自室のパソコンが少し前から起動時にエラーを起こすようになりました。
起動すると「511-CPU ファン非検出。」というメッセージが表示
されるんです。 F1キーを押せば一応その先のルーティンには進んで、
通常どおり使うことはできるんですけどね。
試しにPCの外側パネルを外してみると、「ファン非検出」と表示が出て
いても、ファン自体はそれなりに回転しています。 どうもファンが完全
に動かなくなったわけではなく、回転数不足ということのようです。
調べてみると、私のPCのファンはCPUの負荷により回転数が変化する
タイプで、おそらく起動時にファンをいったん全速で回転させ、回転数を
確認したうえで負荷に応じた回転数に落とすんじゃないのかな。 この起
動時の全速回転で規定回転数に達しないと、上記のエラーが表示されると
思われます。「このままだとPCが高負荷の時に、ファンの回転数が足り
なくて冷却風量不足になりますよ」という警告ですね。
私は決してPCに詳しいわけではなく、PCの中を触ったことなどほとん
どありませんが、今回は自分で直してみようと思いました。 修理業者に
頼むと、出張で家に来るだけで8千円、さらに部品を交換すると、どんな
簡単な部品でも1万円~2万円を追加で請求されること、加えてその場で
修理せず1~2週間PCを預けなくてはならないことが判ったからです。
請求額も高額ですし、何より個人情報の保護が叫ばれているこのご時世に
個人情報の塊のようなPCを、自分の目の届かない所へ委ねるなどとんで
もない。 そう思って、自力で直すことに挑戦したわけです。
ネットで私と同じ経験をした人を検索し、中からPCのメーカーが同じで
製造年度が近いデスクトップのファンを交換した人を見つけました。さす
がにぴったり同じ機種ではありませんが、おそらくファンは同じではない
かと思えましたし、公開されていた交換部品の品番を調べてみると、価格
が¥896(!)だったので、もしも部品が合わなくてもこの値段なら諦め
がつくと考えもして、まずはこれを注文してみました。
昨日その部品が届いたので、さっそく交換を試みました。 外形寸法や配
線コネクタの形状が同じであることを確認した後、取付けてみると見事に
エラー表示は出なくなりました。 人任せにすると2万円前後の修理代を
請求されるところが¥896で済んだわけです。
教訓:何であれ自分でできることは自分でやれ。
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