音風景・夕張 日記TOP




2024年12月


 2024年12月31日(火)
 


【 年越しの夜 】
今年も残すところあと数時間となりました。 わが家は(というか私は、ですが)
 年末年始の食べ物にまつわる恒例がありまして、そのひとつが元旦の雑煮に添える
 薬味なのですが、南瓜の種を乾燥させたものを根気よく擂鉢で摺ってペースト状に
 したものを使います。

 昨年までは母が一年間食べた南瓜の種を貯めておいて乾燥させ、一粒ずつ皮をむい
 たものを使っていたのですが、かなり手間のかかる作業で「今年でもう勘弁して」
 ということになり、amazonで見つけて作ることになりました。

 写真のように照りが出るまで摺るのはかなり大変ですが、出来は今までとほとんど
 変わらないようです。 あまりにきれいに薄皮がとれているせいか、かすかに色が
 薄い気がするくらいで、味は全く同じみたいです。

 これから今晩の年越しそばを打ちます。これも恒例行事で、これまた手間のかかる
 作業なので、家内は多分やめたいと思っているでしょうが、こういう季節感は絶対
 必要だと思っているのでやめませんよ(笑)

 そういうわけでわが家はいつもと同じ年を越せそうです。 みなさん、今年も大変
 お世話になりました。 どうぞ良い御年をお迎えください。




 2024年12月21日(土)

 

 年末年始を控えた今こそ、新型コロナ感染症の再拡大の注意喚起をすべきだと思いますが
 どこのメディアもほとんど伝えないのはなぜ??
【 冬至 】
今日は二十四節季の冬至:一年
 で最も昼間が短い日です。

 札幌の今日の日の出時刻は午前
 07:02:48、日没時刻は16:02:42
 、昼間の長さは8h59m54sです。
 昼が9時間、夜が15時間とい
 うことになりますね。それでも
 これからは毎日、明るい時間が
 増えていくと考えれば、少しは
 明るい気分になれるかも。


 コロナの感染者が増えてます。
 2022年11月の第8波から以降、
 感染者数のピークは、少しずつ
 数を減らしてきましたが、今回
 初めて前回のピークを上回りま
 した。

 冷静に見れば、コロナの感染力
 が弱まったわけでもなく、画期
 的な予防法ができたわけでもあ
 りません。 感染の波の唯一の
 減衰力だったワクチン接種回数
 が、有料化により大幅に減った
 わけですから当然といえば当然
 の結果かもしれません。

 これから年末年始の帰省の時季
 ですから、人流も増えます。
 日常生活をいつまでも制限する
 のかという議論と、罹患した際
 のリスクを避けることは、全く
 違う次元の話です。 コロナの
 危険度が下がったわけではない
 ですから、皆さま充分にご注意
 くださいませ。




 2024年12月12日(木)
 


【 編曲は完成 】
最初からやり直していた北高の校歌の編曲がようやく終わりました。実際に聴ける
 ようにするには、楽譜をMIDIデータ化して音楽制作ソフトに読み込んでから、
 一音一音編集しなければならないので、まだ先になりますが・・・。

 写真は曲の最後、音楽用語でいえば「CODA(コーダ)」の部分です。 もともと
 CODAはイタリア語で「尾」を意味します。 クルマ好きの私としては60年代
 あたりから以降のイタリア車に見られる「CODA=TRONCA(切った尾)」と
 いうデザイン(フェラーリやアルファロメオ等に見られる車の後尾を垂直に切った
 形状 )を思い出しますが、音楽のCODAは主題と少し離れて自由に作曲すること
 ができるので、編曲する側としては楽しめる部分なんです。 何しろ「編曲」する
 場合、作曲者が作ったメロディは変えられないわけで、主旋律部分に自由度はない
 ですからね。

 校歌の音源を完成させるには時間が必要ですが、これから年末にかけては一年間で
 一番雑事が多い季節ですから、なかなか手が回らなさそうです。 今朝は今季一番
 の積雪があり、除雪にけっこう時間と体力を使いました。 夕張は1日で46cm
 も降ったそうですから、もっと大変だったと思いますが・・・。

 本格的な冬はこれからですが、どんどん早くなっていた日没は、12月9日に底を
 打ち少しずつ遅くなり始めました。 明るい気分になれる材料を探しながらまた冬
 を乗り切りましょう。




 2024年12月01日(日)
 


【 より厳しい基準を 】
今日からいよいよ12月。今年もあっという間に最後の月になってしまいました。

 先月、JR北海道函館本線で貨物列車の脱線事故がありました。 踏切の渡し板の
 部分のレールが経年劣化で腐食し折れたことが原因と発表されましたが、根が深い
 のは、この部分の異常が超音波探傷により発見されたのが9月だったことで、それ
 以降も踏切の渡し板を外さずに目視で点検しただけだったことです。

 会見でJR北海道は「事故は貨物列車で起きたが、最高速度120km/hの特急でも
 起きた可能性があったのか?」という問いに「あったと思う」と答えました。

 10月15日のこの欄に「道内に入ってからの特急は遅いし揺れる」と書きました。
 私が乗車したのは、今回異常が発見された9月から事故が起きた11月の間ですか
 ら、まさに「脱線してもおかしくない」状態だったことになります。

 鉄道車両の車輪は、右図上のような構造になっています。  車輪は外側が直径が
 小さくなっていて、カーブで車体が外側にふくらむと、カーブ外側の車輪は直径が
 大きい部分でレールと接触し、内側の車輪は小さい部分で接触します。これにより
 自動車のようにハンドルがついていない鉄道車両もカーブを滑らかに廻ることが
 できるのです。 さらにレールから車輪が外れないよう「フランジ」と呼ばれる縁
 がついていて、それ以上は外に行かないようになっています。

 この「斜めになった車輪でレールと接している」ため、長く使っているとレール
 の取付幅Aは徐々に広がってきます。当然フランジまでの隙間B広がります。

 物理モデルにしてしまえば、鉄道車両は右下図のように車輪の先細りの勾配と同じ
 角度の谷間を、鉄の車輪で走っているのと同じです。いつも左右にフラフラしがち
 ですが、フランジに引っかかり脱線はしません。 ですがBの寸法が大きくなると
 車体の左右の振れ幅は大きくなります。

 千歳線の「快速エアポート」と比べると、同じ在来線でも左右の揺れはかなり違う
 気がします。 今回の脱線の原因は腐食の見過ごしだったにせよ、車体の横揺れは
 脱線を助長するので、本当に「安全第一」ならば、在来線の精度(基準)も厳しく
 したほうがいいんじゃないかと思います