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2010年3月
2010年3月29日 (月) | ![]() 社会人になりたての頃に 人にご馳走になって以来 ずっと飲んでいる銘柄。 30数年前は¥4000したのに 今は¥1180.。 洋酒だけは 安くなりましたよね。 |
【 hangover 】 | |
そういう名前の映画の話を最近テレビで見ましたが、「hangover」は昔知人のアメリカ人に 教えてもらった記憶によれば確か「二日酔い」という意味だったと思います。 私はふだん習慣的に酒を飲みません。 そもそもビールをコップ半分飲んだら真っ赤になる くらいですし、日本酒なんて正月のお神酒に買った一升瓶が年末までありますから。 夏の 暑い時期にはビールも飲みますが、350mlの缶を家内と二人で分けて飲んでるくらいで あとは思い出したようにウイスキーをちょっどだけ飲む程度。 そういう意味では下戸と 言っていいと思います。 ただ顔に出るからといって弱いわけではないらしく、特に強い酒でも平気で喉は通るほうで 先日の演奏会の打ち上げでも、泡盛をストレートで4杯飲んで足元がふらついたり呂律が廻 らない、ということはないので心底下戸ということでもないようです。 二日酔いも私にはほとんど縁がありません。 相当飲むと寝ちゃうことはありますが、次の 日に具合が悪いというのは、まずありません。 hangoverは何か上にのしかかってくるよう な、こう、ずーんと重い感じから来た表現なのかななどと思いますが、私はある程度睡眠を 取ってさえいれば次の日は絶好調です。 いったい酒に強いのやら弱いのやら・・・。 |
2010年3月27日 (土) | ![]() リハーサル中の風景 |
【 演奏会終了 】 | |
昨日の演奏会が無事に終わりました。 大きなトラブルもなく会場も満席になり(それでも 利益が出るようなものじゃないですが)作品を出した側としては、ほっとしています。 演奏会は夜でしたが、ゲネプロ(General probe;通し稽古)は午後から始まっていて、本人 にとっては、こちらのほうが本番なので(演奏会が始まってしまえば演奏者にお任せするしか ありませんから)けっこう長い一日でした。 演奏会が終わって外に出てみると、真冬に戻ったような雪景色。 おいでいただいた方々も 寒い思いをされたと思いますが、私も靴を夏物に替えていて打ち上げ場所まで歩くのに苦労 しました。 今日も雪ですが、今年の冬もこれで終わり・・にしてもらいたいです。 |
2010年3月23日 (火) |
【 最後の練習 】 |
今日は演奏会前の最後の練習日。 いちおう私も自分の作った曲が演奏されるわけですので参加して まいりました。 あとは当日会場でのゲネプロを残すのみです。 もうこの段階になると作曲者の出 る幕はありませんから、後は演奏を楽しませて頂こうと思ってます。(そんなんで大丈夫か・・?) なお本日23日の北海道新聞夕刊の第2面に、今回の演奏会の紹介記事が練習風景の写真と共に出て おります。(私は写っていませんが) 改めてお知らせしますが、ご興味とお暇のあるかたはぜひお いでください。 |
2010年3月20日 (土) |
【 難しい判断 】 |
今月4日のこの欄で「夕張市の再生計画で平成29年度から地方税収入が増えているのはなぜ?」と 書きましたら、メールを頂戴いたしました。 シューパロダムが完成した後のダム関係の増収を見込んでいるのだそうです。 わざわざお教えいただきましたこと、この場で改めてお礼申し上げます。 ダムについては昨年9月26日のこの欄でもちょっと書きました。 ダム事業については色々なご意 見の方がおいでで、私も是非を明確にしろと問われると答えに窮しますが、喫緊にはこの税収がない と再生計画が成立しないというのは現実としてある。 難しいところですね、本当に・・・。 |
2010年3月18日 (木) |
【 次年度への、抱負・・? 】 |
3月も後半に入り今年度も残り少なくなりました。 校歌の編曲はしばらくHPでの追加公開をし ておりませんが、現在ある中学校3校(閉校式典は終わりましたが、閉校は今月末です)は編曲を済 ませております。 私自身の中ではこれでもいちおう年度計画がありまして、来年度では年度末で統合される小学校6校 (夕張、若菜中央、清水沢、緑、のぞみ、滝の上の各小学校)と統合後誕生する「ゆうばり小学校」 の校歌の編曲を予定しています。 目標としては現存6校を10月まで、と思っているのですが今年 やった中学校より数が多いので、ちょっと大変かもしれません。 ただ、とりあえず私にできることはこれくらいしか思いつきませんから。 実はちょうど昨晩、夕張ご出身の方から私が頂戴したメールに、このような一文がありました。 「私が高校を卒業し夕張を離れてから○○年、当時には想像もつかない現在の夕張をみると 言いようのない寂しさにとらわれます。 現在の自分は、夕張に育てられたと言っても過言 ではありません。 夕張で育った18年あまりが自分の原点にあると思っております。今の 夕張に何も出来ませんが、故郷夕張、またそこで一緒に学んだ仲間という宝物を大切にして いきたいと思っております。」 全くおっしゃる通り、私も同じ気持ちがしております。 私とて今自分がやっていることに決して自 信があるわけではありませんが、その同じ気持ちを以って「自分にできることからやる」という姿勢 でこれからも臨もう。 メールを拝見して改めてそう思った次第です。 |
2010年3月16日 (火) |
【 続続・伝えるということ 】 |
さんざん叩かれたプリウス問題。 火元のアメリカで相次いで事故がでっち上げだった可能性や報道が 脚色された事実が伝えられ、日本のマスコミの論調も急激に変わりつつあります。 繰り返しますが、ちゃんと専門家に意見を求め、検証をしないまま「最初にストーリーありき」という 姿勢で「報道」(とは認めたくありませんが)を行うからこういう羽目になるのです。 先月の私の書き込みの後、友人がメールで教えてくれました。 「でもテレビで、プリウスをブレーキ をかけながら滑りやすい路面に進入させたら、スピードメータが2〜3km/hも上昇して数秒間も戻らな かったシーンをやってたよ。 だから問題があるのは確かなんじゃないの。」と。 実はこういうことこそ、テレビの最も怖いところで、詳しい説明は避けますが、同じテストをやったら ABS付きの車なら皆この現象が起こります。 これは本当に問題になっている現象とは全く別の問題 で、プリウスがデジタル式の速度計を採用しているため「インパクトのある映像」になりやすいだけ。 速度の測定を「第5輪測定」といって別に自転車の車輪のような測定器を付けて行えば、実際には加速 などしていないことがはっきりするはずです。 でもブレーキを踏んでいるのに、速度計の表示が増える映像を流して「大問題だ」と報道すれば、大抵 の人はそれを事実として信じますよね。 なまじっか映像が伴っていると事実でないことも事実として 伝わってしまう。 もし判っていてこの番組を流したのなら、もはや犯罪行為です。 トヨタに改善の余地がないとは言いません。 でもこんな報道ばかりしていると、技術が委縮し後向き になってしまう。 「事実を伝える」ということに、もう少し真摯になってほしいと願います。 |
2010年3月13日 (土) | |
【 演奏会のご案内 】 | |
私の所属している「北海道作曲家協会」の演奏会のお知らせをしておきたいと思います。 日時・演奏会場は下記の通りです。 今回は映像作家の方とのコラボレーション企画ということで、 映像と音楽を同時に楽しんでいただけるようになっております。 一応、私も含め5組の作品が上演さ れる予定です。 いわゆるクラシックだけでなく、色々な音楽が聞けると思います。 ご興味がおあり でしたら、ぜひおいで下さい。 |
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北海道作曲家協会 第二回演奏会 『 colored music 』 − 色彩音楽 − 日時 2010年3月26日(金) 開場 18:30 開演 19:00 会場 ターミナルプラザ琴似パトス 札幌市西区琴似1条4丁目 地下鉄東西線 琴似駅 B2F 料金 前売り券¥2500 当日券¥2800 (道新・4プラ・大丸の各プレイガイドにて前売予定) 問合先 北海道作曲家協会事務局 011-771-0809 主催 北海道作曲家協会 後援 北海道教育委員会・札幌市・札幌市教育委員会 北海道新聞社・札幌音楽家協議会 北海道芸術学会 |
2010年3月12日 (金) |
【 長い勘違い 】 |
NHKでやっていた「ブラタモリ」、普段目にすることのない東京の町を見ることができて非常におも しろかったのですが、先日で予定のシリーズ15回の放映が終了してしまいました。 残念・・。 番組の何回目だったか、「湯島聖堂」と「ニコライ堂」が登場したことがあります。 私が「湯島聖堂」 の名を覚えたのは、実はさだまさしさんの「檸檬(れもん)」という歌の歌詞からです。 ですから 私は「ゆしませいどう」という音しか知らず、字面とレモンという外来の果物のイメージからてっきり 西洋風の教会だとばかり思い込んでいました。 正しくは湯島聖堂は移築された孔子廟をもとにする「昌平坂学問所」跡、日本の「学校」発祥の地だそ うです。 敷地内の建物も番組で見た限りは日本建築。 30数年間ずっと勘違いしていました。 ついでに同じ「檸檬」の歌詞には「聖橋(ひじりばし)」も登場するのですが、番組によれば神田川に 架かるこの橋は「湯島聖堂」と「ニコライ堂」(こちらは見事なドームを持つロシア正教の教会)ふた つの「聖」を結ぶ橋であることから命名されたのだそうです。 なるほどねえ。 ずっと間違って覚えていることって結構ありますよね。 恥ずかしい思いをすることも多いですが、 へ〜、そうだったんだ、という「目から鱗」の気分を素直に楽しむ心境になりたいと思います。 |
2010年3月10日 (水) | ![]() |
【 笑いの準備 】 | |
自慢じゃないけれど、めったに本を読まなくなりました。 最近久しぶりに読んだのが右の 写真の本。 落語家の桂文珍さんの「新 落語的学問のすすめ」というこの本は、文珍さん の半年に亘る慶応義塾大学での講義録であります。 非常に軽妙な語り口の中に痛烈な 風刺が含まれている文珍さんらしい本で、笑ってしまう部分多数ありです。 以前、子供が大学生だった頃にテレビで古典落語を聞いていると「くしゃくにけん」という 単語が耳に飛び込んできました。 これは漢字で書くと寸法の「九尺二間」、つまり六畳間 のことですが、私の子供はこれがわかりません。 なにせ尺貫法を知らないのですから判る わけがない。 親の私にしても着物の絽(ろ)だの紗(しゃ)だのと言われてもさっぱりで、 大きなことを言えた義理じゃありません。 今や本来大衆芸能だったはずの落語に、現代の 私たちの知識は全く追いついていないということでしょうか。 笑うのに聞く方の準備が必 要な時代になってしまいました。 時代が違うといえばそれまでですし、落語だって古典ではなく新作落語ならばこんなことは ないのですが、やっぱりねえ、それもちょっと情けない気はします。 よく言われるように、生物の中で笑うことができるのは人間だけです。 その点では、笑い は最も高度な脳の働きを要するのかもしれません。 この本のタイトルである「落語的学問 のすすめ」より、まず「落語がわかる学問」を身につけたいもんだと、そう思いました。 |
2010年3月7日 (日) | |
【 こんなのがあったらね 】 | |
前にもカッコいいスポーツカーより「はたらくくるま」のほうが好きです、と書いた記憶が ありますが、これもその類のお話で。 日野自動車に「ポンチョ」というバスがあります。 超低床の小型バスで、初代は輸入した シャシーに架装していたのですが、数年前のモデルチェンジ以降は純国産になりました。 デザイン的にも2代目になってずっと洗練され、かなり気に入ってます。 もちろん趣味で 買うような車ではありませんが。 エンジンのある最後部以外は、床が地面から30cmしかありません。 さらにエアサスで 26cmまで下げることもできます。 右写真のロング仕様では乗降ドアが2か所あって、 車椅子用に間口も広く、車椅子乗降用のスロープ板や床の固定金具も標準で装備されます。 道内では千歳市が循環バスとして使っているそうですが、お年寄りが多い夕張にも、こんな バスが走っていたらとつい思ってしまいます。 ただ、大きさも定員もマイクロバス程度なのですが、価格は1500万円以上。 普通の マイクロバスの3倍以上しますから、現実的にはなかなか買えませんよね。 鳩山さんの お母さんなら、毎月1台ずつ買えるんだろうけどなあ。(しつこいって。) |
![]() 日野「ポンチョ」 (写真はロング版) 乗降ドアの下端がそのまま床の高さです。 |
2010年3月4日 (木) |
【 17年の闘い 】 |
夕張市の財政再生計画がまとまったそうです。 正式決定は総務大臣の決裁のあとですが、平たくいえば321億9900万円を年利1.8%で17年 かかって返済するローンの返済計画書と言えるでしょう。(いささか例えが不謹慎かもしれませんが) 計画が正式に認められれば、全国最初の財政再生団体だそうです。 この一番はちっとも嬉しくないで すけどね。 一般職員は給与の20%カット、市長・副市長・教育長にいたっては給与60%カットのうえ当面退職 金も出ません。 もちろん一般市民にも市民税など税金は最高水準で(たとえば軽自動車税は標準税率 の5割増しだそうですよ)、市民サービスは最低水準という厳しい生活を強いることになりそうです。 これがあと17年続くわけですから、現実はそうとう厳しい。 頑張れ、夕張・・・。 PS:お金の数字にはからっきし弱い私ですが、「再生計画」を見て思った素朴な疑問。 一般会計の実質収支で平成29年度から地方税収入が急に増えています。 わかりやすいように グラフにしてみました。 青い棒線が計画の数値です。 平成28年までの7年の平均下降率で そのまま税収が減少したとすると茶の棒線のようになるはずで、以降13年間の茶色棒との差は 総額で約20億円。 人口が急に増えるはずもなし、これは何を見込んだ税収増加ですか? 御存知のかたがいたら教えて下さいませ。 ![]() |
2010年3月1日 (月) |
【 明けぼのの空朧々として 】 |
「弥生も末の七日 明けぼのの空朧々として・・・」 御存知「奥の細道」の序でありますが、毎年 3月になると必ずこのフレーズが頭をよぎります。(もっとも「末の7日」は27日のこと、しかも旧 暦で、ですから本当はこの歌を引き合いに出すのはまだ早いんですけれど。) 確かに春になると空の表情が冬の冷たく澄んだ感じから、暖かいけれど少し霞んだ感じに変わります。 「朧々」はぼんやり霞んだ様子のことですが、とても雰囲気のある形容ではないかと毎年思うんです。 また「弥生」はもともと「弥(いや)・生(おい)」、つまり「いよいよ生い茂る」から来たと聞いた ことがあります。 英語の「March」も農耕の神「Mars」に由来するそうですから、満更植物に関係ない こともないですが、いかにも新しい草木が芽吹いてくるようなこの感じ、日本人としてはやはり「弥生」 という単語の持つ語感と情緒に軍配を挙げたいと思います。 今日はちょうどバンクーバー・オリンピックの閉会式。 今年の冬も冬季オリンピックとともに終わり というところでしょうか。 気分的にはやっぱり明るい心持になれますよね。 もっとも現実的にはこの霞みの中には花粉も含まれているので、重度の花粉症持ちの私としては、詩情 に浸ってばかりもいられません。 昨年購入した空気清浄機のおかげで、自室にいる限りそんなに辛く ないのですが、部屋から一歩も出ないわけにはいきませんからねえ。 昨晩が強風だったせいか、早く も今日は目が少しむず痒い感じがします。 この春だけは来てほしくないのですが、そう都合よくは いかないんだな、これが・・・。 |