音風景・夕張 日記TOP




2020年12月


 2020年12月28日(月)
 
 
 夕張の年末年始の予報。  標高も高いせいか札幌より一段と冷え込むなあ・・。
【 年末寒波の中で 】
今冬は秋ごろの長期予報では平年並みの寒さと
 言っていた気がしますが、フタを開けてみれば
 今のところ大雪で寒い冬になっていますね。

 特に岩見沢は12月の積雪記録を更新する大雪
 で、27日午後10時現在の積雪は131cmで
 これは平年の2.73倍だそうです。 夕張でも
 103cmで平年の2.06倍。 高齢の方も多い
 でしょうから、除雪では苦労されているんじゃ
 ないでしょうか。

 ついでに夕張の年末年始の天気予報も検索して
 みました。 右写真によれば最低気温は大晦日
 が-18℃、元日が-19℃・・・暖冬傾向が
 続いていた近年にない厳しい寒さのようです。

 来年が、コロナとの戦いから始まるのは間違い
 なく、更に当面はこの厳しい冬とも戦わねばな
 りません。 なんだかつい悲観的になってしま
 いそうですが、「冬来たりなば春遠からじ」と
 言いますからね、春は必ずやって来ると信じて
 時間を過ごすことにいたしましょう。 皆さん
 どうぞ良いお年を!




 2020年12月25日(金)  
【 上り調子 】
今年は12月21日が冬至でした。 言うまでもなく一年で最も昼が短い日です。
 
 この欄でももう何度か書きましたが、一年で一番昼間が短い日=一年で一番日の出
 が遅く日の入りが早い日、ではありません。 右の表は札幌の12月の太陽の動き
 ですが、日の入り時刻は12月3日から12月15日までが16時00分台でした
 が、冬至の21日は16時03分台で、それより3分遅くなっています。 夕方の
 暗くなるのは冬至のだいぶ前に底を打ち、上り調子になっているということです。

 それにしても感心するのは、正確な計測機器も無かった昔の人々が、よくぞ冬至や
 春分などの天文現象に気が付いたなということです。 特に日本人は季節を四季で
 四分割するだけでなく、更に細かく「二十四節気」に分け僅かな風の移ろいを敏感
 に捉えてきました。 これは日本が中緯度帯にあって季節の変化がはっきりしてい
 たことと、日本人が農耕民族で気候の変化が収穫に直結してきたからでしょう。 

 毎年のことですが、冬の寒さはまだこれからが本番とはいえ、冬至が過ぎると私は
 少しだけ気分が明るくなります。 毎日着実に日が長くなってゆくのが、はっきり
 判りますからね。 気分的には秋分が過ぎたあたりが一番嫌ですね。 まあこれは
 文字通りの「お天気屋」の私だけの話かもしれません。


 暦のほうは黙っていても上り調子になりますが、新型コロナ感染症のほうは一向に
 上り調子になりません。 昨日の東京都の新規感染者は888人で、一日の感染者
 数としては最悪の数字となりました。 能動的に感染を抑え込むにはワクチンしか
 ないのですが、日本ではまだ治験の段階で、現在は受動的に感染しにくくするしか
 手がありません。 つまり「人に会わない」「マスクや手洗いをして人に会っても
 感染しにくくする」しかないわけです。 感染を拡大させたくなければ、ひたすら
 家でじっとしているのが最善に決まってる。 現実には程度問題ですけど・・・。

 個人的には伝染病の感染は確率・統計学でしかないと思っています。 伝染病専門
 の医療機関並みの装備をしない限り、人と接触する頻度に比例して感染確率が増大
 することは間違いありません。 その意味でGoToキャンペーンは泊まるにしろ
 食べるにしろ全く逆行していると思います。「経済はどうなってもいいのか」とい
 うご意見もありましょうが、他に経済振興策が考えられないわけでもないでしょう
 し、困っているのは旅行・飲食業界だけではありません。 感染防止策とは論点が
 違うんじゃないですかね。

 ついでにここにGoToトラベルの直接的受益者である「全国旅行業協会」のHP
 がありますが、ご覧のとおり現在の会長はこの人なんです。 もう利権の臭いしか
 しないじゃん・・・。 税金を投入するなら、まずはワクチン開発の方じゃないの
 と思っているヒト、けっこう多いんじゃないでしょうかね??




 2020年12月20日(日)      跡地にある記念碑。 2008年9月撮影だが
  今はどうなっているのだろう?
【 北陵中学校校歌 】
先日ようやく千代田中学校校歌の音源が完成し、PC上で新らしい音源で制作
 した中学校校歌を北から順に並べて聴いてみたのですが、どうも北陵中学校の
 校歌だけ中間部のハーモニーが薄い気がしてきまして。
 
 一日置いて聴き直してもやっぱり気になるので、結局手を入れました。 楽譜
 上は一番と二番の中間部のトランペットの旋律を短音から和音にしただけなの
 ですが、楽器ごとの音のバランスを取り直し、全体のテンポを少しだけ速くし
 て(毎分107.0→108.6)みました。

 文章で書くとこれだけですが、実際はああでもないこうでもないと試行錯誤を
 続けたため、ほとんど丸二日を要しました。 それでどれだけ変わったかとい
 えば、大半の方はお聴きになってもどこが変わったかピンとこないくらいかと
 思いますが、音源のミックスダウンの最終段階はいつもこんな感じです。

 さきほど北陵中学校のページの音源も新しいものに差し替えました。 これで
 年内の当ウェブサイト関連の仕事は、この欄は除いて終了です。 年明けから
 は清水沢中学校校歌の編曲に取りかかろうと思います。 来年はもう少し編曲
 の作業速度を上げないとなあ・・・。




 2020年12月13日(日)      閉校式前の2009年6月、千代田中学校にて
【 千代田中学校の校歌音源完成 】
夏から書き始めてずいぶん時間がかかってしまった千代田中学校の校歌編曲が
 ようやく終わりまして、先ほど当サイトの千代田中学校のページの音源を更新
 いたしました。 以前よりはだいぶ本物のオーケストラらしくなったんじゃな
 いかと思っています。 ついでに「CONTENTS」に「行進曲『嶺翠の空』も正式
 に加えました。

 これで公開している校歌の中では、北陵中・千代田中・真谷地小の3校の音源
 が新しいものに変わったことになります。 今回の更新に合わせ「校名一覧」
 のページも更新しましたので、そちらをご覧いただくとお判りかと存じますが
 このサイトで公開している以上に編曲と音源制作は進んでおりまして、現在は
 まず中学校の校歌を何とか全部終わらせようとしているところです。 公開中
 の校歌に加え、東山中学校・第一中学校・登川中学校の校歌は既に新しい音源
 で制作済みですので、中学が最多だった9校のうち、半分以上の5校は作業を
 終えています。 統合して誕生した学校も入れるとまだまだですけどね。

 予定では、次は清水沢中学校に取りかかろうと思います。  清水沢中学校の
 校歌はゆったりした曲調なので、編曲するのは案外やっかいかもしれません。
 
 夕張市内の小中高の全学校(定時制高校も含む)は、延べで49校あるのです
 が、改めて数えてみると編曲した校歌の数は33校ぶんに達しておりました。
 これは音源が新しくなったための再編曲と、そもそも編曲そのものに反省して
 やり直した校歌があるためですが、これをやり始めるときりが無い・・・。

 お願いだから、あんまり新しくてリアルな音源を、データの互換性がない形で
 売り出さないでほしいものです。 音が良くなるとついつい欲しくなるけれど
 そのためにまた編曲をもう一度最初の一校からやり直すなんてことになったら
 ・・生きてるうちに絶対終わらないもん。




 2020年12月03日(水)      アクリフーズ時代の冷凍グラタン。
  けっこう好きだったんだけど・・・。
【 貴重な企業が・・・ 】
新聞でも伝えられましたが、沼の沢にある「マルハニチロ夕張工場」が、
 来年3月で閉鎖されるそうです。 従業員116名は全員解雇となるよう
 ですが、石炭産業を失って以来、それに代わるほど大きな産業がない夕張
 にとって、非常に残念な知らせです。

 私自身も記憶が混乱しているので改めて調べてみましたが、この沼の沢の
 冷凍食品工場は、当初は雪印食品傘下の「ほくれい(株)夕張工場」として
 スタートしています。

 設立は奇しくも28年前の今日:1992年12月3日。 しかし親会社
 の雪印食品は賞味期限切れの食品を流通させたことが発覚、「ほくれい」
 は2003年10月、マルハニチロ水産傘下の「アクリ(AQLI)フーズ」に
 売却され「アクリフーズ夕張工場」となります。 わが家がグラタンなど
 の冷凍食品をよく使っていたのはこの頃でした。

 さらに2014年、親会社の「マルハニチロ水産」が畜産部門などを吸収
 して社名を「マルハニチロ」に変更すると沼の沢の工場も「マルハニチロ
 夕張工場」となりました。 前年末、アクリフーズの群馬工場で農薬混入
 事件が発生、後になってこれが事故ではなく従業員(契約社員)の意図的
 混入と判明するも、ブランドイメージは大きく損なわれていたので、社名
 変更はそのことに影響を受けたかもしれません。

 しかし業界内の競争は激化、昨年度の売り上げはピーク時の半分まで低下
 してしまい、今回の工場閉鎖となりました。 工場は売却するそうですが
 このコロナ禍の状況では、おいそれと買い手が見つかるとは思えません。

 夕張市にとっては貴重な規模の企業でしたので、今回の閉鎖はかなり痛手
 でしょう。この年の瀬に悲観的なニュース、全く今年は良いこと無いわ。




 2020年12月01日(火)   
【 断捨離?? 】
誰も予想もしない年になってしまった2020年もいよいよ師走。 本来
 ならオリンピックイヤーでお祭りムード一色だったはずが、新型コロナの
 せいで全てが灰色になってしまいました。

 年末ということもあって、少し家の中の整理をしました。 壊れて使えな
 くなったままになっていた大型ゴミとともに、自転車も一台廃棄すること
 にしました。 写真のロード用スポーツ車です。

 30年以上前に買ったこの自転車は趣味の自転車として最初に買った一台
 でした。 元々はドロップハンドルだったのですが、だんだん年を取って
 きて前屈の姿勢がキツくなり、ハンドルだけアップハンドルに交換したり
 したものの、最近は長いこと物置で眠っているだけでした。 現物は写真
 の印象以上に劣化が激しく、人に差し上げる状態でもないので、今回廃棄
 を決めました。

 先日この欄で書いた夕張鉄道跡のサイクリングロードを疾走していたのも
 この自転車です。思い出のある車ですがこの先乗る機会も無いでしょうし
 仕方ありません。 新年に向け断てるものは断つことにいたしましょう。