音風景・夕張 日記TOP




2020年3月


 2020年03月27日(金)  
【 明るい話題が・・ 】
TVをつければコロナウイルスのニュースばかり
 で、さすがに「もう少し別の話題がないのか」と
 叫びたくなってきます。

 夕張市のHPにも「市長のメッセージ」が掲載
 されていますが、北海道全域まだまだ安心できる
 ような状態ではありません。

 ただ、過剰に警戒して先日の紙製品騒動のように
 買いだめに走ったり・・・というような事態だけ
 は何としても避けなければなりません。 食料品
 についても「平時のとおり購買する」ように各所
 が呼びかけています。 何より買いだめするため
 に混んだスーパーに出かけ長蛇の列に並ぶことは
 感染リスクを増やすだけ、本末転倒だと思うので
 すけどねえ・・。

 東京オリンピックもついに延期となりましたね。
 誰が作ったものか判りませんが、ネットでこんな
 画像が流れていました。 ある意味、日本の文化
 や精神性を端的に表わしていますよね。
 座布団一枚。




 2020年03月22日(日)  







 

【 真実の数字 】
相変わらず毎日コロナウイルスの話題ばかりです。 今や
 欧米の感染者数が急激に増え始め、3月21日正午現在で
 日本経済新聞の図表によるアメリカの感染者数は15219人、
 同じくドイツは14138人、フランスは12612人、スペインが
 19980人、最も危機的なイタリアは47071人・死者4032人と
 なっています。

 イタリアは総人口が6千万人+と日本の半分であることも
 合わせて考えると、相当に危険な状態です。  日本では
 沖縄で初の感染者が出ましたが、この方はイタリアから成
 田空港経由で帰国した方だそうですから、欧米との検疫は
 強化せざるを得ないでしょう。

 その日本の感染状況ですが、どこのメディアも延べの感染
 者数は伝えるのですが、じゃあ退院した人の延べ人数はど
 うなっているんだ、となるとどこも伝えてくれません。
 延べの感染者数は当たり前ですが毎日増えてゆく一方なの
 で、それだけ見せられていると不安になってきますよね。

 どこも伝えてくれなけりゃ作ろうということで厚生労働省
 が毎日発表する感染状況の表を元に、グラフを作ってみま
 した。 それが右のグラフで、青が延べ感染者数(PCR
 検査陽性者)、緑が延べ退院者数、赤が要入院者数です。
 但し赤の数字については待機者等もあって現在の入院者数
 と多少差があります。 その他、但し書きを要する数字も
 ありますが、全体の傾向を捉えるには充分でしょう。なお
 調査期間は3月1日から3月21日です。

 このグラフの赤い線が下降に転じなければ、今回の感染症
 が本当に収束に向かっているとはいえない・・までは確か
 (今のところ感染者の増加する勢いのほうが、退院者が増
  える勢いより強いようです。)なのですが、問題は縦軸
 の最大目盛りです。

 右の2枚のグラフは全く同じ数字を表していますが、印象
 はかなり違うはずです。 上は縦軸の上限を日本の総人口
 の約1万分の1である1300にしていますが下はその10倍
 の13000となっています。  ちなみにドイツやアメリカは
 冒頭に書いた通り、すでに下のグラフの上限を振り切って
 います。

 上のグラフを見ていると「何だ収束するどころかどんどん
 悪化しているじゃないか」と感じるでしょうし、下のグラ
 フを見れば「欧米よりは何とか感染を抑えているな」とい
 うことになるでしょう。 どちらの見方もウソではありま
 せんが、どちらかを真実と断する根拠もありません。事実
 を伝えるというのは、つくづく難しいことだと思います。




 2020年03月17日(火)  
 
  
【 出口は見えず 】
テレビのニュースは相変わらず新型コロナウイルス一色で、90台半ばの
 父(しかも肺の疾患で1年以上治療中)に万が一でも感染してはいけない
 ので肺がらみの感染症にはどうしても神経質にならざるを得ず、もともと
 部屋に籠りがちな生活は更にインドア化しております。

 まあ私は春はいつもシラカバ花粉症の咳に悩まされているので、空気清浄
 機がある部屋から外に出たくないのは毎年のことなのですが、テレビなど
 でこれだけ不安なニュースを聞かされ続けると、だんだん鬱屈した気分に
 なろうというものです。

 メディアに望みたいのは「現時点での感染による入院者数」変化をグラフ
 などで明確に示し続けてほしいということです。

 現在の入院者数=「延べ入院者数」-「延べ退院者数」

 新たに陽性と診断され入院が必要となった人がいる中で、回復して退院し
 た人もいるわけで、退院者の方が多ければこの病気が収束に向かっている
 ということですし、入院者の方が多ければ感染が拡大しているということ
 になります。

 「延べの感染者数が~人に達しました」という報道だけでは、不安を煽る
 だけになってしまいます。 グラフ化するなどして、現実の数字を正確に
 可視化して伝えることこそメディアの使命じゃないでしょうか。 どなた
 かがテレビで発言していましたが「疫学は数理と統計がすべて」というの
 は全くその通りで、きちんと整理された数字を伝えるべきだと思います。

 あと私自身が間違って認識していたなあ、と思ったこともありました。 
 それは石鹸の効果についてで、私は「手を洗う」ことが大量の流水でウイ
 ルスを流すことが目的で、石鹸それ自体に滅菌効果はなく、ウイルスが付
 着した油系の汚れを洗い流すことが狙いだと思っていました。

 ところがそうではなく、石鹸(正確には石鹸に含まれる界面活性剤)自体
 に滅菌作用があるそうなんですね。 コロナウイルスはウイルスの一番外
 側にエンベロープという膜があるのですが、この膜は脂質にある種の糖を
 加えたもので出来ているそうです。 モノが脂質ですからね、界面活性剤
 はそれを水とくっつけて溶かしてしまいます。 だから界面活性剤を含む
 石鹸はコロナウイルスに対して滅菌効果があるということです。 これを
 知ってから念入りに石鹸をつけて手を洗うようになりました。

 人間は環境に順応する生き物です。苦楽どちらの環境にもすぐ慣れます。
 スカンクの臭いは他の動物にはいつまでも耐えられない臭いですが、人間
 は時間が経つと七転八倒するほど苦しまなくなります。 どうも日本人は
 特にその傾向が強いような気がしていて、大騒ぎし、すぐ慣れて飽きる。
 それは苦しみや悲しみを引きずらず明日を向く、という美点でもあって、
 度重なる震災や戦禍から復興してきたのもその特性が生かされてきたから
 ともいえますが、伝染病に対しては危険です。

 これだけ騒いでいますが感染が問題となっておよそ一カ月。 この環境に
 すら慣れ、危険に鈍くなることが一番コワいと感じています。
 



 2020年03月08日(日)  
 
  
【 外出できず思う 】
コロナウイルスが蔓延しているので、もともと部屋に籠りがちな私は更に
 外出の機会が減っています。

 そんな今、昨年11月に予約注文していた古い洋画のブルーレイディスク
 が届きました。 注文して4カ月も経っていたので、注文した本人ももう
 忘れていたところでしたが、外出できない憂さを晴らすにはちょうどいい
 タイミングでした。

 作品は1979年公開の「ファイナル・カウントダウン」。 ハワイ沖で訓練
 航海中の米空母「ニミッツ」が、1941年・開戦直前にタイムスリップして
 しまうというストーリー。 ハリウッド映画でタイムスリップ物としては
 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」や「オーロラの彼方に」などがあり
 ますが、「ファイナル・カウントダウン」もストーリー展開としてはよく
 出来ていると思います。 この種の最新版の通例で、ビデオ版では褪色が
 始まってセピアがかっていた画像はリマスターされ、ノイズもきれいに消
 されています。 過去3回テレビ放映された各局版の吹替えが全部入って
 いるのもうれしいところです。

 劇中でほとんど主役と言っていいイェランド艦長役のカーク・ダグラスは
 まさに先月、103歳で亡くなりました。 彼を偲びながら映画を見たい
 と思います。

 撮影当時就役間もなかった「ニミッツ」は今でも現役ですが、2024年には
 次世代級の新造船と交代の予定だそうです。 なにせ劇中では1979年から
 1941年へ38年の時を跳躍するのですが、今は1979年から41年経っています
 から、時間差は映画制作時から現在までの方が大きいのです。 

 それにしても改めて思うのは、第二次大戦からこの映画が作られた頃まで
 の間には世界情勢は大きく変化したけれど、80年代以降の数十年は政治も
 テクノロジーも停滞しているんじゃないかということ。これは日米ともに
 ですが、政治家の志の高さなんか逆に年々下がっているとさえ思います。

 映画の中のようにもう一度歴史を生きるチャンスが訪れればいいのにね。
 



 2020年03月04日(水)

 

   

  
【 なにが真実? 】
異常事態ともいえる様相を呈する
 コロナウィルス感染症。 デマも
 多く、なまじっかネットなんても
 のがあるばかりに混乱に拍車がか
 かっているのも事実です。

 中には「実際の感染者数は発表よ
 りずっと多い」などと徒に危機感
 を煽るような内容のものもあり、
 このウイルスの詳細が不明なだけ
 に何が本当か見極めるのが非常に
 困難になっています。

 個人的には日本経済新聞は経済紙
 というイメージの割に正確で中立
 な報道が多いと感じていて、参考
 にしているのですが、その日経の
 サイトに3月4日昼現在の世界の
 感染者数が掲載されています。

 これによれば全世界の感染者数は
 91099人、死者数は3150人。 これ
 から計算すると致死率は3.46%、
 WHO発表の3.4%とほぼ同じです。
 罹患すると30人に1人が亡くなる
 病気ということですね。 

 疑えばキリがありませんが少なくとも日本でコロナウイルス感染症の死者数は、ごまかすのが難しそうです。 現在
 の死者数は12人となっていますので、日本での致死率は4.08%。 世界平均と比べてそれほど離れていない数値で
 すから、死者数を正とすれば感染者数の数字にもある程度の信憑性はあるように思えます。 ちなみにイタリアでは
 79/2036=3.88%、イラン77/2336=3.30%。 多少の差はありますがばらつきの範疇で数字の整合性はあります。
 いささか疑問に思うのは韓国で、28/4812=0.058%・・・ここだけ致死率の桁が違います。 死者数・感染者数の
 数字のどちらかあるいは両方を疑わざるを得ません。

 またWHOのサイト(残念ながら日本語版は無いです)を見ると、マスクの着用については「マスクを着用しなければ
 ならないのは医療や介護関係者と、すでに感染症に罹患し咳などの症状が出てしまっている人だけ」とはっきり書い
 てあります。 マスクは既に感染した人が咳でウイルスを周囲に飛散させないために使うのであり、感染予防のため
 にマスクを着用してもムダ、ということですね。 予防のためには石鹸で念入りに手洗いをすることと、アルコール
 で消毒をすること、換気の悪い空間に多人数でいないこと、に尽きるようです。

 この辺の誤解が理解されて、マスクの買いだめなんて現象が早く解消すればいいですね。 あ、私はマスクをしてい
 ますよ、しないと花粉症で鼻水や咳が出るのと、いま咳が出ると周囲の人の視線がとてもコワイので・・。

  追記:より細かい粒子でも除去できますよ、という意味でマスクの箱に書いてある「PM2.5にも対応!!」の
      謳い文句ですが、PM2.5の大きさは2.5μm(マイクロメートル)、コロナウイルスのそれは100nm(ナノメートル)です。
      マイクロメートルは百万分の1m、ナノメートルはその千分の1の10億分の1mです。 単位をナノメートルに統一すれば
      2.5μm=2500nmですから、100nmしかないコロナウイルスはPM2.5の粒子より更に小さいのです。
      実際の感染はウイルス単体が空気中に浮遊しているわけではなく、飛沫に付着している状態で浮遊して
      いるので、飛沫を吸い込まないという意味では全く効果がないとは言えませんが、少なくともマスクを
      していればコロナウイルスは防げるということではなさそうです。 PM2.5対応でない(=目の粗い)
      マスクでは感染防止効果は更に期待できないということになりそうですね。 それよりマスクを汚れた
      手で触ると何にもならないので、やはり基本は「とにかく手を洗え」です。

 追記2:上記の致死率の差について、3月31日の日本経済新聞に米スタンフォード大学のJ・イオアニディス
      教授(疫学)の見解が掲載されていました。 それによると「把握されていない感染例が3倍あるのか
      300倍あるのか判らず、現在のデータは全く信頼できない」そうです。更に現実の致死率を計算する
      には、死者数から今回の感染症に罹らなかった場合でも死亡した数を減じなければならず、それは各国
      毎に異なる判断基準となるため、致死率の算定は非常に難しいそうです。本文中の記述は誤りでした。




 2020年03月01日(日)
 
 
【 影響広がる 】
寒さも緩み今日から3月になりました。 ブログの題字も春色に替え、本来なら気分も
 明るくなる・・・ところなんですが、新型コロナウィルス感染症のおかげでニュースは
 ほとんどそれ一色。 何とも暗い春のスタートになっています。

 日常生活にも徐々に影響が及び始め、例えば花粉症に悩む私に一番響いているのはマス
 クが全く買えないこと。メーカーは24時間体制で通常の3倍の量;週に1億枚を生産
 しているそうですが、店頭には全く回ってきません。 まずは医療機関に優先して納品
 されているためもありましょうが、転売目的で買占めしている例も多く、実際にネット
 で結構なというか法外な値段で売られているのを見ました。 意地でもそんな奴らから
 買うものか!と思ったりしていたところです。

 3月14日に開催予定だった「第84回夕張の杜コンサート」も中止となりました。
 完成したばかりの南清水沢の「りすた」が会場だっただけに、とても残念に思います。
 私の所属する北海道作曲家協会関連でも、曲を提供していたフルート協会のコンサート
 がやはり中止になりました。 コンサートは狭い空間に多人数が集まる最たる例ですか
 ら、やむを得ません。

 インフルエンザウィルスなら高温多湿に弱いので夏になると自然に収束するのですが、
 今回のコロナウィルスについてはそれも全く未確認。 暑くなったら自然消滅・・・
 するかどうかは不明です。  まずは少しでもウィルスに関する研究が進み、医薬品や
 マスクなどの準備ができるまで時間を稼ぐしかないでしょう。 批判も多いようですが
 個人的には学校の臨時休校などもやむを得ないと思っています。 根拠のないデマ等に
 一喜一憂せず、冷静に経過を見守るのが今は最善の策なんでしょうね。