音風景・夕張 日記TOP




2021年11月


 2021年11月28日(日)
 
【 ひとつながり 】
25日の話になりますが、夕張市富野の山林で江別市の50才台の
 男性が遺体で発見されたそうです。 遺体の傷の状況などからクマ
 に襲われた可能性が高いと伝えられています。

 すでに男性の家族から警察に捜索願いが出ており、携帯電話の位置
 情報からまず男性の車を発見し、捜索していたようです。

 写真が小さくて見づらいですが、富野は空から見ると黄色いピンの
 位置です。 すぐ下の夕張と書いた黄色い丸が夕張市役所の場所で
 左上に岩見沢が、右上隅に富良野市や中富良野町が見てとれます。
 こうみれば、夕張は道央の山地の西の端にあって山はひとつながり
 であることがよくわかります。 クマにとっては自由に往来が可能
 な「縄張り」でしょうから、今回のように人間が遭遇し事故が起き
 る確率はかなり高そうです。
 
 今年になってからは山中どころか、札幌市内でも東区のイオンや、
 南区の生協の駐車場にクマが出没し、前者ではけが人も出ました。
 だんだんクマの側の警戒心が弱くなってきている気もしますね。

 道内の人口が減少傾向にあるせいもありますが、Googleで空から
 眺めると、北海道では人の住んでいる地域はほんの僅かで、大半
 が手つかずの森林であることがよくわかります。 道内の山林は
 ほとんどどこでも踏み入ればクマがいる、と思うべきでしょう。

 共生といってもね、相手がクマではなかなか難しいとは思うので
 すが、このセンサー多用の世の中、動物の接近を知らせる技術は
 ないんですかね?? クマの側は人間のニオイや音を検知できて
 いるんですから、それを上回る検知性能のセンサーがあれば遭遇
 を回避できるのに・・なんて思ったりしています。




 2021年11月24日(水)
 
     主要な楽器の動きはこんな感じ?? 
【 リメイク 】
ネットの記事で知りましたが、「サンダーバード」の新しい劇場版
 が年明けに上映されるそうです。

 「サンダーバード」はイギリスのSFドラマで、本国では1965年の
 9月から、日本では翌1966年からテレビで放映されました。 私も
 含め60代前半の方々の中には小学生くらいの頃に熱心に見ていた
 ファンも多いと思います。

 実は「サンダーバード」がリメイクされるのは、これが初めてでは
 ありません。 過去にも実写映画化されたり、半CG化したりして
 新しい版が作られましたが、いすれも評価はイマイチ。 やっぱり
 オリジナルの人形と模型を使った映像に勝るものはない、というの
 が大方のファンの評価でした。

 今回すごいのは、最初の放映期に3話だけ流したラジオドラマ版を
 昔ながらの人形と模型を使って映画化した、というところ。 昔の
 制作手法をこのCG全盛のご時世に甦らせたのです。 今風なのは
 資金集めがクラウドファンディングだという所だけでしょうか。

 「サンダーバード」のテーマ曲は私が「オーケストレーション」
 というものを初めて意識した音楽です。 音楽がパートでできて
 いるということを子供心に感じていて、各楽器の動きを頭の中で
 バラして聴いていました。 主題の最初の2小節を書き出すと、
 右のように7つの動きになると思います。楽器の数はもっと多い
 のですが、動きとしてはこのどれかになるはずです。 今改めて
 譜で見ても音楽としてちゃんとしています。 子供向けだからと
 いって単純な音楽でいいということは決してありません。 そう
 いう意味でも「サンダーバード」の教育的効果は大きかったなあ
 と思ったりしています。




 2021年11月20日(土)

 
  夕張リゾートオペレーション(株)WEBサイトより
【 レースイ再開! 】
すでに新聞等でも伝えられていますが、昨年から営業が止まっていた夕張
 の「マウントレースイスキー場」が12月18日から営業再開の見込みだそう
 です。 コロナの緊急事態宣言も解除されていますし、集客のうえからも
 雇用の点からも何はともあれ良かったですよね。

 そうそう、明後日の話になりますが、札幌の大通で夕張市のふるさと納税
 のPRイベントが開催されるそうです。

 『夕張市ふるさと納税PRイベント』
  日時:2021年11月22日(月)10時~16時
  場所:札幌市中央区大通西3丁目
      大通りビッセ 地下2階、チカホ横イベントスペース

 当日は市職員・夕張高校生・厚谷市長が参加し、PRや今後納税返礼品に
 加わる予定の商品の販売も行う予定だそうです。 みなさま、感染対策に
 充分注意しながら足を運んでみてくださいませ。




 2021年11月14日(日)
 
     これは最後の段階の画面 
【 校歌に戻る 】
このところ音源制作に熱中していて、ついついこの欄の更新が滞る
 ことになっておりました。 気が付けばカレンダーは11月も半ば
 近くが過ぎています。

 私の場合、音源を製作するには3つの段階を経ています。 各段階
 で別のソフトを使っていますが、面倒なようですが長年やってみて
 実はこれが一番早いのです。

 まず記譜ソフト「finale」で楽譜を書きます。 オーケストラなら
 1ページ18段とかの楽譜を3分の校歌で14ページ前後書かなけ
 ればいけません。 ここに全体の作業時間の約5割を費やします。

 次に音楽制作ソフト「Cubase」でMIDI(音楽データの規格)化
 した楽譜データを読み込んで編集します。 各パートに楽器の音色
 を振り当て、音の一つ一つの強さ/長さ/鳴り出すタイミングを調整
 します。 音符の数だけこの作業を繰り返します。 3分の曲でも
 音符の数は千の位で、この段階で作業時間の約4割を使います。

 最後に「SoundEngine」という加工/効果ソフトで曲の前後に無音を
 入れたり、録音レベルを調整したり、フェードイン/アウトを加え
 たりします。(このソフト、ネットで無料で入手できるのが素晴ら
 しい!) この段階に作業時間の残りの1割くらいを要します。

 まだるっこしいようですが、いったん出来たと思っても後で必ず手
 を入れたくなるので、結局これが一番早くなるんです。

 今は幌南中学校の校歌編曲に戻りましたが、まだ第一段階なので、
 完成は遠い・・・これは絶対年を越すよなあ。




 2021年11月04日(木)

 
  画像はWikipediaからの転載で事故機とは異なる
  最近の機体ならば滑空比は45以上、つまり
  琵琶湖の「鳥人間コンテスト」の台のように
  10mの高さがあれば 450m先まで飛べるのだ
  丘珠空港で「宙返り」も見たことがある
  グライダーは本来そう簡単には落ちない・・・
【 事故続き 】
3日の正午過ぎ、新篠津村で二人乗りのグライダーが離陸に失敗し
 乗っていた男性二人が脊椎損傷の大けがを負う事故が起きました。

 先日も美瑛でグライダーが墜落し、こちらは男性二人が亡くなって
 います。 このような事故が続くと、グライダーそのものが危険と
 いう印象を与えてしまいそうです。

 実はもう四半世紀も前になりますが、私は一度だけまさに昨日事故
 があった新篠津村の滑空場で、グライダーに乗せてもらったことが
 あります。この滑空場は石狩川の河川敷にあり、当時と変わりなけ
 れば、ウィンチでグライダーを引くワイヤーを巻き上げて離陸させ
 る方式を取っていると思います。

 ワイヤーの巻取り速度は80km/hを超え、高度600mまで一気に
 機体を引き上げます。 例えるなら凧揚げと理屈は一緒ですから、
 機体の上昇角は旅客機よりずっと大きく、上昇中の機体や翼が風を
 切る音や震動は想像以上です。 ところが高度600mでワイヤー
 を切り離した瞬間、風音も振動も完全に消失します。 この瞬間は
 何とも言えない感覚で、まさに鳥になった気分。 僅か15分ほど
 のフライトでしたが、眼下に広がる石狩平野の緑を、ほとんど無音
 のコクピットの中から眺めた時間は今でも忘れられません。

 印象的だったのは、離陸前に操縦席のレバー操作でワイヤーを確実
 に切り離せることを何度も何度も確認していたこと。 空を飛ぶ物
 はみなそうですが、離陸前の点検は非常に入念です。 まだ事故の
 原因は不明だそうですが、「グライダー=危険」というイメージを
 払拭するためにも明確な分析がされることを祈りたいと思います。




 2021年11月01日(月)  
【 オール1 】
今日は11月1日。 当たり前ですが、日付の数字に1だけが並ぶ
 のは一年で今日と11月11日の二回だけです。

 そういえば、書きそびれていましたが先日10月26日、このHP
 の累計アクセス数が「111111」になりました。

 一日に1回でもご覧いただければいい、くらいの気持ちで始めだの
 ですが、気づけばそこそこの回数になりました。 これもひとえに
 ご覧いただいている方々のおかげです。改めてお礼申し上げます。

 当初は夕張市の最大人口(116908人)に達したらやめようと思って
 いたのですが、アクセス数が思っていたよりずっと多かったのと、
 校歌の編曲に思っていた以上に時間がかかっている、という両方が
 ありまして、たぶんその数字ではやめないと思います(笑)。

 しかしこのゾロ目のアクセス数、次のゾロ目は「222222」と
 いうことになりますね。 ここまで14年ですからね、更に14年
 以上はさすがに・・・だからアクセスカウンターにゾロ目が並ぶの
 はきっとこれが最後でしょう。 たかが数字ですけれど、そう思え
 ばちょっと愛おしい気もするかなあ。