先月20日のこの欄で、諸外国に較べ送れていた新型コロナ感染症のワク
チン接種状況が、だいぶ追いついてきたという話題を書きました。
あの時の数字は9月17日時点でのものでしたが、今日付けの数字はどう
なったかというと、右のようになりました。 前の時まだ米国にわずかに
及んでいなかったワクチン接種完了率は、24日経った今アメリカはもち
ろんチェコもイスラエルも抜いて、ほとんどドイツに並びました。
見較べると判るように、アメリカはこの間に54.13%→55.86%と
1.73%しか増えていません。 欧州各国も同様で、アメリカほどではあ
りませんが伸びは鈍化しています。 日本は53.23%→64.32%と
11.09%も増えたので、ほぼEU主要国並みまで追いつきました。
国内の感染者数・重症者数も減り、緊急事態宣言も解除されたのは皆さん
もご存知の通りですが、不気味なのは予想以上に感染者数が減ったことで
ここまでの急減の原因は不明・・・ちょっと怖いですね。 これではもし
次の感染拡大が起こったら何をすればいいのかわかりませんから。
悲観的に考えれば、これから寒い時期に差しかかり暖房を使うようになる
と換気が悪くなりがちで、これは感染症にとっては悪い要素です。さらに
年末年始になれば(もし規制をしなければ、ですが)酒席も増えます。
確かにワクチン接種は進みましたが、ほとんど同じ接種完了率で、総人口
が8320万人と日本の約7割しかないドイツの今日の新規感染者は、5905人
と日本の第5波のピークに近い数字なのです。 やっぱり不気味・・。
まあ過剰に心配するのもなんですが、なにせ感染者減少の科学的な説明が
できていないわけですからね。 外食も旅行もまずは慎重に様子見だな。
そうそう、『天使のはしご』の制作は順調ですので、予定通り16日には
公開できると思います。 ぜひお聴きいただければと思います。
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