音風景・夕張 日記TOP




2020年01月


 2020年01月27日(月)  
 
   そもそも全員が 「星5つ」 の時点で疑うわ。
【 信用ならないもの 】
世知辛いこの現代、疑ってかからなきゃならぬものは数多くありますが。

 最近急激に信頼度を失ってきたのが「amazon」や「楽天」などネット通販
 サイトのユーザーレビューです。 

 例えば昨日ある商品を買おうと思ったんですがネット購入の大半の場合が
 そうであるように現物を手に取って確かめることはできません。いきおい
 実際に購入した人の使用感などを確認したくなって「レビュー」を見るこ
 とになるわけですが・・・。

 ご覧のように評価者8人が全員☆5つの評価。 本来そんなことはめった
 にないのですが、注意してみると評価者全員がハンドルネームを日本名の
 フルネームにしています。 更に一人一人の別の商品へのレビューを見て
 いくと、8人全員が他の商品にも☆5つの評価しかしておらず、また複数
 の評価者が他にも同じ商品のレビューをしています。 こんなことが偶然
 に起きたとすれば天文学的な確率ですよね。
 
 最近は高評価のレビューを書くことで収入を得ている輩と、そういう手合
 いにレビューを依頼する企業があるそうで、どうやらこの商品もそういう
 手段を使っていると考えられます。 たちの悪いことに同種の他社製品を
 調べると、amazonの高評価レビューの内容は、全く同名の評価者が何度も
 投稿していたり、全部ローマ字とか全部漢字フルネームというハンドル名
 の投稿がやたら多かったりで・・・。 それにどの投稿も文体が似ている
 んですよ。 これ、翻訳ソフトで書いてるんじゃないかな??

 結局この商品をamazonで買うのはやめました。 仕入れているものが信用
 できないので。 で某家電量販店のサイトで名前の憶えがある老舗の企業
 の製品を買いました。 値段は少し高めでしたけれど。

 同じような疑いは楽天でもどこでも同様にあります。 ネット販売する側
 もそろそろ真面目に対策を考えないと、どんどん信用を無くしますよ。




 2020年01月22日(水)
 
 
  
 
【 復活の日~トリチェリの記憶 】
何か角川映画のタイトルのような標題ですが、昨年4月に起きた坑内火災のため、
 注水・水没していた石炭の歴史村の模擬坑道で排水作業が1月20日から始まった
 そうです。

 推定3千トンの水が残っているらしいですが、初日は3時間ほどで約100トンの
 水がポンプで吸い上げられ、検査のため下水処理場へ運ばれました。 これで水質
 に問題がなければ、最大3台のポンプを使ってシホロカベツ川へ排水する、本格的
 な作業が始まる予定だそうです。 環境に影響がある重金属などが出ると大変です
 から、まずは慎重にということなのでしょう。

 中学生の時、理科で「トリチェリの真空」というのを習いました。 水銀を溜めた
 槽の液面に、上端だけ閉じたガラス管の中に水銀を満たしたものを立てると、管を
 いくら長くしても水銀は槽の液面から76cmまでしか上がらず、それより上の管内
 は真空の空間になる、というあれです。

 76cmというのは比重が重い水銀での場合。 同じ実験を水でやると、約10mま
 で水柱が上がる、というのも理科のK先生に習った記憶があります。 まさにこの
 とき、私は思ったんです。「あれ、その理屈だとポンプって10m以上吸い上げら
 れないじゃん・・・炭鉱の坑内の排水ポンプとかどうなってるの? 深さ何百mも
 あるよね?」 これ、本当にその時思ったんですよ、中学2年の時だったかなあ。

 この疑問が解けたのは7年後、大学3年の流体工学の講義ででした。 解決策はと
 ても簡単なものでした。「ポンプはどんなにパワーがあっても、1気圧以上の負圧
 で吸い込むことはできない。 しかし吐き出す側はポンプに出力があれば、いくら
 でも圧送が可能である。従って落差がある場所でポンプを使う場合は、ポンプ本体
 を低位置側に据える必要がある」・・・そりゃそうだよな、なんでそこに気がつか
 なかったかなと思いました。 ということで今回の坑道の排水作業でも、ポンプは
 坑内の水面に浮かべた状態で水を吸い上げるそうです。 

 まあとにもかくにも、復旧作業は1段だけ進みました。 再び坑道を観覧できるま
 でにはたくさんのステップがありますが、完全復活の日を待ちたいですね。

 


 2020年01月21日(月)
 
 
  
 
【 ずっと部屋でも 】
相変わらず全道的に雪の少ない日々が続いています。 今日未明の時点で札幌市内
 の積雪は10cm、これは平年値56cmの18%に過ぎません。 つまりこの冬
 は例年の1/5しか雪が積もっていないのです。 例年なら対向車と交差するのに
 苦労している通りも今年は楽々とすれ違うことができています。 除雪作業もほと
 んどしないで済んでいますし、生活するには楽でいいのですけれど、少し不気味な
 気もしてきます。

 そんな異常気象だからというわけでもないのですが、ネットで「風速計」を買って
 みました。 本当は熱線風速計(通電し発熱させた金属線の冷え方で風速を測るの
 で微風から測定できる)が欲しかったのですが、お値段が高いので簡便なプロペラ
 式にしました。 これでも0.4m/sから30m/sまで測れます。

 思い出してみると夕張に住んでいた頃は風の強い日はそんなに多くなかった気がし
 ます。 たぶん谷間で山が風を遮っていたからでしょう。 いま住んでいる場所は
 海からそう離れていないので風が強い日がずっと多いように思えます。 朝のうち
 は凪いでいて昼前くらいから風が出てくるのも、海洋性の気候っぽいですよね。

 思えば父も出不精でほとんど部屋から外に出ないのに、今でも妙に天気予報を気に
 します。 雨だろうが風だろうがずっと部屋にいるんだからどうでもいいだろうと
 思うのですが。 同じように部屋から出ない私が風速計を買ってしまうのも、一種
 の遺伝なのかもしれませんね・・・。




 2019年01月09日(木)  
【 通常営業に 】
七草粥も食べ、正月も過ぎ去りまして、すっかり日常生活
 が戻ってまいりました。

 現在は第一中学校の校歌の編曲作業をしています。 編曲
 作業は歌詞でいう1番の終わりまで進んでいますが、全体
 の作業量からするとこのあたりががほぼ折り返し点です。
 曲の構成もはっきりしてきて機械的に作業を進められるよ
 うになりますし、パートによってはコピペも可能なので。
 音になるのは編曲完成後さらに時間がかかりますけどね。

 夕張市内の中学校は延べで12校(統合校もあるので同時
 に存在したのは最大時で9校)ありますが、新音源で制作
 したのは一中で4校目・・・これでやっと1/3です。

 先は長いですが、8カ月で4校目は作業のペースとしては
 まあまあ順調なほうではないかと思っています。 今年も
 この調子で頑張ります・・・たぶん。




 2019年01月05日(月)  
【 少雪 】
あっという間に正月も終わり、世間は明日から仕事という
 人が多いかと思います。

 この正月は荒れ模様の天気と予報されていましたが、私の
 住んでいるあたりは特に大雪にも強風にも見舞われること
 なく、概ね穏やかな三が日を過ごしました。

 今シーズンは現時点では非常に雪が少なく、クリスマスの
 直後くらいまではアスファルトの路面が見えていたくらい
 でした。 まあ本格的な雪のシーズンはこれからですが、
 このままだとスキー場や雪祭りの雪像製作は相当苦労する
 でしょうね。

 この少雪、私の印象だけかとも思い一応調べてみました。
 1月4日現在の累積降雪量は以下のようになっています。

  札幌市中央区   106cm(平年値183cm)平年比58%
  札幌市南区小金湯 204cm( 〃 316cm) 〃 65% 
  岩見沢市     271cm( 〃 305cm) 〃 89%
  夕張市      326cm( 〃 344cm) 〃 95%
  旭川市      208cm( 〃 313cm) 〃 66%
  室蘭市       15cm( 〃  28cm) 〃 53%
  函館市       94cm( 〃 122cm) 〃 77%
  北見市       90cm( 〃 116cm) 〃 78%
  帯広市       22cm( 〃  35cm) 〃 63%
  釧路市       7cm( 〃  19cm) 〃 37%

 こう見ると、夕張や岩見沢はほぼ平年並みですが、道内の
 主要都市はだいたい平年の5~6割くらいしか雪が降って
 いないことになります。 付け加えますと、これは降雪量
 の数字なので、地面に積もっている積雪深はこれより少な
 い値になっているはずです。

 このまま推移してくれると、除雪もしなくていいし体力的
 には楽なんですが、きっとそうはいかないんだろうな。




 2019年01月01日(水)  
【 新年のごあいさつ 】
みなさん、明けましておめでとうございます。 いよいよ
 2020年の幕が開きました。
 
 今年はオリンピックも開催されますが、夏のオリンピック
 の開催年は必ず閏年で一年が366日あります。

 わずか一日ですが時間があるのはいいことで、これを音楽
 制作に生かせるよう、今年も頑張りたいと思います。

 みなさん、今年もまた一年どうぞよろしくお願いします。