音風景・夕張 日記TOP




2019年09月


 2019年09月26日(木)
 
 
  結局新しく買ったのもパナソニック製。
  きっと海外生産のものだろうけど。
 
【 駆け込みじゃないんだけど 】
間もなく消費税が10%に上がろうというこの時期。 タイミングがいいのか悪い
 のか、洗濯機がダメになりました。 増税前の駆け込み需要がニュースになってい
 るなか、ニュースに踊らされているようで本当はこんな時期に買い物などしたくは
 ないのですが、毎日使うものなので買わないわけにもいきません。

 改めてみると製造年度は2002年。 17年以上も使っていることになります。
 そういえば、メーカーのロゴもパナソニックではなく「ナショナル」、今となって
 は貴重なロゴマークが刻まれています。

 近くの家電量販店で新しい洗濯機を注文し、夜TVを見たらNHKの「ファミリー
 ヒストリー」はまさに松下幸之助の回。 企業の社会性・公益性の重要さを説き、
 経営状態が苦しい時にも決して従業員を解雇しなかった幸之助翁の目に、某自動車
 会社のように、さんざんリストラしたあげく自分は膨大な額を私的流用した経営者
 は、どう映っているんでしょう。 企業の公益性の象徴として翁が命名したという
 社名「National」の文字を見ながらそんなことを考えていたところです。




 2019年09月20日(金)  
【 北陵中学校校歌 再公開 】
かねて制作中だった北陵中学校校歌が、珍しく予定より早く完成しまして
 さきほど音源を北陵中のページにアップしました。

 前の版と比較すれば、よりリアルな音源に代わって音質が大幅に改善した
 ことが一番ですが、テンポを大幅に速くしたり、前奏・間奏などを短くし
 て曲全体を短くしました。 約30秒ほども短くなっています。 もちろん
 楽譜は全部書き直し。 作る側にしてみれば、もう別の曲です。

 基本的に音源ファイルはmp3形式ですが、スマホでアクセスした場合の
 機器への負荷を減らすため、圧縮率を高くしてファイルサイズを小さくし
 ています。 この点では音質が下がることにつながりますが、全体として
 はそれでも前の版よりホンモノっぽくなっていると思います。

 ちなみに音源データのサイズですが、今回の北陵中校歌で約2.2MB。
 同じ音源データをCDで使う[16bit/44.100kHz]のWaveファイルで作成す
 ると約28MB、最近のハイレゾ音源相当の[24bit/192.000kHz]のWave
 ファイルで作成すると187MB・・桁違いに大容量になります。 作る
 側としてはできるだけ高品位の音で聴いて頂きたかったのですが、さすが
 に1校分で、夕張市内の校歌を全部入れるよりデータ量が大きいとなると
 妥協せざるを得なかったのです。

 また改めて聴くと以前の音源はどうしても見劣りするので、今まで30校
 近くまで編曲してきた夕張市内の校歌は、これでまた振り出しに・・・。
 真面目な話、もう少し集中して編曲を進めないと時間的にヤバいな・・。
 



 2019年09月19日(木)
 
【 言えないだろうな 】
この間、昨年の地震時に停電したことを書きましたが、千葉県では台風13号の風水害
 による停電が今も続いています。

 大規模な停電からの復旧時期については、発表されるたびに日延べされ、完全復旧する
 にはまだだいぶ時間がかかりそうです。

 時速に直せば200km/h以上の風が襲ったうえに水害も加わったわけですから、送電線
 などに被害が出るのは当然で、確かに天災で仕方のない部分もありますが、東京電力の
 現状と復旧に関する会見を見ていてひとつだけ感じたことがあります。

 それは、このような大規模停電が起こったことや復旧に時間がかかっている原因につい
 て質問が及んだ時のことで、聞いていて「ん?」と思いました。 それは色々な表現を
 使って、何とかある単語を使わずに会見を済ませようとしているんじゃないか、という
 ことです。 長々と説明していましたが、翻訳すれば「想定外でした」ということなん
 でしょ?? 

 言いたくないのは判りますが結局そういうことなんだな。 天災はいつも人知を超える
 規模で起こるわけですよ。 だから壊れて本当に困るものは最初から作るな、が原則だ
 と思いますよ、何のことを指しているのかは言わないけど。




 2019年09月13日(金)

 

  最初の入力は楽譜をMIDI化して読み込むだけなので、後は音の長さと強さを
  音符一つ一つで調整するだけなんだけど、何せ数がとんでもないので(写真の
  帯の中の黒い点がぜんぶ音・・・)、何より必要なのはひたすら根気である。 

  
【 今のところ順調 】
いま作業中の北陵中学校の校歌の編曲ですが、珍しく
 順調に進んでいまして、譜面を書く「編曲」の作業は
 全て終わり、音源を制作する段階に入りました。

 「CUBASE」というYAMAHA系の会社の作るソフトを使い
 オーケストラの全ての楽器をパート毎に入力していく
 のですが、この編曲の場合で17楽器・27声部もあ
 りますから、根気だけの勝負みたいな面はあります。

 右は制作画面の一部ですが、今は木管楽器(右写真の
 青い帯)5パートはいちおう入力し終わり、4パート
 ある金管楽器(黄帯)の3パ-ト目のトロンボーンを
 作業中。 茶帯の弦楽器、緑帯の打楽器はこれからで
 すが、打楽器は出番が少ないので、残るヤマは音数が
 非常に多いバイオリンということになりますか。
 
 ということで、ただいま絶賛作業中!? この前も書き
 ましたが、目標は今月内の音源公開なので、もう少し
 お待ちいただければと思います。
 



 2019年09月09日(月)

 

  堤体の長さはシューパロダムが480m、こちらが632mとかなり長い。 

  
【 塊 】
9月になっても暑い日が続いていて、道内各地は昨日
 も真夏日のところが多かったようです。

 天気もいいし、そういえば見たことがなかったという
 ことで、当別ダムを訪ねてみました。 竣工は4年前
 の2015年ですから、シューパロダムより少しだけ後に
 作られたダムです。

 ダムの構造上の分類は大きく言えばどちらも重力式、
 堤体の重さそのもので溜めた水を支えるタイプですが
 その中でもシューパロダムはコンクリート式、当別ダ
 ムはCSG式だそうです。

 簡単に言ってしまえば、シューパロダムは堤体全部が
 コンクリート製、当別ダムは表面はコンクリートです
 が、中はセメントを混ぜた砂利です。 こちらの方が
 低コストでできるらしく日本独自の工法だそうです。

 シューパロダムと当別ダムは、高さが倍近く違うので
 (それぞれ110.6mと57.2m)、背の高いシューパロは
 中が砂利では強度的に成立しなかったのでしょう。

 どこのダムもそうですが、間近で見るとその大きさに
 気圧されます。 重量感といいますか「塊」感とでも
 いいますか、これが人工物かと。 写真だとスケール
 感が伝わりませんが、堤頂上の長さは632mもある
 巨大な建造物です。 実際にダムの上を歩くと遠近感
 が麻痺するのか、そんなに大きいと感じませんけど。

 ダムは実利的にカタチを決めているので、そこで美醜
 を論ずるのは筋違いですが、正直、黒部とか豊平峡の
 アーチ式ダムには、少しは美しさを感じる余地があり
 ますが、この重力式のダムってのは、ひたすら力技、
 いかにも物量戦って感じで、あんまり好きになれない
 です・・・。
 



 2019年09月06日(金)

 

  一年前、食料品や電池などがすっかり底をついた近所のスーパー。 

  
【 あれから1年 】
平成30年度北海道胆振中東部地震から今日で丸1年
 が過ぎました。

 夜明け前に震度5強の揺れに襲われた我が家は、居間
 の食器棚やピアノなど重い家具が大きく移動し、自室
 では本棚の上のビデオテープを保管していたコンテナ
 が部屋の反対側に飛び、1個が8kg近くある鋳物製の
 モニタースピーカーが倒れました。 すぐ近くで寝て
 いた私の頭の上に落ちてこなかったのは幸運でした。

 地震直後、いったんは照明が点いたもののすぐ停電。
 そのまま41時間に亘って回復しませんでした。全域
 が停電に陥った北海道の中でも、一番復旧が遅かった
 地域のひとつでした。

 不幸中の幸いだったのは、私が元々キャンプ好きで、
 900wの発電機とそれ用の燃料を備えていたことで
 照明・テレビ・冷蔵庫・パソコン、温水洗浄式トイレ
 までは何とか賄えました。 昨今では必需品のスマホ
 や携帯電話の充電もできました。

 しばらく使っていなかった発電機は3年前に故障した
 のですが「もうキャンプも行かないし、発電機なんて
 無くてもいいじゃない」という家内を「まさかの時の
 備えは絶対に必要だ」と説き伏せ、2万以上の修理代
 をかけて修理したのが見事に役立ったわけです。

 修理後は一カ月に一度、用が無くても必ずエンジンを
 かけていましたし、重要度の高い順に照明器具や家電
 の消費電力を調べ、発電機でどこまで動かせるか計算
 してあったことも奏功しました。 「備えあれば憂い
 なし」とは本当によく言ったもんです。

 古人の箴言には「喉元過ぎれば熱さを忘れる」という
 のもあります。 昨年以上の地震が来ないとも限りま
 せん。 私も昨日は月に一度の発電機のエンジン始動
 を済ませ燃料も補給しておきました。これからも備え
 は怠らないようにしておきたいと思います。




 2019年09月01日(日)
 
【 秋の足音 】
今日から9月です。 今年も残り1/3となってしまいました。 まだ部屋では半袖で
 過ごしていますが、朝晩はめっきり涼しくなりました。 ひと雨ごとに気温は下がって
 秋の気配をはっきり感じます。 この欄のタイトルの部分も今日から「秋仕様」に変更
 しました。 狭い部屋にこもって譜面ばかり書いていると季節感を失いそうになるので
 せめて僅かでも季節感を出そうと思いまして。

 昨日の午前中、NHKで夕張を取り上げた紀行番組を2本続けて放送していました。
 残念ながら1本目の最後のあたりでやっと放送に気がつき、全部は見られませんでした
 けれど、いずれも数年前に制作したものらしく、昔の夕張の写真を交えながらあちこち
 見覚えのある風景を見ることができました。

 北陵中の校歌は2番の終わりまで書き進み(コード進行や最低限のイメージを忘れない
 程度の音は曲の最後まで書いてあります)、ここまでくれば楽譜はあと一息というとこ
 ろです。 実際にHPで音を流すには、楽譜を「CUBASE」に読み込んで、音符に楽器を
 振り分け、細かい編集を加えなければならないので、むしろそっちの方が時間がかかる
 のですが、目標は今月中の完成かなあ。 暑さも一段落したので、少し身を入れて音源
 制作に励みたいと思います。