音風景・夕張 日記TOP




2019年7月


 2019年07月29日(月)  
 

 
【 夏らしいけど・・・ 】
比較的過ごしやすかったこの夏ですが、昨日あたりから一気に気温
 が上り、湿度も高くて蒸し暑い天気になりました。 夏らしい、と
 いえば確かに夏らしいけど、やっぱり蒸し暑いのはイヤですね。

 なかなか止まらない咳は「いくら何でももう花粉症の時期は過ぎて
 いるだろう」と調べてもらうと、「この状態は喘息ですね」と言わ
 れました。 祖父も母も喘息傾向なので体質的になりやすい因子は
 あったのかもしれません。 少し長く薬を飲み続けなければならな
 いようです。

 とはいえ、ひたすら安静にしている必要もないようなので、今日は
 近所にあるローカル空港の近くに飛行機を眺めに行きました。 

 写真(上)にある駐車場に行ったのですが、滑走路端から200mほ
 どしか離れていないので、なかなか迫力のある光景が見られます。
 風向きは南から南南東の風、飛行機は向かい風で離着陸しますから
 今日の風向きではこの場所で見られるのは着陸だけでしたが、着陸
 のほうが速度が遅いため写真に撮りやすいという利点はあります。
 
 私がいたあたりでは高度はすでに100ft(約30m)を切っていて、
 通り過ぎる時に風圧を感じるくらいです。 1時間半ほど見ていた
 間に着陸した飛行機の中で、写真(下)のFDA(フジ・ドリーム・
 エアライン)が運行する松本便が一番大きな機体でした。

 ブラジル・エンブラエル社のERJ170という機種で、就航が遅
 れている三菱のMRJがライバルとしているクラスです。 たぶん
 多くの方は「ブラジル?」と思われかもしれませんが、この分野で
 はカナダのボンバルディアと並ぶ2強です。 初めて間近で着陸を
 見ましたが、静かで均整の取れたシルエットだと思いました。

 定期便の旅客機の合間を縫って、小型機やヘリもけっこう飛んでき
 ます。 航空大学のビーチクラフトや道警のアグスタ、民間の調査
 会社のセスナ・・、ローカル空港とはいえ発着数はバカにならない
 ようです。 私の暇つぶしには恰好の場所かもしれません。




 2019年07月25日(木)           
【 昭和は遠く・・・ 】
JT(日本たばこ産業)が「ゴールデンバット」「わかば」「エコー」の
 紙巻きたばこ3銘柄をこの10月で廃止する、と発表しました。

 専売公社時代の「3級品たばこ」への軽減税率制度が9月末で廃止される
 ため、販売量を維持する価格設定ができなくなったのが理由のようです。

 JTによれば「ゴールデンバット」発売は明治39(1905)年、「わかば」
 は昭和41(1966)年、「エコー」は昭和43(1968)年。 どれも長いこと
 親しまれてきた銘柄でした。

 父は禁煙してもう40年以上経ちましたが、昔は「ゴールデンバット」を
 少し後には「エコー」を喫っていたので、パッケージには私も馴染みがあ
 ります。 

 父は教員でしたが、最近は学校内は敷地の中すべてが禁煙だそうですから
 昔で良かったと思っているかもしれません。 北海道庁は庁内が全面禁煙
 となっているのに、道議会だけ喫煙室を設置しようとして猛反発されてい
 るようです。 まあ議員サマだけが建物内で喫煙できる、となるとそれは
 反対されるでしょうよとは思いますが、何れにしろ喫煙者にとって厳しい
 時代になっているのは間違いありません。

 私自身はタバコを喫いませんし「百害あって一利なし」なのも承知してい
 ますが、この銘柄の消滅とともに「昭和の情景」としてタバコにまつわる
 様々な記憶がまた消えてゆくのは、正直ちょっと淋しい気もしています。




 2019年07月20日(日)   
【 こっちもやりきれない 】
京都アニメーションの放火事件、警察は容疑者の氏名を公表しました。 埼玉県
 在住の41歳の男だそうです。

 各メディアは一斉にこのニュースを伝えました。 「事件の重大性に鑑み、警察
 が容疑者の氏名を公表した」と。

 多少の表現の差はありますが、新聞もテレビもそれらの電子版も内容はほぼ同じ
 です。 ここで要点は全メディアが一様に「容疑者」と伝えたこと。 思い出し
 ませんか、しばらく前の池袋での乗用車暴走事故で母子二人が亡くなった事件。

 メディアが「元院長」という肩書付きで報道することへの批判に対し、各社とも
 「まだ起訴前であり、本人が入院中で事情聴取も終わっていない」と説明してい
 たはずです。 つい数日前のニュースでも未だに「容疑者」でなく「元院長」と
 伝えていていました。 現場検証も終わり、加害者が病院を退院した今もです。

 今回の放火犯はもちろん起訴前ですし、それどころか本人の事情聴取すら済んで
 いません。 それでも主要紙・各テレビ、一斉に「容疑者」と伝えました。

 確かに故意か過失かの差はありますが、どちらも刑法犯であることに変わりあり
 ません。 放火の事実に疑う余地がないことも間違いないですが、それを言えば
 池袋の事故も母子の命を奪った事実に疑う余地はありません。 あえて容疑者と
 呼ばない説明は、どうやっても成り立たないんじゃありませんか? メディアの
 標榜する「正義と公正」なんて所詮この程度のものですか?

 池袋の事故で残されたご主人は「容疑者」に重罰を科すよう署名を集め始めたそ
 うです。 罪を犯したなら犯したなりの責任を、誰もが同じように問われなけれ
 ばなりませんし、そうでなければ家族は決して納得できないでしょう。 何とも
 やりきれない気がしています。




 2019年07月18日(木)   
【 やりきれない 】
みなさんニュースでご存知と思いますが、京都でアニメーション会社が放火され
 現時点で33名の方が亡くなられました。 何ともい言いようのない憤りとやり
 きれなさを感じる事件です。

 放火後の顛末はもちろんわかっていますが、動機などはまだ全く不明。まあ何が
 あったにしろ、この結果を納得させる理由などあり得ないとは思いますが。

 私はアニメにそれほど詳しいわけではありません。 子供が小さい頃、ジブリの
 作品を何作か見たくらいです。 が、今回被害に遭った「京都アニメーション」
 の名前は知っています。 それは「響け!ユーフォニアム」というアニメを制作
 していたからです。 

 私が北高吹奏楽部に入部して最初に吹いたのがこのユーフォニアム(当時の一般
 的な表記は「ユーフォニウム」でした)で、右の写真のような形です。 恐らく
 吹奏楽経験者以外は名前を聞いてもどんな楽器か判らないだろうマイナーな楽器
 です。 後にも先にもタイトルにユーフォニウムを冠したTV番組はこれだけだ
 と思います。 劇場版も作られましたので、ある程度ヒットしたのでしょう。

 折しも朝ドラ「なつぞら」もアニメーターを描いていますが、収入を得る手段と
 しては決して恵まれているとは言えないアニメーションの世界で、地味な作業に
 明け暮れ腕を磨いてきた若い方々の命が、短時間にたくさん失われたことは非常
 に残念で腹立たしい。 二度とこんな事件が起こらないことを心から祈ります。




 2019年07月11日(木)

  
  
  
【 悲観的な足ならし 】
だいぶ体調が良くなり、あまり安静にしていても体が
 なまるだけですので、少しはお日様の光を浴びようと
 近くの海岸に出かけてきました。

 もう少し早ければ、はまなすの咲く絶好の季節だった
 のですが、10日ほど行き過ぎて花のほうはいま一つ
 でしたが、久しぶりにまとまった距離を歩きました。
 半島状に延びた砂州の上に伸びている木道の上を歩き
 木道が切れた更に先まで、片道1.8kmほどはあった
 でしょうか。

 天気は良かったのですが、海岸ですので風はけっこう
 強く、おかげで気温の割に汗をかかずに済みました。

 だいぶ体がなまってしまったのか、砂州の先端に進む
 につれて深くなる砂に足をとられ、思った以上に体力
 を消耗しました。携帯電話を持っていましたが、家内
 とは「ここでいま津波警報が鳴っても、避難場所まで
 走って戻る体力はないよなあ」などと、明るい夏の光
 の下にしては、えらく暗い会話を交わしてしまったの
 でした。




 2019年07月05日(金)

  
  
  
【 やっぱり最高 】
今年も夕張メロンの最盛期がやってきました。初競り
 では過去最高の高額で取引された夕張メロンですが、
 市場価格全体が高騰したわけではなく、私たちが購入
 する価格はほぼ例年通りのようです。

 頂き物ですが、夕張メロンの中でも1000個に1個程度
 しか穫れないという「特秀」を食べました。「優」で
 も充分以上においしいですが、最高位の「特秀」は、
 やはり特別・格別なものがあります。

 糖度が高いのはもちろんで、夕張メロンらしい芳香も
 強いですが、甘さにしつこさがなく後味がとても上品
 です。 幾何学的にみごとに整ったネットをもつ皮は
 厚さが薄く均一で、右写真のように皮目ぎりぎりまで
 ほんとうに甘くみずみずしい。 

 最近は夕張以外のメロンも美味しくなったとは思いま
 すが、これを食べてしまうと「夕張キング」の名が表
 す通り、メロンの王の座はまだまだ夕張にあるなあと
 思います。 やっぱり最高だよ、夕張メロン。 
 



 2019年07月01日(月)

  
  
  
【 黄昏時 】
2019年も半分が過ぎ、今日から後半戦・7月に
 入りました。

 すでに夏至は過ぎましたが、日没はここ数日が
 一年で最も遅くなる時季です。 

 数日前になりますが、お世話になった方が亡く
 なられ、葬儀に行ってまいりました。 18時
 からの葬儀が終わり、帰り道でちょうど日没を
 迎えました。 高速道路の高架上なので、高さ
 のぶん更に日没が遅く見えたせいもありますが
 今の季節ならではの長い黄昏時の風景に、つい
 見入ってしまいました。

 古来から黄昏時は「逢魔が時」とも呼ばれ、霊
 的なものが高まる時間帯とされてきました。
 満ちていた光が消えゆく光景は、本能的に人間
 に何かを感じさせてきたのかもしれません。

 何しろ葬儀の帰り道。この美しい日没が、魂は
 かくのごとく消え去り再びまた出づる、という
 「輪廻」をシンボリックに表しているように見
 えてしまうのでした。