を見つけ、すぐに
 買っていたので、今でも手元にあります。 失敗したな、今回サインもらっときゃよかった・・・。
 
 次回は来月が夕張の「FivePenny's」、3月は再び札幌で開催だそうで札幌の会には鈴木夕張市長もいらっしゃるとのことです。
 お近くのみなさん、機会がありましたらまたぜひ聴きにいらしててください。


演奏風景/私の席からはピアノの池田さんが写りませんでした。
・・・・ごめんなさい。



偶然私が持っていた今回のゲスト.鈴木一平さんのLP。
「夕張川」という収録曲名に惹かれミツノで買ったものだ。



 2014年 1月 23日 (木)

     第21回コンサートの様子。
 【 夕張の杜コンサート 】
 昨年12月14日のこの欄でもご案内していたのですが、今週の土曜に第23回と
 なる「夕張の杜コンサート」が札幌で開催されます。

 実は今回のコンサートでは、たった1曲ですが、私が編曲した曲(私が作曲した曲
 ではなく、みなさんご存じの曲を編曲しただけですのでご安心を。)を演奏してい
 ただくことになりました。

 毎回そうですが、このコンサートの料金の一部は夕張市へ寄付されることになって
 います。 音楽に携わっている身としては、間接的にでもこうして故郷への支援の
 お手伝いができることをとても嬉しくまた光栄に思っております。

 コンサートの詳細は下記の通りです。 お時間がございましたら是非おいで頂けれ
 ばと存じます。

 【第23回 夕張の杜 コンサート】
  日時 2014年1月25日(土)開場 14:30 / 開演 15:00
  会場 札幌パークホテル 地下1階「パーククラブ」
      札幌市中央区南10条西3丁目1-1 TEL:011-511-3136
  料金 ¥2000(飲み物セット込)
  問い合わせ・予約   エス・アール   TEL:011-857-1525

 詳細はこちらをご覧ください。



 2014年 1月 22日 (水)

 全国どこでも大寒(1月20日)から立春(2月4日)までが最も寒い時期。
 今月の残り10日はもっと寒いのだろうか。
 【 温暖化による寒さ? 】
 年が明けて、道内は各地とも厳しい寒さが続いています。

 例えば札幌は一日の最高気温が氷点下である「真冬日」が
 1月の9日以来続いていまして、1日から21日までの最
 高気温の平均は-1.6℃。 平年1月のそれは-0.6℃
 ですから平均でちょうど1℃低いことになります。

 昨夏に気象予報士の方が言ってましたが「平均気温が1℃
 高いというのは、毎日1℃ずつ暑くなるのではなく、5日
 に一回5℃気温が高い日が現れると思ってください」とい
 うことだそうです。 ということは寒いほうは5日に一回
 5℃寒い日があるってこと? あくまで感覚的に例えれば
 そんな感じ、という話だと思いますが、確かに印象として
 は頷ける気がします。

 ついでに温暖化というのは、必ずしも暑くなるだけでなく
 大気がエネルギーをより多く手に入れるので、それが色々
 な方向に使われることになるそうです。 キャンプ用品で
 カセットガスで作動するポータブル冷蔵庫がありますね。
 ガスで火を点けて冷えるというのは不思議ですが、温暖化
 によって大気が得た熱がそれと同様に使われると、どこか
 がものすごく冷える、という理屈になりましょうか。

 この寒さも温暖化のせい、と思うとちょっと不気味な気も
 してきますね。



 2014年 1月 20日 (月)



  イージス艦「あたご」、黄色の が示す部分が右ウィング。
  本来は左右ウィングに1名ずつ見張りが立つことになっている。
  右ウィングに見張りがいれば、もっと早く清徳丸を発見したはず。
  漁船に気付いた時の両船の距離は70mという証言もあって
  いずれにしろ「あたご」の全長165mと較べても、極めて近く
  もはや7700t の船が回避できる間合いではない。
 【 繰り返された事故に思う 】
 少し日が経ちましたが、1月15日に広島県で海上自衛隊の輸送艦
 「おおすみ」と釣り船「とびうお」が衝突し、釣り船の2名が亡く
 なるという事故が起きました。

 どうしても思い出してしまうのは、2008年2月に起きたイージス艦
 「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事故です。 漁船の2人は最後
 まで見つからず死亡が認定されました。

 この事故については防衛省が翌年の5月に詳細な報告書を公表して
 います。 大変長い文章ですが、短く要約してしまうと「見張りが
 不十分で衝突直前まで漁船に気付かず、ほとんど減速せずに衝突し
 てしまいました」という内容になります。

 もうちょっと詳しく言えば、事故が起こったのは2008年2月19日
 午前4時7分少し前で、直前4時に交代した当直士官は、前任士官
 が本来は写真矢印のウィングに出て行うべき見張りの担当員を艦橋
 の中(室内)に移動させていたことに気付きながら、ウィングに戻す
 指示を「失念」したため、右後方から護衛艦の前を横切ろうとして
 いた清徳丸の存在に、衝突数十秒前(距離は百メートル以下)まで
 気付かず、約12kt(22km/h)の航行速度をほとんど減ずる余裕も
 なく衝突した、ということになります。 

 一方的に海自側だけを非難する論調には否定的な意見もあります。
 確かに自動車の事故と同じで、双方とも動いている衝突事故で一方
 だけに過失があると断ずるのはフェアじゃない。 最終的に衝突に
 至る前に回避する責任も双方にあります。 しかし「あたご」側が
 きちんと見張りをしていれば、この事故は防げたことも確かです。
 それに漁船は本来「魚を獲る」ことが一義ですが、軍用艦艇である
 「あたご」には有事に備え操船術そのものが求められる、言い換え
 れば操船のプロであるべきはずではないのですか。

 報告書の最後には、今後は見張りには熟練者をあて、またレーダー
 はレンジを適切に使い分け(レーダーは探索範囲を広く設定すると
 近くの小さな船が探知できない)、見張り関係者の連携を含め練度
 の向上を図る、という内容が記されています。

 さて今回の事故発生は午前8時、波も穏やかで視界も良好だったと
 聞きます。 事故はまだ調査中で事実認定もこれからですが、結果
 として再び人命が失われたことだけは確かです。 再びこのような
 事故が発生しないことを願いたいと思います。



 2014年 1月 18日 (土)
 【 シルバーの上? 】
 衛星放送の「WOWWOW」制作のドラマ「プラチナタウン」が、現在HBC地上波で放送されています。 全5話で毎週土曜午後の放送は
 今日が3回目でした。

 架空の町「緑原町」(ロケ地は登別市)は巨額の赤字に苦しみ、財政破たんの寸前です。 この町出身で今は東京の商社に勤める山崎
 は中学の同窓生たちに懇願され、町長に就任します。 彼は利権と保身しか頭にない守旧派の議員たちと闘いながら、「老人のための
 テーマパーク」を民間の資金で建設することで町の再建をはかっていく、というのが大まかなストーリーです。 

 たまたま放送を見た私が「なんだか夕張と重なる感じがするよなあ」と思って視聴後に調べてみると、一昨年のドラマ収録時には主演
 の大泉洋さんと鈴木夕張市長の対談も行われているようで、やっぱり誰が見ても夕張を連想するみたいです。 

 私が非常に興味深くドラマを見たのにはもう一つ理由がありまして、劇中の「老人の比率が高く若者受けする要素が少ないなら、それ
 を逆手に取ってしまえ」という筋書きが(既にこの欄で書いたかもしれませんが)、偶然ながら私が自分で前々から考えていたことに
 とても近くて、「これ、ほとんど俺の考えてたことそのままじゃん」と親近感を覚えたせいもあります。

 これは現実の話ですが、厚労省の推計によると50年後の日本の人口構成で65歳以上の割合は40%を超すそうです。 でも夕張市
 では財政破綻した2006年時点ですでに41%。 ある意味「最先端」ということもできる状態で、いろいろな意味で夕張市の未来
 はそのまま日本の未来です。 そういう意味で「町ぐるみでシルバー産業を」という着想は、あながち的外れでもないと思うんです。

 例えば新夕張駅(紅葉山)は札幌からも新千歳空港からも近く鉄道も高速道路も使えるので、道内からも道外からもアクセスが容易な
 地の利があります。 駅と直結通路で大規模な民間の高齢者向けマンションを誘致し、スーパーも市立病院も併設する。 病院はハコ
 だけ民間に用意してもらって運用を市で行うことにすれば、老朽化した市立病院の建設費用が浮く。 施設は元気な住人向けの通常の
 マンションからケアハウス、ホスピスまで段階的に生活形態を設定し、健康状態の変化に対応することで長期間住めること、国内どこ
 からでも家族が来訪しやすいこと、などをセールスポイントに全国から集客を図る。 1000人以上の定員の施設を作れば、従業員
 と家族も含めてその数倍の人口増と消費増が見込める。  施設本体と従業員宿舎用の土地は無償提供とし、出資企業側のメリットを
 強調する。 夕張高校には福祉系の専科を設け、将来の人材の育成と雇用の確保の一助とする・・・。

 ・・・なんてことを、もちろんこれは下調べもしていない私の夢想でありますが、前々から思っていたところへこのドラマ、だった訳
 なんです。 まあ現実はそう甘くないですけどね。 タイトルの「プラチナタウン」は「シルバー」の上を行く、というネーミングだ
 と思いますが、資金がない中で何かするとすれば悪くない気はしてるのですけれどね・・。



 2014年 1月 13日 (月)




   ※ 写真は2009年のもの。
 【 アクリフーズの苦境 】
 ニュースでも取り上げられていますが、アクリフーズが冷凍食品へ農薬が
 混入していた問題で苦境に立たされています。 アクリフーズは雪印傘下
 のニチレイから沼ノ沢にある工場を引き継いだ会社で、群馬県にも工場が
 あって、今回事件が起こったのは群馬の工場です。 夕張工場は確か数年
 年前に国際的な管理規格であるISO-22000を取得していたはずですが、ISO
 の取得・維持は相当大変で外部監査も伴いますから、それだけしっかりし
 や工場・・のはずなんです。 

 検出された農薬「マラチオン」は、アブラムシやハダニの駆除に使われる
 農薬で飲み込んでも触れても毒性があるそうです。 これが二種類の食品
 から検出されたそうで、実際に体調不良を訴える購入者も出ています。

 このため特にスーパーなどの店頭に並ぶ個人向け商品の出荷量は激減して
 いるそうで、先に挙げた2か所の工場のうち夕張工場の製品からは農薬が
 検知されていないにもかかわらず、減産のため14日から無期限で一部の
 社員を交替で自宅待機させるそうです。 

 ただ、読売新聞によると群馬工場は「何者かが農薬を混入した」として、
 1月10日付で被害届を提出、警察も偽計業務妨害容疑を視野に本格的な
 捜査に乗り出したそうですから、生産工程に問題が無かったことが確認さ
 れるのも近いかもしれません。 もちろん故意の混入であれば、購入者に
 無差別に危害を加える悪質極まりない犯罪で色んな意味で許しがたい。

 アクリフーズは夕張市内では貴重な雇用先の一つですから、少しでも早く
 通常通りの生産体制に戻ればいいですね。



 2014年 1月 10日 (金)
 【 218時間経過 】
 年が明け、元日夜はTVでウィーンフィルのニューイヤーコンサートを聴き、二日からは箱根駅伝で盛り上がっているうちに、松飾も
 外れ七草粥も食べて2014年も、はや十日目。 これを書いている時点で今年になって約218時間ほどが過ぎたことになります。

 今年は新年早々から譜面を書きまくり、もうすぐ2曲目が終わります。 昨年の後半から少し緊張感が薄れてきていたので、一年の計
 は元旦にあり、ではありませんがちょっとは悔い改めようと思いまして。 まあいつまで続くか判りませんが。

 みなさんのところは、今シーズンも雪かきでは苦労されているでしょうか。 私のところはそこそこで、昨年よりは幾らかマシです。
 札幌管区気象台のサイトによれば、現時点での道内各地の積雪量は札幌が50cm、旭川が49cm、函館が14cm、室蘭はゼロ、
 帯広は11cm、そして夕張は79cm、となっています。  夕張は暮れの30日に一日で30cmを超す積雪があったのが響いて
 いるようです。(この数値が夕張市のどこの地点のものなのかも気になりますよね。) どうなんでしょう、北海道の冬も私の小さい
 頃と較べると、年々少しずつ暖冬少雪化している気もするんですけれど。

 我が家が道外から夕張にやってきたのは明治32年のことだそうです。 西暦でいうと1899年でまだギリギリ19世紀、115年
 前(日清戦争開戦が1894年)のことになりますが、当時の北海道の冬の厳しさは如何ばかりだったでしょう。 住居には断熱材も暖房
 器具もろくになく、もちろんフリースもダウンジャケットもあるわけがなく、移動は4WDの乗用車じゃなく良くて馬そり、ほとんど
 は徒歩・・・たぶん想像を絶する過酷さだったと思います。 ご先祖様が私たちの何倍も根性があったことだけは確かですよね。

 それを思えばもうちょっと真剣に生きろよなあ、という声がどこかから聞こえてきそうです。 元旦の一年の計、バーをもう少し高く
 設定しないと先人たちに怒られる・・・よなあ、きっと。



 2014年 1月 1日 (水)
 【 新年おめでとうございます! 】
 みなさん、新年おめでとうございます。

 2014年午年、2007年6月から始めたこのHP(この日記欄は
 翌2008年から)も、早いもので6月で丸7年になります。

 元号では平成26年となる今年の干支は「甲午(きのえうま)」。
 調べてみますと、もともと午は十二支の中では夏を表す干支で、更に
 甲(きのえ)は大樹を表すそうですから、真夏に緑の葉を生い茂らせる
 大木のごとく、今年は「陽性の年」ということになりましょうか。

 年末に「そんなに未来を楽観できるかぁ」的なことを書きましたが、
 そこは一応正月ですから、この一年、世の中が干支が表すとおり少し
 でも明るい陽光に満ちた年であらんことを祈りたいと思います。 

 さて、こんな調子で今年も相変わらず散文的orやぶにらみ的なこの欄
 ですが、今年もよろしくお付き合いくださいませ。 どうかまた一年
 よろしくお願いいたします。







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音風景・夕張

ユーパロ谷 気まぐれ日記