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2016年 2月


 2016年 2月 28日 (日)


   
 【 色の記憶 】
 夕食のときに家族で小さい頃の記憶の話になりました。 

 自分で言うのもなんですが、私は小さい頃の記憶についてはたぶんいい方じゃないのかと
 思っておりまして、遡ると2歳そこそこくらいから断片的に記憶が残っているようです。

 よくよく記憶を分析してみますと、記憶の「質」としては「あの時にこれこれこういう事
 があった」という「出来事の記憶」より、もっと断片的で五感に直接響いたもの、つまり
 音や匂いや手触り・・といったものの方が圧倒的に多く、それは古くなればなるほど度を
 増していきます。

 最も古い記憶も「病に倒れた祖父が寝ていた布団の柄」ですから、これは「色彩の記憶」
 といっていいでしょう。 このほか「雨の日の小学校の廊下の匂い」とか、「角の鍛冶屋
 さんが蹄鉄を打つ音」とかたくさんあるのですが、これらは何しろ五感が直接覚えている
 ものですから記憶が妙にリアルで、しかも妙なタイミングで蘇ったりします。

 つい最近の経験ですと「タクシーの色」。 最近のタクシーは車種も淘汰されて圧倒的に
 多いのはトヨタの「コンフォート」で色は白。 タクシー会社の専用色に塗ればコストが
 かかるので仕方ありませんが、面白味はないし、屋根の行燈がなければタクシーらしさは
 ほとんどありません。 つまらないことこのうえない。

 そこで思い出すのは写真の色。 札幌市内もそうでしたが、夕張でも夕張駅や清水沢駅の
 前で客待ちをしていたタクシーはこの塗り分けの色じゃありませんでしたか。 いつの間
 にか目にしなくなりましたが、今思い出すと何だか懐かしい気がします。

 その「コンフォート」も数年後には生産中止だそうで、トヨタは後継車としてロンドンの
 タクシーをスライドドアにしたようなシルエットの「タクシー専用車」を出すそうです。

 そうなればカタチは一目でタクシーと判るようになるでしょうが、できたら色も懐かしい
 この2トーンを復活させてくれませんかねえ。 案外いいと思うんだけどなあ・・・。





 2016年 2月 19日 (金)


   
 【 春の前ぶれ 】
 町内会の運搬排雪が行われまして、周囲の雪はだいぶきれいになりました。
 といっても、わが家の周囲では今年はいまだ稀に見る少雪なので、例年より
 は感動が少ないのですが、往来がし易くなったのは確かです。 未だにこの
 まま春にはなってくれず、どこかで大雪が降って帳尻を合わせられるんじゃ
 ないか?と疑ったりしています。

 昨日で今年から期間をここだけ一週間延長した「札幌雪祭りつどーむ会場」
 も終了し、さらに今日は二十四節気の「雨水」:今までの雪が雨に変わる日
 で、まさに「春の前ぶれ」の日ということになりましょう。

 昨日だったか手稲山で、外国人観光客を乗せたチャーターバスが路外に逸れ
 雪山に突っ込んでけが人が出る事故がありました。 何だかこの頃はバスの
 事故が多いな、と思いながら事故を伝えるTV画面を見ると、濃いピンクの
 車体の側面に「YUTETSU」の文字が・・路面はまだ「春」というわけ
 にはいかないみたいです。 

 明日は「夕張の杜コンサート」の第42回目が札幌で行われます。 音楽の
 ほうでも春を感じてみてはいかがでしょう。



 2016年 2月 12日 (金)


   
 【 雪まつり 】
 昨日のことになりますが、他の用事を片づけかたがた67回目を迎えた「札幌雪祭り」に出かけてきました。
 大通り会場は最終日でしたが天候もまずまずで(見る側には、という意味で、雪像には暖かすぎたかもしれ
 ませんが。)かなりの人出でありました。

 「札幌雪祭り」の札幌市への経済効果がどれくらいなのか調べてみますと、2年前の第65回の時の数字で
 約319億円だそうです。 同じく2年前(平成25年度)の市の除雪予算が152億だそうですので、雪祭り
 が除雪費2年分を稼ぎ出している・・・という見方もできなくはない。

 外国人観光客もたくさん来ていましたが、もっと外国語が飛び交っているかと思っていた割には意外と周囲
 は日本語ばかりだったかなという印象でした。

 会場で思いがけなく「メロン熊」にも遭遇しました。 実は私は本物を見るのは初めてでしたが、TVなど
 で見ているイメージの通り中々強烈なキャラを発揮していて、子どもたちにはちょっとしたナマハゲ状態。
 これをもってして「ゆるキャラとして愛されているか」は別にしても、他に埋没しないインパクトは確かに
 ある・・・みたいですね。



 2016年 2月 4日 (木)
 【 今年も映画祭の季節 】
 今年もこの季節がやってきました。 「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 2016」は2016年2月25日(木)~2月29日(月)の期間
 で開催されるそうです。

 今年から旧市民会館が使えなくなったので、オープニングセレモニーは「ひまわり」の体育館で行われるようです。(日程はこちら
 「ひまわり」が夕張北高校の校舎を利用していることはご存知のとおりですが、私が最後に行ったのは北高の閉校式のときですから、
 22年も前のことになります。 もともと体育館には暖房がないので、3月にあった閉校式の時でもジェットヒーターが気休めくらい
 の効果しかなく相当寒かったですが、今は暖房設備があるのでしょうか。 いらぬ心配をしたりしております。





 2016年 2月 3日 (水)


   
 【 サッカーだけじゃないぞ 】
 いつも使っているガソリンスタンドの前を通りかかると、レギュラーガソリンの
 値段が99円!になっていました。 ガソリン価格が二ケタになったのは、本当
 に久しぶりだと思います。 

 「喉元過ぎれば暑さを忘れる」の言葉通り、これくらい安くなるとつい気が緩み
 燃料消費率をこまめに稼ごうという努力をしなくなりそうです。 よく日本人の
 「エコ」は本来の「Ecorogy」ではなく「Economy」だ、つまり地球環境より財布
 の中身だと揶揄されますが、わが家に関しては全くその通りでございます・・。

 そんな中、自動車ディーラーにいる友人が新型プリウスの試乗車を持って訪ねて
 くれました。廉価版(=装備が簡略なので軽い)なら40km/Lという最新型
 です。 ブレーキは歩行者を感知して緊急作動するようになりましたし、駐車も
 ハンドル操作は自動でこなすモデルがあるそうで、そういう新装備につい目が行
 きがちですが、何より素の自動車の部分が格段に良くなりました。 ドア開閉の
 手応えは別物のようにしっかりしましたし、凸凹の雪道を走っても車体はミシリ
 ともいいません。 車輪の路面への当たりも2クラス上になった印象です。

 中国や韓国、アジアの新興国の台頭で、日本のモノ造りの先行きが不安視されて
 久しいですが、日本のお家芸である自動車で、トップのトヨタの本気を垣間見た
 気がしました。 U-23以外でもまだまだイケるじゃん、日本。



 2016年 2月 1日 (月)


   
 【 局地的降雪 】
 早くも月が替わりまして、今日から2月です。

 今年はわが家周辺はいまだに少雪で、例年と較べると周囲の雪山の高さが
 格段に低いまま何とか収まっています。

 数日前、1月28日~29日にかけてのことになりますが、夕張では一日
 で45cmの積雪を記録しました。 それもどうやら本町から若菜周辺に
 かけての狭い範囲内でだけ局地的に降ったようです。 列車も鹿の谷から
 先に進めず運休が出たそうですから相当のものだったんでしょう。

 右がその時の気象庁の記録(赤い棒グラフが夕張)ですが、ピンポイント
 で夕張だけ降雪があったのがよくわかります。 同時間帯の道内の観測点
 で2位の積雪量を観測したのは上川町ですが、こちらは15cm、近隣で
 は岩見沢が11cm、穂別が6cmですから、まさに局地的な大雪だった
 ということですね。 観測史上も珍しいケースだそうです。

 最近の異常気象は気象現象の局地化も亢進するのでしょうか。 そういう
 目で見るとちょっと不気味な気もしますね。







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音風景・夕張

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