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2018年 9月


 2018年 9月24日 (月)

 
 【 フラッシュバック 】
 胆振東部地震から18日、震源地の厚真や周辺の安平・早来・鵡川
 などではまだ有感地震が続いていますが、私の住まいのあたりでは
 さすがに揺れを感じなく・・・なったはずなのですが。

 わが家の隣のブロックに、古い平屋の家が数棟建ち並んでいたので
 すが、それが一気に取り壊されることになりました。 数日前から
 実際に取り壊し作業が始まりました。もともとこの一帯は低湿地帯
 で、例えていえばスポンジのような軟弱地盤です。 そこで重機や
 大型ダンプが稼働すれば、それはもちろん揺れますよ。

 重機のバケットが地面を掻くたびに、震度1くらいの揺れが伝わり
 ます。 そのたびに「震度5強」の記憶が一瞬頭をよぎり、はっと
 します。 取り壊しはほぼ終わりましたが、これからは新しい建物
 の基礎のパイル打ちが始まるようですから、まだしばらくは揺れが
 あるたびに地震か?と構える日々が続きそうです。 勘弁してよ。



 2018年 9月19日 (水)
 【 別れ 】
 夕北時代の級友の訃報を受け、葬儀に出かけてまいりました。 記憶の中では人一倍元気だったのに、何ともやりきれない
 気持ちがしております。

 葬儀の席で、この春もう一人の級友も病気で亡くなったことを聞かされました。 数十年の歳月は昔同じ時を過ごしていた
 我々を否応なく運命の分岐の先へ運んでいくんだな、と思いました。 心からご冥福をお祈りします。 合掌。



 2018年 9月16日 (日)

 
 【 納豆食べたい・・・ 】
 震源から数十km離れた我が家でも、地震後の暮らしがまだまだ元に戻らない部分が
 あります。 揺れそのものよりも、全道的に停電した時間が長かったことが影響して
 いるように思います。

 私の場合、一年365日毎朝必ず食べる納豆がなかなか手に入りません。 保冷倉庫
 が停電したため、在庫をいったん廃棄しなければならなかったこと、操業再開に時間
 がかかったことが影響しているようです。 牛乳はすでに生産が通常通りに戻ってい
 るにも拘わらず、需要のほうが平時の2倍とか3倍になって品薄続きのようですが、
 納豆は生産量そのものが復旧していないそうです。

 今日は日曜、さすがに週明けには元に戻るんじゃないかと期待はしているのですが、
 いかがなものでしょうか。 震源に近い皆さんの苦労を思えば、そんなことくらいで
 文句を言うなと怒られそうですが、まだまだ完全に日常が戻っていないという一つの
 例として書き記しておこうと思います。



 2018年 9月9日 (日)
 【 停電の原因 】
 今回の震災で、我々の日常生活がいかに電気に頼っていたか痛感させられた人は多かったと思います。  通信は止まる、
 物流も止まる、身動きがとれません。 信号機が止まった4車線の道を徒歩で横断するのがどれほど危険か、私もしっかり
 体験しました(昼間でしたが、夜なら自殺行為ですね)。

 大地震といっても強い揺れの範囲は道南と道央の一部。 なぜ停電が全道に及んだのかは今後の大きな課題だと思いますが
 停電中に発表になった北電の資料を私なりに整理してみたのが下の図です。 意外だったのは道内の電力の約8割を占める
 火力発電による電力が、震災直前にはわずか4か所の発電所で賄われていたという事実です。 道北・道東には全く発電所
 がないんですね。

 北電や経済産業相は、今後の対策の一つに北本連携(本州の電力会社との電力融通)設備の増強を挙げていましたが、電力
 というのは短時間で出力を上下することはできないはずで、今回のような数分内の電力喪失には間に合わないと思います。
 今回の揺れの直前に稼働中だった4つの発電所の最大出力合計は252.5万kw。 そのうち165万kwが一気に喪失し
 たのですから、これは他で支えられるレベルじゃない。 唯一の対策は「最初から1カ所の大規模発電所に頼らないこと」
 しかありません。 来年2月に営業運転が開始されるというLNGによる石狩湾新港発電所1号機(56.94万kw)もあること
 ですし、苫東厚真だけに頼る体制から脱却してほしいものだと思います。






 2018年 9月8日 (土)

 
 6年前の2012年7月22日のこの欄より
 【 まさに震災 】
 9月6日午前3時8分。 初期微動もほとんど無しに、いきなり強烈な揺れが家を襲い
 ました。 震度5強。 地震とほぼ同時に停電しましたが、おそらく1分経たぬうちに
 電力はいったん回復、安心したのも束の間、数分後に再び停電。そのまま約41時間後
 の7日午後8時過ぎまで電力は回復しませんでした。 みなさんは大丈夫でしたか?

 揺れの最中は「家が倒壊する!」と思いました。 つい先日、我が家を建てた建築業者
 と「この家、耐震性はどうなの?」「昔の基準で建てているからね~、基礎の深さから
 今と違うし、正直あまり良くはないよね。」という会話を交わしたばかりでしたから。
 建築時は東日本大震災はもちろん阪神淡路大震災も起きる前で、今ほど防災意識は高く
 なかったのです。

 幸いにして家屋そのものに被害はありませんでした。 灯油やプロパンガスのラインも
 無事でした。 ただ部屋の中はかなり物が散乱し、特に二階にある私の部屋は本棚の上
 の引出し式のコンテナの中身がほとんど部屋を横断して反対側の机の上に落ちたほどで
 水平方向に相当揺れたようです。1階居間でも重い食器棚が、運よく倒れはしなかった
 ものの、壁から離れ20cmほども前に出ていました。

 助かったのはキャンプ用の発電機があったことで、調べてみると6年前のこの欄で書い
 ていたのですが、発電機で家に給電する備えが大活躍しました。 備蓄してあった携行
 タンクのガソリンで、夜間5時間だけ発電機を止めただけで、照明・ネット・テレビ・
 冷蔵庫・トイレ(温水洗浄含む)・固定電話・ボイラーなど、ほぼ日常と変わらぬ生活
 が維持できました。特に夜間の照明と、メディアを通じた情報収集に困らなかった点は
 非常に大きかったと思います。 今月は二日前に発電機のエンジンをかけてみたばかり
 だったので、「備えあれば憂いなし」を実感しています。

 この地震では多数の死傷者が出てしまいました。 心からご冥福をお祈りするとともに
 あと数日は大きな揺れに注意しながら暮らしていこうと思っています。



 2018年 9月 3日 (月)


 
 この橋のほか5橋ぶん20枚のうち17枚が
 盗まれたらしい。
 【 どうする気? 】
 先月31日のニュースになりますが。

 夕張市内(滝ノ上周辺)の5カ所の橋から、橋の名を記した銘板が合計17枚も
 盗まれていることがわかりました。 合計の重さは200kgを超えるそうです。

 修復費用という観点から見た被害金額は約50万円、材質である銅の取引価格と
 いう観点から見れば約12~14万円ほどになるそうです。

 重さを考えれば、車を使っての犯行ということになりましょうが、さすがにこれ
 だけのニュースになると金属の買取業者に手配書も回るでしょうし、何せ橋梁名
 がはっきりしていますから、持ち込んだとたんに盗品と判る気もしますが・・・
 どうする気なんでしょうね?? いずれにしろ迷惑な話です。



 2018年 9月 1日 (土)


 【 箱入り娘 】
 暑いだ台風だといううちに短い夏も終わり、今日から9月です。

 みなさん「箱入り娘」というゲームをご存知でしょうか。 ゲームといっても、
 現代の子供たちには見向きもされないでしょうが、木枠の中で「娘」と書かれた
 コマを、他のコマを順送りにずらしながら出口へと移動させるあれです。

 我が家もかなりあちこち傷んでまいりまして、私の部屋も床回りを修繕すること
 になりました。 手を入れる場所が床だけに、家具などはいったん部屋から全部
 出さなければなりません。

 ところが他の部屋もそんなに広々としているわけではないので、一時的とはいえ
 一部屋ぶんの機器や家具を受け入れる余白はありません。「箱入り娘」よろしく
 まずあれをこっちの部屋に持ってきて、次にこれをこっちの部屋に移動させて、
 とパズルのように苦心惨憺するはめに陥っております。

 これを機会になくても済む棚もひとつ処分して、そうそう古いプリンタや洗車機
 もまだ捨てていなかったな・・・と月初めから腰を痛めそうな気配。 さてさて
 何日かかることやら・・・。







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