音風景・夕張

ユーパロ谷 気まぐれ日記

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2009年2月

 2009年 2月25日 (水)
 【 女心と・・・ 】
 ・・・秋の空、などというと最近は女性蔑視と言われるのかもしれませんが、北海道では天気が変わ
 りやすいのは秋よりも冬のほうでしょう。

 数日前ですが、ちょうど天気が激変するところを目にしました。 「ところ」と書いたのは、降雪の
 今始まった場所だけがまるで線を引いたようで、それがどんどん近づいてくるのが判ったからです。
 昔を思い出してみれば、夕張に住んでいた子供のころはスキーなんかに行くと同じような光景をよく
 目にしていたような気がしますが、最近は街中に住んでいるせいかとんとお目にかかりませんでした。
 ちょうど高い場所にいたので目にしたわけですが、やはり北海道の冬は怖いですよね。

           
            【Before】日差しが眩しかったのに・・・


       
         【After】わずか3分で真っ白・・・



 2009年 2月20日 (金)
 【 あれ、間違ってた・・。 】
 先日から清小・清中・北稜・向陽と校歌を追加したりデータを差替えたりしたのですが、パソコンを
 リセットしたときに設定がデフォルトに戻っていたのに気付かず、校歌のデータを今までのmp3で
 はなくwmaファイルに変換してました。 普通はこれでもお聴きいただけたと思いますが、念のた
 め他校の校歌と同じmp3に差し替えました。 もし今回の曲だけ聴けなかった、という方がおいで
 でしたら、もう一度お試しください。


 P.S. 2月7日の日記で迷っていたオーディオ、最終的にKenwoodにしました。 悩んでいる間に
     ネット価格が下がり更に安く買えました。 BOSEとは迷いましたが、独特の低音がどうして
     も好きになれず、こちらにしました。 ただKenwoodの音にも弱点がありまして、ピアノの
     音が苦手でひどく人工的に聞こえます。 まあ「省スペース&少予算」では妥協するしかあ
     りません。(好みの音質には個人差がありますのであまり参考にしないで下さいね。)
     あとiPod接続用専用ケーブルが、それだけで\4980ってどうよ。 ボッタクリじゃん・・。
 


 2009年 2月18日 (水)



 数年前の今時季に乗ったDHC8-Q300。
 行きの快晴の丘珠空港にて。 降着装置
 がらみの事故が多いのは、高翼のエンジン
 から長い脚を出しているのも一因?
 前脚も壊れてるからそればかりじゃないか。


 中標津からの復路。 ターボプロップの
 4翔のプロペラの向こうには屈斜路湖。
 この後、阿寒湖&噴煙を上げる雌阿寒岳
 も眼下に。 日勝峠だって空からなら
 ほんのひと山です。 翼に邪魔されずに
 眺望が楽しめるのは高翼機の美点です。

 【 国語の力 】
 最近はテレビのクイズ番組などの問題として多用されたせいか、「漢検(漢字検定)」の受験者数が
 「英検」のそれを抜いたのだそうです。 それはそれで悪いことではないのですが・・・。

 2月13日の話になりますが、米国ニュージャージー州で旅客機が民家に墜落する事故が起きました。
 墜落したのはカナダ製のボンバルディアDHC400−Q400という機種です。 

 話が横道にそれますが、以前一部報道でボンバルディア社は業界の新参者のように書かれましたが、
 機種名の「DHC」が示す通り、前身はデ・ハビランド・カナダ(デ・ハビランドのことは12月14日にも
 ここで書きました。)で歴史あるメーカーです。 札幌の丘珠空港でもANA系のエアー・ニッポンが
 YS−11の代替機として一回り胴体の短いDHC8−Q300を稚内や中標津線に使っています。  私も両路線
 とも乗ったことがありますが、基本的には優れた機体だと思っています。

 さて、この事故で日本でも同型機が2007年に高知空港で緊急着陸したことを思い出し、事故の詳細を
 調べてみました。 前輪が出ないまま火花を散らして胴体着陸、滑走路に擱坐した機体から乗客が避
 難する光景をご記憶のかたもおいででしょう。 これはインターネットですぐに調べられました。
 国土交通省のHPでは今や事故の調査報告書が公開されており、一般人の私でも労することなくこう
 いうものが読めるということには、改めて時代というものが実感されます。 

 事故の内容の詳細は、こういうことに興味があり且つある程度技術に明るくないと理解しにくいかも
 しれません。 ここで私が興味を引かれたのは本文の事故報告ではなく、報告書の最後の最後の部分
 です。 とりあえず、上の下線部をクリックして報告書の最後《参考》の部分をご覧ください。

 この厳密さ・正確さには半ばは感心し(決して皮肉でなく)、半ば呆れました。
 「認められる」「推定される」「考えられる」・・・普段はほとんど意味の差を考えませんよね。
 それでも公的な文書となると、意味を厳密に規定しなければならなくなる。 前にテレビで、法令の
 成文化の際に官僚が句点を一箇所追加しただけで全く意味が変わってしまった、という例が紹介され
 たことがありましたが、公的な文書になればなるほど良くも悪くも厳密な国語力が求められるという
 ことは確かなようです。 

 改めて考えれば、生命保険の約款みたいに肝心なことは判り難く(?)書いてある例は沢山あります。
 「漢検」でクイズ向きでトリッキーな難読漢字を読めるようになるのも結構ですけれど、長い文章を
 正確に理解できることのほうが、もっと必要なんじゃないの。 わが子なんかを見ているとつくづく
 そう思うのですけれど。  あ、国会で低迷を「ていまい」って読んじゃうヒトはもちろん論外ね。



 2009年 2月14日 (土)
 【 二桁 】
 向陽中学校の校歌を公開しました。
 北高から始めた校歌の編曲も、これでちょうど10校目の校歌公開になります。

 小学校28校・中学校11校・高校7校・計46校。これが今までに存在した夕張の学校の総数です。
 編曲数がようやく二桁に乗ったといっても、まだ1/4にも達していません。 この調子だと全てを
 編曲するには10年かかるかもしれませんし、長い間には何があるか判りませんから最後までやれる
 か明言もできませんが、できるだけ続けていきたいもんだ・・・・唯一もらえた家内からのチョコを
 もそもそと頬張りながら思うSt.Valentine's Dayの夜でした。

 P.S. 夜の12時を回ったので正確には15日分の日記となりますが、さだまさしの夜中の番組を
    見ていましたら岩手県の盛岡第一高校が紹介されてました。  実は学生時代の友人にこの
    学校の出身者がいまして、思い出したのがこの学校の校歌のことです。 校歌のメロディが
   「軍艦マーチ」そのものなんですね。 校歌を聴きたくなったらパチンコ屋へ・・・っていう
    のは卒業生のかたに失礼なジョークかもしれませんが、インパクトという点では間違いなく
    日本一の校歌だと思います。



 2009年 2月12日 (木)
 【 Version 2.0 公開 】
 というわけで、清水沢小学校と清水沢中学校の校歌データを差替えました。

 どちらの校歌もテンポを速くしたので、清小が 3:31→3:20 、清中が 3:20→3:17 になりました。
 特に清小校歌は明らかに速く感じると思います。

 百聞は一見ではなくて、この場合は百見は一聞にしかず、お聴きいただければと思います。
 思いのほか時間がかかってます。 その割りに変わってないと言われそうですが・・・。



 2009年 2月 8日 (日)
 【 Version 2.0 】
 今まで作りためた校歌を、レコード時代の「LP」のように一枚のCDにして聴いてみました。
 
 このようにして一連で聴いてみると、どうもサウンドの統一性で気になる部分がありまして、それで
 清水沢小学校と清水沢中学校の校歌に手を入れることにしました。 基本的な編曲を変えるわけでは
 ありませんが、全体のテンポや緩急、音のバランス、ビブラートやリバーブなどのエフェクトをもう
 一度やり直そうというわけです。 いわばVersion2.0 。 若干ですが楽器の加わる部分もあります。

 どちらの曲も僅かにテンポを早くしますので、演奏時間は少しだけ短くなりそうです。 あと数日で
 公開できると思います。 まあ本人が思っているほど変わり映えしてないのでしょうが、聞き比べて
 いただくのも一興かもしれません。 



 2009年 2月 7日 (土)
 【 買い物の悩み 】
 枕元でiPodを聴くときに使っていたプレイヤーが不調です。 電池駆動の時はいいのですが、AC
 電源にした途端に、ハムノイズが乗るようになってしまいました。 元々確か \6800 という品物で、
 小さいことが最大の長所みたいなものでしたから、わざわざ修理する気にもなれないでいます。

 昔から家電や機械モノを選ぶとなると俄然やる気を出す傾向がありまして、代替機をネットで物色
 してみました。 で、これなら良いのじゃないかと思ったのが下の3機種です。

     
        BOSE SoundDock Portable



    Kenwood CLK-5i-W

 
      Marantz CR201
 設置スペースの関係で、薄い形であることが必須条件。 BOSEは専用の充電電池付きで、小さく可搬性
 は一番ですが、現物を家電店で試聴すると中音域の解像度が今一つ。 あとiPod以外の音源は全くあり
 ません。 Kenwoodは持ち歩くのには絶望的な大きさですが、音質は好みで価格も手頃。( ネットだと
 \24000台です。) Marantzはデザインはいいけれど、近くの店に現物が無いので肝心の音が未確認。
 それに何しろ値段が高い。 実勢価格はKenwoodの倍以上です。 唯一アナログ入力でしかiPodが接続
 できないのも×。 Marantzのブランド名とサブウーファー内臓というのは魅力的なんですけれど・・。
 ・・・と、まあそういうわけでそれぞれ一長一短、まだどれにするか決めかねています。

 ただ三者に共通した美点はデザインに余分がないこと。 最近は乗用車なんかを見てもそうなのですが
 なにかこうゴテゴテした感じのものが多くなっています。 現在のデザイン界をリードしている連中が
 ガンダムなんかで育った世代だから?などと真剣に思ったりもするのですが。  日本でいえば能面、
 欧米流でいえばバウハウスのデザインに代表される、いわゆるミニマミズムの方が私はオトナっぽくて
 好きなんだけど・・・・これまた私の美的感覚は世間ではマイノリティなんだろうなあ・・・。 



 2009年 2月 2日 (月)
 【 マイノリティ 】
 自慢じゃありませんが、根っからの性格がひねくれているせいか、どうも昔から多数派になれません。

 私の中・高校生時代はフォークの全盛期でした。  長髪にベルボトムのジーンズ、それにギターと
 いうのが、当時のメジャーなスタイルでカッコイイ条件でもありました。

 例によって私はそのどれも持ち合わせませんでした。 特に音楽系のクラブなんかに入っていますと
 周囲は音楽に興味のあるやつばかりですから、ギターなんか、みんな器用に弾きながら流行りの歌を
 歌うわけです。 ところが私はこのギターって楽器がてんでダメで、今でこそ簡単なアルペジオくら
 いはできるようになりましたが、その頃は本当に全くできませんでした。 キーボードだけは少しは
 できたのですが、当時はキーボードで歌う人なんて少数派(マイノリティ)だったんです。
 
 泉谷しげる・井上陽水・吉田拓郎・南こうせつ・・・、ギターができない私はどうも仲間に入れませ
 んでした。 同時に「サンダーバード」のオーケストラの耳コピーや「サイモン&ガーファンクル」
 あたりから音楽に近づいた私は、当時の日本のフォークの和声進行に今一つ馴染めませんでした。
 
 そんな頃、ちょうどデビューしたのが荒井(松任谷)由美さんでした。
 デビューアルバムの「ひこうき雲」の「ベルベット・イースター」や「雨の街を」はピアノの能力を
 フルに発揮した曲で、ギターでは絶対に成立しないコード進行だと思いました。 今ご主人になった
 松任谷正隆さんの編曲も見事でしたし、正隆さんも含めたバックの「キャラメル・ママ(ティンパン・
 アレイ)」の、シーケンサーなど存在しない時代の生演奏の腕は、ほとんど神がかりでした。
 以来、ほぼ同世代でもある彼女のレコードを私はずっと聞き続けました。 彼女はマイノリティどこ
 ろか、とんでもなくメジャーになりましたが、今でもほとんどのアルバムを持っています。 発売さ
 れていた限りはレコード版でアルバムを買い、その後順次CD版を買い直しましたので、両方の版を
 持っているアルバムもあります。
 
 その松任谷由美さんが、今月26日から開催される「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2009 」
 のイメージソング「まずはどこへ行こう」を作ってくれたそうです。 それこそ彼女のデビュー時に
 夕張に住んでいたファンとしては二重にうれしい。 ぜひ早く聴いてみたいと思ってます。



 2009年 2月 1日 (日)
 【 うれしい悲鳴 】
 HPで夕張市内各学校の校歌編曲をお受けするようになりましたのは、一昨年の7月でした。
 それから一年半、ご依頼での編曲も今度の清陵小が12校目(最初から公開していた北高を除く)に
 なります。

 正直なところ、始める前の本人の根拠なき予想としては「まあ、依頼はあってもせいぜい半年に1校」
 くらいのつもりでいたのですが、私の思っていた以上に需要があるようで、18ヶ月で12校ですか
 ら、平均すれば1ヵ月半で1曲のペースでお受けしてきたことになります。 それだけ皆さんの故郷
 を思う気持ちが強いということかもしれませんし、私にとってもこれはうれしい悲鳴、もちろん苦痛
 に感じたことなどありません。(好きでやってるんだから当たり前ですけど。)

 ただ実は1ヵ月半というのは曲を仕上げる所要時間とほぼイコールです。 つまり作業速度としては
 今でも既に手一杯、これ以上ペースを上げることはできません。 今もバックオーダーを抱えた状態
 です。 バックオーダーは幾らでも喜んでお受けしますが、そういう訳でどうしても待ち時間が長く
 なりますので、その点だけはご了承いただきたいと思っています。

 また改めてのお願い(11月10日の日記参照)ですが、このような内情ですので純粋に音楽の作業だけ
 で時間がぎりぎりです。 最初のうちはページ構成のための写真などの資料の入手のために夕張まで
 出かけたりしていたのですが、もはや本来の打ち込み作業以外の時間的余裕がありません。 さりと
 てHPを構成する側としては、校歌と共に校舎の写真や文章はどうしても載せたいんです。 
 そこで、校歌編曲のご依頼を受けるにあたって、昨年10月以降から予め写真や文章をいただくこと
 にしてあります。 詳しくはTOPページにありますので、編曲のご依頼にあたってはどうかご協力
 をお願いします。

 目下は、遠幌小校歌の編曲中です。 一番の悩みは「長さ」。 真ん中だけが4拍子、基本的に2拍
 子の曲ですが、4拍子換算だとメロディが12小節(他校は18〜20小節)しかありません。 し
 かも曲調がアップテンポなので、歌詞の三番まででも1分ちょっとで終わってしまいます。 これも
 以前書きましたが、曲の長さは自分では200秒±5%=3分10秒〜30秒になるように揃えてい
 ますので、イントロ・間奏・コーダという「作曲」部分が元々の旋律部分より長くなってしまいます。
 一歩間違えると何の曲だか判らなくなりそうで。 どうしたもんかなあ、これ・・・。





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