音風景・夕張 日記TOP




2024年10月


 2024年10月29日(火)
 


【 100回目のコンサート 】
10年以上前から関わってまいりました「夕張の杜コンサート」が明日の演奏会で
 記念すべき100回目を迎えることになりました。

 私は通常回では基本的に裏方なのですが、記念回ということもあり、今回は作曲家
 として参加させていただくことになりました。

 先日このHPでも公開しました『嶺翠の空』をこのコンサート第一部で実際に演奏
 いたします。 この曲は本来ピアノとオーケストラのための曲ですが、残念ながら
 本物のオーケストラを呼ぶことはできないので、オーケストラの部分は私の作った
 音源を使い、それに生のピアノを合わせる形でお聴きいただこうと思います。
 私もちょっとだけステージに上がらせていただく・・・かもしれません。

 コンサートの詳細は下記のとおりです。

 【第100回 夕張の杜コンサート】
  開催日時 2024年10月30日(水)16:30開場 18:30開演
  会場   札幌パークホテル地下2階 パークプラザ
        札幌市中央区南11条西3丁目1-1
  入場料  ¥2000

 ご都合がよろしければ、ぜひおいでください。




 2024年10月27日(日)
 


【 50年前の月の夜 】
先日から作曲していたズリ山にかかる月を描いた曲「日吉の月」が何とか完成いた
 しました。

 ただ今の時刻は2024年10月27日19:43。曲に描いた情景を見た月日・時刻から
 ちょうど50年が過ぎました。

 いざ曲にしようとすると、あの景色は物悲しいわけではなく、しかし陽気でもなく
 先人が表現した「月光(ベートーヴェン)」でも「月の光(ドビュッシー)」でも
 もちろん「荒城の月」の雰囲気でもない・・・「日吉の月」は日吉の月でした。

 お聴きいただければ幸いです。




 2024年10月24日(木)
 


【 選挙近づく 】
まもなく衆議院選挙の投票日です。 選挙期間中に迂闊に色々ネットに書き込むと
 違法になる恐れがあるので、言葉と話題は選ばなくてはいけませんが、数年に一度
 の貴重な有権者の権利を行使する機会です。わが家は家族そろって投票に行こうと
 思っています。

 街頭インタビューでは「自分が投票したところで何か変わるわけじゃないから」と
 答える人もおいでのようですが、それは選挙制度そのものの否定です。とりあえず
 投票だけはしなくてはね。

 迂闊なことは書けない、と最初に書きましたが、たったひとつ具体的なことを書く
 ならば、昨年亡くなった父の葬儀に弔電を送りつけてきた議員たち。 あなたたち
 にだけは、絶対に票を入れませんから。 父も私もあなたちと面識など一切ないの
 で弔電をいただく云われはありません。 電報って今どきかなり高額なんですよ。
 もとをだどれば税金である歳費をこんなことに使う神経も、大事な家族の葬儀の席
 を自分の政治宣伝に使う非礼も、かけらも容認できません。 全くいつまでこんな
 ことやってるんですかね・・・。 あ、ちなみに弔電なら問答無用でゴミ箱に捨て
 ましたよ、おあいにくさま。




 2024年10月15(火)
 


【 列車の旅 】
所用で数日間、東京へ行ってきました。 基本的にほとんど部屋から
 出ない私にとって滅多にない長旅です。

 行きは飛行機で出かけましたが、帰りは新幹線を利用してみようかと
 いう話になり、東京駅から新函館北斗駅まで現在開業している北海道
 新幹線の全区間を利用し、新函館北斗駅で在来線の特急に乗り換えて
 帰ってくることにしました。

 スタートが東京駅ですので、前の日は東京駅駅舎をそのまま利用した
 ホテルに泊まりました。これなら私のように地理不案内でも迷うこと
 はないでしょう(笑) 写真の通り東京駅の象徴であるドームの上から
 改札口を見下ろすという宿泊者だけが見られる景色を楽しめました。

 期待した新幹線は確かに快適で、動き出したことに気が付かないほど
 発進は滑らかで、確か最高速は320km/hのはずですが、全速度域で
 静かで安定していました。 大宮から先しばらくは完全に満席で青森
 までならあっという間に付く印象です。

 ただ青函トンネルから先は速度を落としているのか、距離の割に時間
 がかかるように感じましたし、何より在来線特急に乗り換えてしまう
 と、遅いし揺れる(新幹線では簡単にさせた目薬が、こちらでは中々
 させない)し、気動車なのでうるさいし・・・やっぱり札幌まで延伸
 しないと利用する気になれないなと思いました。 実際にも青森から
 先は大幅に空席が増えましたし。

 空港までの交通機関が不要だし、広い空港内を延々と歩く必要もなく
 手荷物検査もありません。荷物が増えても預ける手間も時間もいらな
 いので、札幌まで5時間前後で着けるなら、総所要時間もそう変わら
 ないので新幹線も悪くないなと思いました。 どちらにしろやっぱり
 札幌まで延伸しないとダメかなあ・・・。




 2024年10月09(水)
 


【 新曲公開 】
先日来から近々公開する公開する、と申し上げてきた『嶺翠の空』を
 本日から公開いたしました。 右写真をクリックするとページが開く
 と思います。 ページ内の再生ボタン(▶)をクリックしていただくと
 音楽が鳴ります。

 すでに行進曲に編曲したバージョンは公開しておりますが、曲を思い
 ついたのは、こちらのオーケストラ版が先で、こちらが本来の曲想と
 いうことになります。 高台から町を俯瞰した感じで作ったのですが
 いかがでしょうか。

 実は今月30日に「夕張の杜コンサート」が記念すべき100回目を
 迎えるのですが、私のこの曲も実際に演奏していただく予定です。

 もちろん本物のオーケストラは呼べないので、ピアノだけを生演奏に
 して、そのほかのパートを私の音源を使ってミックスしてお聴きいた
 だくような形になると思います。

 コンサート詳細はこちらです。 お時間がありましたら、ぜひおいで
 いただければと存じます。




 2024年10月04日(金)
 


【 残りはこれだけ 】
夕張市のHPには財政再生団体となって以降、市の残りの債務を表す
 「借金時計」が表示されています。

 随分先だと思っていた返済期間も2027年3月まで、あと2年半余りと
 なりました。

 4日未明時点の借金の残高は62億円あまり。決して小さな金額では
 ありませんが、財政破綻した時点では350億円あったわけですから
 比較の上ではかなり減ったのは間違いありません。

 現在は総務省の監督下に置かれ、道路の穴一つ塞ぐにも勝手にお金を
 使うことができません。 残高にしても市民一人あたりに換算すると
 約98万円、つまり市民一人一人が、あと2年半で百万円近い金額を
 返済しなければなりません。 ローンとしてはかなり高額です。

 それでも先は見えてきました。 完全な自治を取り戻したときに何を
 するのか、その時を期待して待ちたいですね。




 2024年10月01日(火)
 

 「ズリ山の上で輝く月」なんて都合よく画像はないので
 手持ちの昼の写真から合成してみました。

【 今度は雪の空 】
先日の『嶺翠の空』は音源も完成し、公開のタイミングを見計らって
 いるところです。

 実は真夏の空を描いた『嶺翠の空』とは対照的な曲を作ろうとしてい
 ます。 テーマは雪の月夜なのですが、なかなか曲想が定まらず苦労
 しているところです。

 イメージ写真も、私の頭の中にある映像は雪化粧した平和のズリ山の
 上に出た月なので、そもそも夜のズリ山の写真も、雪のズリ山の写真
 もありませんし、月が私の記憶の中にある位置に映った雪のズリ山、
 となると、改めて撮影するのは地元に住んでいない限りほぼ不可能と
 言ってよさそうです。

 とりあえず、月の位置だけは合せて、夜の写真を合成してみました。
 これでは「雪」が欠けているし、視点も本当はバス停なので、もっと
 下から仰ぎ見た構図でなければいけないのですが致し方ありません。
 これでも少しは狙っているイメージが伝わるかもしれませんね。

 『嶺翠の空』より楽器も少なく尺も短い曲なので、何とか早く形にし
 たいと思っています。