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2018年 7月


 2018年 7月 27日 (金)



 
 シューパッロダムの堤体の上。 距離感がないけれど
 向こう側は約400m先です。  構造物としては充分巨大。
  
 【 桁違い 】
 23日のニュースになりますが、ラオスで建設中の水力発電用ダムが決壊し、
 多数の行方不明者が出る事故が起こりました。

 標高800mほどの高地に湛水し、低地に設けた発電所に送水し落差を利用し
 て発電するという方式は、日本の黒部ダムなどと同じ考え方ですが、その規模
 は桁違いのようです。

 最初に報道で「事故による流出水量50億立方メートル」と聞いて、正直どの程度
 の量なのか全くピンときませんでした。 もちろん大きな数字なのは判りまし
 たが、桁があまりに大き過ぎるんです。

 そこで取りあえず身近なダムの水量を調べてみました。 夕張シューパロダム
 の総貯水量は4億2700万立方メートル、黒部ダムが同じく2億立方メートル・・・
 つまり今回の流出水量は満水のシューパロダム 11.7基分、黒部ダムならば
 25基分、に相当することになります。 とんでもない量ですね。

 日本からは早速救援物資が送られたそうですが、これは天災・・・じゃあなさ
 そうだなあ。 現地はこれから雨の予報もあるそうで、二次災害が起こらなけ
 ればいいですね。



 2018年 7月 23日 (月)

 
 撮影した時には気がつかなかったが
 塔の右側には白昼の月が・・・。
  
 【 何だか申し訳ない 】
 大雨に続いて本州各地、今度は連日の猛暑のニュースが報じられていますが、北海道は豪雨
 からも猛暑からも逃れています。 札幌管区気象台のデータによれば今日の札幌の最高気温
 は12:33に25.4℃。 ようやく夏日を超えた程度です。 気温空模様だけは誰のせいでも
 ありませんが、何だか申し訳ない気がしてまいります。

 2年前、所用で真夏の東京に行く機会がありましたが、普段の行いが良いせいか見事に猛暑
 の日に当たりまして、千歳に戻る日には最高気温37.7℃! 北海道で暮らしていると中々
 経験できない気温ですが、特に暑かったのが初めて見るスカイツリーの下でした。

 東京スカイツリーと基部のソラマチは建物の容積としてはかなりの大きさがありますから、
 その中をすべて冷房するとなると、排熱も猛烈なものになります。 右の写真を撮るために
 外に出たあたりが、ちょうど排熱が回る場所だったようで、周囲50mほどは想像を絶する
 暑さ。 真夏にファンヒーターの前にいるような、とでも申しましょうか。 立ち眩みがす
 るような中で撮ったのが右の一枚というわけです。 写真だと伝わってきませんが、実際は
 とにかく強烈な光であふれている感じでした。 脱水状態になりかけましたけど・・・。

 もっとも私は転んでもただでは起きない性分なので、この写真の強烈な空の色と、強い光に
 白く輝く塔のイメージを元に曲を書いてみました。 トロンボーンの四重奏曲なのですが、
 短い曲数曲の組曲です。譜面は東京から帰ってすぐ書いてあったのですが、暑さのニュース
 で思い出し、今になってデモ音源も作ってみました。 そこそこ上手くできた気がします。
 文字通り汗して作った音楽・・・いつか機会があったらお聴きいただこうと思います。 



 2018年 7月 16日 (月)


 
 昨日昼の雷雨。 写真に雨粒が写るほどの雨は珍しい。 短時間だったので
 これでも降雨量にすると数mmらしい。 西日本の「300mmを超す降雨」の凄さは
 想像もできない・・・
  
 La Pioggia ~雨~ 】
 私のiPodや車のオーディオには雨天用の曲を集めたホルダー
 があります。 最近は雨ばかりなので出番が多いです。

 文字通りのお天気屋な私は雨になると気分も沈むので、少し
 は効果があるかと思いまして邦楽洋楽とりまぜて20曲ほど
 集めて入れてあります。 聴いているとだんだん「雨もまた
 良し」という気になってくるから不思議。(単純なだけとも
 言う・・・)

 その中にジリオラ・チンクエッティの「雨」という曲があり
 ます。 1969年の曲ですから若い方はご存じないでしょう。
 気になる方は検索してみて下さい。 原題も「La Pioggia」
 イタリア語でそのまま「雨」という意味です。

 いつも思うのですが、チンクエッティのスペルはCinquetti
 と書きます。 イタリア語でCinqueは「5」のことなので、
 (フランス語でもCinqは5でサンクと発音するのでラテン系
 の言葉は似てますよね)ということは、チンクエッティさん
 は日本でいえば五十嵐さんとか五嶋さんにあたるのかな? 
 ほんとすいません、どうでもいい話で。

 西日本はその雨で大変なことになっています。 もしも天の
 神様という方がおいでになるのなら、雨はぜひ情緒を楽しむ
 程度に降らせてくださいませ。
 


 2018年 7月 14日 (土)


   札幌文化芸術劇場公式HPから転載
 
 【 ちょっと楽しみ 】
 相変わらず日照の少ない日が続いておりますが、夕張メロンは大丈夫・・・?

 さて、この秋の話になりますが道内初の多面舞台を持つ「札幌文化芸術劇場」
 がいよいよ杮(こけら)落し公演を迎えます。

 10月7日、演目は「アイーダ」から。 確かに大がかりな場面転換を要する
 オペラなど、今までは上演不可能でしたから、オペラや歌舞伎のファンの方々
 にとっては朗報でしょう。 収容人員は最大2302人、オーケストラ・ピットの
 設営もこれまた道内では初めて可能になりました。 

 このニュース自体はもう何年も前から知っていましたが、実は来月にホンモノ
 のオケや合唱を入れて音響試験を数日間行うそうで、その最初のほう、関係者
 のみによる試験に加えていただけることになりそうです。 オーケストラ日程
 が1日、オペラ日程が1日のようですが、まさに本邦初公開の響きを聴けそう
 です。 これはちょっと、いやかなり嬉しい。 いま一つの体調も何とかそれ
 までには完調にしておかなくっちゃね。
 


 2018年 7月 8日 (日)

  
 
 【 とりあえず完成 】
 ずっと書き続けていた弦楽組曲「弦楽のための哀歌」。最後のⅢ曲目にかなり
 てこずり、なかなか先に進んでいませんでしたが、やっと最後まで書きあげま
 した。 約8分20秒ほどの曲で、3曲全部を演奏すると26分強ほど、それ
 なりに長い曲になりました。

 「Ⅰ」は124小節で8分08秒。「Ⅱ」が118小節で9分12秒、そして
 今度の「Ⅲ」が190小節で8分22秒ほど(まだデモ音源を作っていないの
 で正確な演奏時間は未確認)。 曲中に何箇所もリピートがあるにも関わらず
 小節数の割に演奏時間が短いのはひとえにテンポが速いからです。曲中の音符
 の数が多いのも、書くのに時間がかかった理由のひとつです。

 あまり根を詰め過ぎたせいか今朝は全身に蕁麻疹が・・。 少し休んだほうが
 いいかもしれませんねえ・・・。



 2018年 7月 5日 (木)

  
 
 【 今が旬。 】
 天気予報は週末までずっと雨。 今朝は未明から強く降っています。 旭川では石狩川が
 氾濫したそうで、私の世代ですと記憶にある限り石狩川は既に治水工事が終わっていて、
 氾濫したなどという話は聞いた覚えがありません。 まったく困った空模様です。

 そんな天候ですが、夕張メロンはそろそろ最盛期を迎えようとしているようです。今年も
 頂き物ですが、「特秀」の夕張メロンを食べることができました。 いやらしい話ですが
 ネットで調べてみると、お値段は税込みで1個¥9000以上。 そうそう口に入るものでは
 ありません。 地元出身の私にしても去年まで見たこともありませんでしたから。

 味はもちろん文句のつけようもありませんし、見た目も見事なネットがかかっています。
 皮がものすごく薄いので、本当に皮目までおいしく食べられます。 不思議なのはカット
 する直前まで、あの夕張メロン特有の芳香がほとんどしないことです。 皮の部分の目の
 せいなのか判りませんが、今までのメロンに慣れているとちょっと不思議な感じかなあ。

 あとはこの空模様、メロンのほうに影響しないことを祈ることにしましょう。



 2018年 7月 1日 (日)


  
 これさえあれば、常時大量の譜面を持ち歩ける。
 付属の専用ペンで書き込みもできるから、白紙の五線を
 入れておけば、五線紙としても使えそう。
 【 いいんだけどなあ・・・その2 】
 今日から7月ですが、このところぐずついた天気が続いています。 もともと
 梅雨がないはずの北海道ですが、最近は温暖化のせいで季節まで本州に近づい
 ているのでしょうか。

 最近お気に入りのTV番組にNHKの『チコちゃんに叱られる』というのがあ
 ります。 日常の、改めて考えてみるとよく判らない事柄を・・例えば「信号
 の色は赤黄青と言ってるが、なぜ緑を青信号と呼ぶのか」みたいな・・を解説
 していく番組なのですが、先日の放送で「音階はなぜドレミと呼ぶ?」という
 内容がありました。 そこでドレミの命名者と紹介されたのが、イタリア人の
 グイド・ダレッツォ(992年生まれ~1050年没)という人です。

 音楽に詳しい方はご存知でしょうが、このグイドさんは現在の記譜法の基礎を
 作った人です。 「楽譜の父」ということになりましょうか。

 彼の時代からほぼ1000年経った昨年の秋、このグイドさんの名を冠した機器が
 発売されました。 商標登録のためかスペルはUをVにされましたが、それが
 右写真の電子楽譜「GVIDO」です。

 PDFデータの楽譜を4000曲程度表示でき、画面の端に触れるかOpのペダルで
 譜めくりができます。 専用ペンで譜面に書込みもできるという、グイドさん
 が見たら腰を抜かしそうな製品です。 

 惜しむらくはこれまた値段が・・・実売¥180000前後だそうで、ちょっと手が
 出にくいかなと。先日のレーザープレイヤーの160万よりはマシだけどね。
 あと画面サイズが見開きの片面で13.3インチ。 A4が約14インチなので
 ひとまわり小さいくらい、細かい楽譜はB4サイズくらいはほしいので、そう
 すると17.5インチが必要ということになります。 この点もあと一歩かな。

 でも、これはそのうち一気に普及しそうな気がします。今でもタブレット端末
 にペダルを付けて譜面として使っている人がいますから。 そうすると値段も
 ずっと安くなるかもしれません。 これはもうちょっと待ちだな。







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