音風景・夕張 日記TOP




2023年09月


 2023年09月30日(土)
 
   
【 最後の夕刊 】
本日付で北海道新聞の夕刊が休刊になりました。「休刊」と言っては
 いますが、事実上の廃刊でしょう。インターネットメディアに押され
 新聞各社とも発行部数は右肩下がりですから、時代の流れには逆らえ
 ないのかもしれません。

 「ニュース(NEWS)という言葉自体が表しているように、メディアに
 求められている「即時性」ついては、ネットの方が明らかに優れてい
 ますから、それ以外の価値を見出せない限り、新聞は確かに取り残さ
 れていくのかもしれません。

 昨今の某芸能事務所の性加害問題に関するメディアの積年の報道姿勢
 が象徴しているように、報道の内容が。忖度や圧力にまみれたもので
 あり続けるなら、それこそネット以下、存在価値はありません。

 新聞もTVも、なぜメディアとしての自分たちが退潮していくのか
 真剣に考えてほしいと感じています。




 2023年09月21日(木)
 

【 コロナの現状 】
私のところにも新型コロナワクチンの接種兼が送られ
 てまいりました。 今回は生後6か月以上の国民全て
 が対象だそうで、全員が無料でワクチン接種を受けら
 れるのはこれで最後になるかもしれません。

 とはいえ恐らく多くの皆さんが、5月8日の5類移行
 以来、感染状況が、感染者の全数を毎日発表する方式
 から、特定の医療機関あたりの毎日の感染者数を7日
 で平均した数値を発表する定点把握方式に変わって、
 現状が判りにくくなったと感じているのでは??

 そもそも定点把握でも全体数を推計できるから、集計
 に人手を取られる全数把握はやめて定点把握にします
 という説明でしたよね? つまりこの二つの数字には
 明確な相関関係があるはずなんです。

 ならばそれも発表すれば現状が判りやすいと思うので
 すが、そこは積極的に発表されていません。 むしろ
 恣意的に伝えていないんじゃないかとも思えます。

 そこで個人的に昨秋の第8波以降の全感染者数の7日
 平均値を出して、5月8日以降の定点把握値から推計
 した感染者全数とを、続いたグラフにしてみました。

 端的にいってお盆過ぎをピークに、第9波が来ている
 と見ていいと思います。 同時に現時点ではピークは
 超しているように見えます。1日の感染者数で言えば
 あくまで概数ですが、全道で2800人ほど、札幌市
 で1200人ほどが現状ではないでしょうか。 昨秋
 の第8波の時よりはまだマシではあります。

 新型コロナ感染症には2020年春から3年半も悩まされ
 続けています。 確かに最初の頃と同じ緊張を続けて
 いくのが必ずしも最善とは限りません。 視点をどこ
 に置くかで対処方法も変わるでしょう。 しかし現状
 を正確に把握することと、その先の対処を決めること
 は全く別の問題です。 現状は正確に認識できていな
 ければなりません。

 ワクチン接種ひとつにしても、感染する危険と副反応
 などのリスクを秤にかけなければいけません。 その
 意味で今の感染状況の伝え方はいかがなものか。

 考えたくはないけど、ワクチン接種と自然感染を合せ
 た免疫獲得率が8割~9割に達しないと結局のところ
 この病は収束しないんじゃないでしょうか。 今まで
 感染拡大を抑えてきた日本は、逆にこの先も収束まで
 時間がかかる・・・のかも知れません。 医療逼迫が
 起きない程度にみんなで注意しながら、繰り返し襲う
 感染の波の高さを根気よく徐々に低くしていく、のが
 現実解なのかも、と最近は思っています。




 2023年09月15日(金)
 
   
【 祭日 】
ハッピーマンデーなどという訳の分からないもののせいで、徐々に
 記憶が薄れていってるかもしれませんが、今日は祝日「敬老の日」
 だった日です。

 それと私にとっては沼の沢神社のお祭りの日、まさに「祭日」でも
 ありました。 14日が宵宮で今日15日が本祭り、子供のころは
 けっこう楽しみにしていたものです。

 祭りの日には綿菓子やおでん、金魚すくいなどの出店が並び、人出
 もかなりのものだったと思います。 今の年齢ではお盆からわずか
 に一か月余り過ぎただけ、お盆からすぐ続いているような感覚です
 が子供心にはかなり間があって、お盆は夏・お祭りは秋、と季節が
 まったく違う行事だと捉えていたように思います。

 沼の沢も人口が当時の1/3になりました。 お祭り、どうなって
 いるのかな。 記憶の中の祭りの喧騒を再生しながら懐かしい気分
 が半分、物哀しい気分が半分・・・といった敬老の日であります。




 2023年09月13日(水)
 

【 AMEDASポイントに思う 】
昨日から今日にかけて、道内は強い雨に見舞われました。

 昨夕テレビを見ていたら「夕張市の沼の沢では経験したこ
 とのない強い雨が降り・・・」というニュースが伝えられ
 ました。 1時間に63mmという猛烈な雨が記録された
 そうです。

 夕張市内にはAMEDASの観測点が3か所設置されていますが
 そのうち1か所が沼の沢にあります。 場所は右の地図の
 オレンジのマークの場所:ペンケ川の国道より少し下流の
 右岸にあります。 沼ノ沢市街とツムラの工場のちょうど
 中間くらいでしょうか。

 ここにAMEDASが設置されたのは1983年、新鉱の事故の
 2年後のことで、63mmの雨量は設置以来初めての記録
 だそうです。

 AMEDASポイントのあたりは、もともと私の曽祖父が開墾し
 たのが最初と聞いています。 19世紀末に入植した当初
 曽祖父は今の沼ノ沢神社の下の低地(菖蒲が咲く湿地で、
 ここが「沼の沢」の地名の元らしい)で水田を開いたらし
 いのですが、6年ほどかけて作った水田は大雨による夕張
 川の氾濫ですべて失われ、土地が一段高い現在のAMEDASの
 あたりを開墾し直したそうです。

 だから大雨に関しては ちょっと因縁のある場所とも言え
 なくもない・・。 そもそも北海道は人間と気象との戦い
 が苛烈な土地ですが、昨日の雨で被害が生じなかったこと
 を心から祈りたいと思います。




 2023年09月11日(月)
 
   
【 初期目標達成 】
本日朝、このHPの総アクセス数が116908に達しました。

 この数字はこのHPを開設したときに目標としていた数字でした。
 先月1日の投稿のグラフを見てお気付きの方もおいでかもしれませ
 んが、この数字は昭和35年秋に記録した夕張市の最大人口です。

 HPを始めたときには「こんなページ、毎日見てくれる人はいるだ
 ろうか」程度に思っていたので、絶対に届きそうに思えなかったの
 ですが、予想以上にご覧いただいて、今日を迎えました。 ご覧い
 ただいている皆様に、改めて感謝申し上げます。

 実は最初はこの数字に達したら、HPをやめようと思っていたので
 すが、今やめるのはどうにも中途半端なのでやめませんよ。(笑)

 HPは2007年から、この欄は2008年6月からで、両方ともずいぶん
 長く続けてきたものだと思います。 著名なブログでアクセス数が
 5桁6桁違うものもざらにありますが、開設期間が10年を越して
 いるブログって案外少ないかもしれません。 校歌の編曲もそうで
 すが、これからも急がず弛まず続けていこうと思っています。




 2023年09月08日(金)


 
  今回のコース。 オレンジの二重線は両方向とも通行止め。 赤の太い単線は対向車線は通行可。
 
【 万全だったのか? 】
私は自転車が好きで、最近こそ数
 が減りましたが、多い時は16台
 を保有していたことがあります。

 ですから毎年この時期に行われる
 全国有数のロードレースとなった
 「ツール・ド・北海道」は楽しみ
 にしていました。

 今年は今日から3日にわたり競技
 が行われる予定だったのですが、
 初日の今日、事故が起こり全ての
 日程が中止となりました。

 今日は旭川の総合防災センターを
 スタートし、東神楽→東川→美瑛
 →上富良野→中富良野→富良野→
 南富良野の各町を走り抜け、新得
 町のサホロリゾートのゴールまで
 174kmのコースでした。

 事故は12時少し前、上富良野町
 で起きました。 先行集団を追い
 抜こうとした競技者が対向車線に
 出て、対向の乗用車と衝突したの
 です。 報道では心肺停止常態で
 病院に搬送されたそうで、まずは
 事故に遭われた方のご回復を心か
 らお祈りしたいと思います。

 大会のサイトの地図では、競技は
 コースの全区間を通行止めにする
 のではなく、両車線通行止区間と
 対向車線は通行可能区間とが混在
 するなかで行われています。

 事故が起きたのは両方向とも通行
 止めの区間だそうですが、周辺の
 通行車両に通行止めの情報がどこ
 まで周知されていたのか、地図を
 見ただけでもかなり複雑で、確実
 に周知されていたのか疑念もあり
 ます。 報道の写真では、事故を
 起こした乗用車は本州のナンバー
 でしたので、通行情報を全く知ら
 なかった可能性もあります。

 安全管理は万全だったのか、徹底
 した検証と改善が行われることを
 願いたいと思います。




 2023年09月01日(金)
 
   どうにかイントロはできた・・・。
【 秋の入口?? 】
あっという間にお盆も過ぎ、今日から9月です。 この欄をご覧い
 ただいているほとんどの方が気にしていないと思いますが、ページ
 のタイトルの色とタイトル文字両側のイラストは、季節ごとに変え
 ておりまして、今日から「秋仕様」に変わりました。 本日は道内
 全域が雨模様なので、暑さもひと段落しております。

 南高校の応援歌は作業を進めておりまして、とりあえずイントロは
 入力しました。 とは言ってもイントロはわずか4小節、曲全体の
 83小節の5%にも満たないので、先は相当長いのですが・・。

 南高校の校歌「わが人生の牧場なり」は、夕張の小中高全ての校歌
 の中で、唯一現在も歌い続けられている曲です。 そうなっている
 理由の一つには、歌詞に校名や炭鉱にまつわる単語が含まれていな
 いことがあると思うのですが、応援歌のほうはどうなのでしょう?
 こちらは歌詞で「南校(なんこう)」を連呼していますから、夕張
 高校には歌い継がれていないかもしれませんね。

 応援歌にふさわしい力感にあふれた曲調です。  お聴きいただく
 機会があれば、と思っています。