音風景・夕張 日記TOP




2023年07月


 2023年07月26日(水)
 

【 変える必然 】
これは単に新しいものについていけなくなった、年寄りの愚痴かもしれませんが・・。

 身の回りの様々なことで「これ、新しくなったけど前のほうが使いやすかったよね」と
 いうことは結構あります。 

 我が家なら、今年になってから交換した温水洗浄便座の操作スイッチがまさにそうで、
 前のほうが手元を見ずに操作できて絶対に良かった。

 パソコン関連のことになると更にその傾向が強く、OSが新しくなるたびに、ひたすら
 慣れるためだけに費やす、あの無駄な時間は誰が贖ってくれるんだと毎回思います。
 ブラウザの「Edge」にしても、以前の「インターネットエクスプローラー」時代に
 左端にあった「お気に入り」表示を、右端に寄せたのはなぜ? 横書きの文字は左から
 右に読むので、今まで通り左端にあったほうが理にかなっていたんじゃないですか??
 変えなければならない必然が、さっぱり判りません。

 最近だと多くの人が「改悪」と感じているのが「twitter」でしょうか。
 まあ「意見には個人差があります」ということは確かにあるでしょうが、アカウントを
 登録しないと閲覧もできないなんていうのは、発信の手段として「twitter」を開設し
 ている企業や公的機関などにとって決して有難くないはずです。 歌人の俵万智さんが
 今回の「twitter」について、二首の短歌を詠みました。 これがまさに最少の字数で
 多くの人の心を最も的確に代弁しているんじゃないでしょうか。

  「言の葉を ついと咥(くわ)えて 飛んでゆく 小さき青き鳥を忘れず」
 
  「このままで いいのに異論は 届かない マスクの下に唇をかむ」

 蛇足ですが、「ついと」=ツイート、「異論」=イーロンにかけたのでしょう。
 日本語をこんなに自在に操れるなんて、ほんとに羨ましい・・・。




 2023年07月22日(土)
 

【 応援歌 】
卒業生の方からのご要望がございまして、しばらく前から
 夕張南高校の応援歌の音源制作に取り組んでおります。

 いただいた資料によれば、当時の吹奏楽部の方の作曲だそ
 うですが、原譜の調が変ロ長調(B♭)であるのも確かに
 吹奏楽をやられていたなら納得です。(吹奏楽で使う楽器
 はトランペットやクラリネットなど調が変ロ長調のものが
 多いのです。)

 右のように楽譜はけっこうできたのですが、音源となると
 ここから先の「音の編集作業」のほうがむしろ時間がかか
 るので完成はまだまだ先になるでしょう。このHPで公開
 できるかどうかも未定なのですが、お聴きいただけるよう
 になればいいなと思っています。

 なんだかんだでもう7月も下旬。 お盆を過ぎれば秋風が
 吹き始めます。 今年はいつになく夏が短く感じるなあ。




 2023年07月09日(日)
 
 
 
【 減速せず 】
久しぶりにグラフを更新しましたが、夕張市の
 人口は相変わらず減少の一途を辿っています。
 今のところ、人口減少の勢いが減速する気配は
 ありません。

 2023年5月末の夕張市の総人口は6658人。
 財政破綻した2006年には13000人強でした
 から、ほぼ半減したことになります。

 このグラフは破綻3年後の、2009年1月からの
 人口推移を表していますが、ご覧になって判る
 ように、どこにも変曲点と呼べるものはありま
 せん。 ずっと直線的に減少を続けています。

 1年間の減少幅は300~350人で、これも
 ほとんど変わっていません。 見方を変えれば
 人口が半分になっても年間の減少数が同じでは
 減少「率」は倍になっている、とも言えますが
 何かをきっかけに急激に住民が転出している、
 ということが無いのも確かです。

 あと数年で国への「借金返済」が終わりますが
 その頃には人口は5千人台になっているかもし
 れません。 現実は厳しいですね・・・。




 2023年07月01日(土)
 
 




 
 
 
【 コロナの現状 】
今日から7月、今年もあっという間に半分過ぎ
 後半に入ったことになりますね。

 新型コロナ感染症ですが、今年の5月初めまで
 続いていた感染者数の全数把握をやめ、現在は
 指定された特定の専門病院の1週間の感染者数
 の1病院あたりの平均感染者数を発表するよう
 になっています。

 統計学上はこれで全体の状況を推定できる、と
 いうことで、全数把握をやめ、累計するための
 労力を軽減したのでしょうが、数字を聞かされ
 てもピンとこない人が多いのでは??

 統計学的に定点方式と全数把握との間に相関が
 あるから定点方式にしたのなら、ここはやはり
 全体の感染者数の推定値を付記すべきだと思う
 んですけれど、誰も発表してくれません。

 そこで自分でちょっと計算してみました。

 右上のグラフはHTBが発表した定点方式によ
 る第8波のピーク以降の感染者数変化です。 
 道内の指定病院の1週間の平均値で、最多数は
 昨年11月14~20日(第8波のピーク)の
 期間の1病院あたり45.15人。 最少は今年
 3月20~26日の1.48人です。

 右下のグラフは同時期の全数把握による感染者
 数をグラフ化したもので、青い点線が全道の感
 染者数の前後7日の平均値です。 

 下のグラフの青い点線と、上のグラフの増減は
 ほぼ同じであることは一目瞭然で、最多最少の
 タイミングも合っています。 全数と定点それ
 ぞれによる感染者数の間には、強い相関関係が
 あることが確認できます。

 全数把握方式による全道感染者の最多数を定点
 方式の数字で割ると8434÷45.15≒186.8。

 同じく感染者の最少は279÷1.48≒188.5。最大
 の時の数字と非常に近い数字になりますね。

 数字の覚えやすさということで、「188」を
 採用すれば、毎週発表される定点方式の数字を
 188倍すれば、以前と同じように全道の感染
 者数を推定できる、ということになりますね。
 あくまで簡易的に数字を掴む、というレベルの
 精度ですけれど。

 6月12日~18日の定点方式による1病院の
 感染者数は5.71人。188倍すれば1073人
 ほどになります。

 安心はできないけれど、医療逼迫というほどで
 もない、というところでしょうか。

 188倍。 ちょっと覚えておいていただけれ
 ば便利かな、と思います。

  7月4日追記)
   道内の6/19~6/25の定点当たりの報告数は
   5.23人でした。また少し減少しましたね。
   188倍すれば≒983人。 全道の感染者数が
   1000人を少し切った、くらいが現状かな。