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2011年 12月


 2011年 12月30日 (金)

48000は、昭和52年の夕張市の全人口に近い数字。
 
 【 年の瀬にあたり 】
 今年も余すところあと1日半ほどになりました。

 2011年は色々な意味で大変な年でした。 3月11日の東日本大震災による津波とそれ
 に伴う原子力発電所の事故は、いまだ現在進行形で解決も復旧もまだまだこれからです。

 暗いニュースの多い中、夕張市では4月の選挙で日本一若い市長が誕生しました。 新市長
 は就任後から非常に活発に市政に取り組んでおられ、夕張については数少ない明るい話題で
 あったと思います。 私も登川小学校の記念碑落成の折に新市長にお会いしましたが、非常
 に実直・直截な印象の方で、今後のご活躍を心からお祈り申しあげたいと存じます。 

 このHPのほうはおかげ様で今朝ほど48000アクセスを越しました。 HPでの公開非公開に
 関わらず、校歌の編曲は来年以降も続けて行きたいと思っていますし、最近は校歌の楽譜の
 清書も進めています。(教育委員会から頂戴した楽譜の中には、かなり古くて不鮮明なもの
 や、記譜上で明らかな誤記があるものもありますから) 何しろ50校近くもありますので
 何をするにも時間がかかるのですが、地道に続けていこうと思っています。

 この欄の年内の更新も今日が最後です。  今年もこのHPをご覧いただいたことに改めて
 感謝申し上げ、来年こそはきっと明るい話題が満ちていることを皆さんとともに祈りながら
 新しい年を迎えようと思います。 どうか皆さん、よいお年を!!



 2011年 12月 27日 (火)
 【 杞憂なら良いのだけれど。 】
 今月初めですのでニュースとしては少し古い話ですが、道東道の夕張IC~占冠IC間開通後1ヶ月間の交通量が発表されました。

 それによると11月1ヶ月間(開通は10月29日)の通行量は、夕張IC~むかわ穂別IC間で見込み3200台に対し63%増、
 むかわ穂別IC~占冠IC間は見込み3100台に対し68%増だったそうです。  

 それに較べ並行して走る国道274号線は2年前の58%減の2500台だったそうです。(記事ではどこの区間の数字か明確であり
 ませんでした。2年前と比べたのは昨年が高速無料化実験中だったからです。) 約6割減ということになりましょうか。

 11月にその区間を走ってみたという知人の話によると、樹海ロードを走るのに較べ高速道路はかなり楽で速いそうです。 気になる
 のは、楓の物産館も紅葉山の道の駅も人影はまばらで、特に観光バスの姿を見かけなかったということです。  このことについては
 今年5月21日のこの欄で不安を書きましたが、少なくとも最初の1ヶ月では悪い予想が現実になっているようです。 もちろん今は
 まだもの珍しさで高速を使っている人もいるかもしれませんが・・・観光バスは物珍しさだけで高速道路は使わないんじゃないかな、
 とも思うんですね。 

 こちらは今年10月24日のこの欄に書きましたが、直近のICで割引券を配るとか、観光バス会社に道の駅など市内施設の優待券の
 ようなものを提供するとか、とにかく高速道路を夕張ICで降りたらメリットがありますよということをアピールしないと、このまま
 客足が戻らないかもしれません。 特に、道の駅は名前は変わっても元々農協の店舗ですから、地元の生活に密着している部分の売り
 上げは確保できるかもしれませんが、楓の物産館は・・・・・・大丈夫なんでしょうか。 
 いや、もちろん杞憂に終われば本当に余計なお世話なんですけれどね。



 2011年 12月 24日 (土)
 【 Merry X'mas! 】
 クリスマスイブの今夜、みなさんはどんな夜をお過ごしでしょうか。
 
 昨年同様、X'mas専用ページを設けました。 24~25日いっぱいの限定です。 私からのクリスマスカードとしてご覧いただければ
 幸いです。(※注:ページ公開は12月25日いっぱいで終了しました。)



 2011年 12月22日 (木)

    わが家の今日の冬至かぼちゃ。
 
 【 冬至 】
 今日は冬至、二十四節気の最後の日です。 天文学上の冬至は、昼が最も短くなる
 ような「地球の公転軌道上の位置」のことですから、正確には日本標準時で22日
 の14:30 ということになります。 

 わが家でも、ちょうどその時間に(家内は冬至点のことなど気にしちゃいないので
 偶々です。)冬至のかぼちゃを食べました。 写真のような食べ方です。

 家内の実家では、もう少しかぼちゃをつぶした感じにするそうですが、概ねこれと
 作り方は一緒だそうですし、母の実家でも同じような食べ方だということで、私は
 冬至かぼちゃのレシピは、わが家のものが全国共通だと信じて疑いませんでした。
 ところがいつぞやの「○ンミンショー」で、小豆ぜんざいの中にかぼちゃを入れた
 ようなこの食べ方をするのは北海道だけだと知りました。 

 「所変われば・・・」といいますが、これはちょっとしたカルチャーショックで、
 じゃあ他所はどうやって食べてるんだ、と思ってしまいますが、茶碗蒸しに甘い栗
 を入れるのも、「豆パン」(夕張の北沢の豆パンが最高だと今でも思っている)が
 あるのも、タチの味噌汁を食べるのも北海道だけらしいので、食習慣の差は意外と
 大きなもののようです。

 うちは夫婦とも道産子なので、そこらの差はほとんどないのですが、さて皆さんの
 家ではどんな冬至料理を食べていらっしゃいますか・・・?



 2011年 12月20日 (火)

 大通4丁目からテレビ塔を望むヤマ勘ショット。  カメラの
 性能がウデをカバーしてくれる有り難い時代だ。
 【 師走も残りわずか 】
 今年も残すところ10日余り。 さすがにお気楽な私もこのところ雑事で慌しく
 しています。 

 世間は北朝鮮のニュースで大騒ぎで、確かにあの国は日本の常識が通用しない国
 で何をやらかすかわからないという不安はありますから、騒ぎたくもなるのです
 が、振り返れば今年は本当に負のニュースが多い年でした。

 年末年始の準備に札幌の大通り界隈に行ってきました。  大通公園はこの時期
 恒例のホワイト・イルミネーションが始まっていて、夕方以降の人出はなかなか
 のものでした。 一見して観光客とわかるお国訛りの人々や、外国人の姿も多く
 節電で電球数を少し減らしたとはいえ、ホワイト・イルミネーションは、いまや
 札幌の観光イベントしてすっかり定着したようです。 

 毎年期間中に一度は大通公園に来ますが、今年はLEDの海(※)の上に橋を架け
 その上からイルミネーションを楽しめるという趣向が加わりました。 橋に登る
 には長蛇の列に並ばなければなりませんでしたが、家内と私も列に並んで写真を
 撮ってみました。 テレビ塔が光の海の上に浮かんで、とても綺麗でした。
(※注:大通り4丁目東側で正式名は「クリスタル・リバー」、海でなく川でした。12/25まで。)

 
今年を振り返れば、なんだか一年は365日もあるのにお前は一体何をしていた
 んだ、と毎年お定まりの反省をするばかりなのですが、有名な啄木の句のように

  『 あたらしき背広など着て旅をせむ しかく今年も思ひ過ぎたる 』

 まあ、凡人は大体が計画通りには生きられないものなので、それもまた良し、と
 
いうことにしておきましょう。 来年はもうちょっと良い年だといいなあ・・。



 2011年 12月 15日 (木)

 一番近くのスーパーで今朝売っていた夕張「うさぎや」の
 「シナモンドーナツ」。   不定期で売るのだけれど、家内が
 油断しているとすぐ売り切れると言っていた。 中々の人気商品だ。
 【 空洞化? 】
 最近になって近くの生協のスーパーが移転のため閉店しました。 昭和40年台に
 開店したというその生協は徒歩で数分という場所だったのですが、移転した先は自
 転車でなら何とか行けるかなという距離なので、事実上スーパーがひとつ減ること
 になりました。

 今の場所に住み始めた頃は夕食のおかずを揃えられるだけのスーパーや市場が徒歩
 圏内にあと4店あったのですが、次々に閉店してコンビニや更地に替わってしまい
 今回の生協で5店目です。 まあ一番近い店が残っているので大きな不便はありま
 せんが、何だか町の活気を感じられなくなったのは事実です。

 そういえばガソリンスタンドも大幅に減りました。 こちらは徒歩圏内では6か所
 も消えました。 周囲の自動車が減ったとは思えないのですが、どうしたものか、
 かなり大きなスタンドでも閉店しています。 

 すぐ近くの中学校も往時の半分以下の生徒数で、今や空き教室ばかりだそうです。
 この町もだんだん次世代のいない空洞化した地区になってしまうのでしょうか? 
 年の瀬のせいか、なんだか「閉」の字に妙に敏感になっている今日この頃です。



 2011年 12月 11日 (日)
 【 続・山の中にボート場 YOUTUBEへ 】
 一昨日のボート場の映像について、高校時代の級友から「MACだと見られない」とメールが来ました。
 
 そこでHPではなく、YOUTUBEにアップしてみました。 今までうまく見られなかった方、クリックしてみてください。



 2011年 12月 9日 (金)
 【 続・山の中にボート場 】
 12月1日のこの欄に、沼の沢にはかつて山の中にボート場があった、という話を書きましたが、高校の先輩が「それなら映像があ
 るよ」とお電話下さいました。 しかも写真ではなく8mmフィルムによる動画だというのです。

 さっそく8mmをビデオ化し、さらにDVD化したものを送っていただきました。 実際にボート場が写っているのは正味で30秒
 に満たない長さですが、ものすごく貴重な映像だと思います。 正式には『ペンケ公園』というこの場所は、農家のAさんが個人で
 所有・経営していたもので、昭和40年前後のごく短期間だけしか営業していなかったですから、ここを知っている人はごく僅かだ
 と思いますが、せっかくですので映像をお目にかけたいと思います。   ご覧になりたい方はこちらをどうぞ。

 
※注) 映像に音声はありません。 またデータの大きさが校歌の倍ほどあるのでダウンロード&再生に時間がかかる場合があります。
     また再生前に「アドオンの実行の許可」を求めるメッセージが画面上部に表示される場合があります。




 2011年 12月 6日 (火)
 【 ビールより冷えてる!? 】
 夕張市のホームページのコンテンツの先頭に「夕張市の概要」というページがあるのですが、みなさんはご覧になったことがおありで
 しょうか? ここには夕張市の地理的・気象学的な諸数値が記載されていまして、改めて見ると「へ~」と思うことも多いんです。

 例えば「平均気温」です。  夕張市の年平均気温は6.9℃。 思っていた以上に低いと思いませんか?  だってビールが美味しく
 飲める温度が、8℃前後のはずなんですから、夕張の平均気温は冷えたビールよりもっと低い、ということになります。  ちなみに
 東京は年平均気温17℃ほどなので、ほぼ10℃低いということですが、最高気温はそんなに変らないので、寒暖の差が激しいという
 ことになるのでしょう。 較べるのもなんですが、沖縄・那覇市の年平均気温は23℃以上なので、同じ日本とは思えませんね。

 でも夕張に住んでいた頃は、それほど厳しいところに住んでいるという意識はありませんでした。 確かに冬は寒かったけれど、風が
 そう強くないので体感温度はそうでもなかったし、四季がはっきりしていて季節ごとの景色が楽しめました。 

 結局、「故郷は数字にならない」ということに尽きるのでしょうね。 北海道は、先日ニュースで伝えられたように住みたい都道府県
 ランキングではトップなのに、住民の幸福度ランキングでは43位だそうですが、住んでいるこちらにしてみれば「大きなお世話」。
 数値上では冷蔵庫の中より寒かろうが、わが故郷が一番ということです。 



 2011年 12月 1日 (木)
 【 山の中にボート場 】
 いよいよ今日から師走。 例によって今年も大したことをしないうちに終わりに近づいてしまいました。

 師走とは何の脈絡もないのですが、先日ふとした時に思い出したのが「沼の沢の山の中に貸ボート乗り場があったよなあ」ということ
 でした。 おそらく数年間しか存在しなかったので、この記憶があるのは現在50代から60代前半くらいで、当時沼の沢か真谷地に
 住んでいた人だけだろうと思います。

 私が小学生の頃、父に自転車で連れて行ってもらった記憶があるのですが、いくら押し入れをかき回してもここが写っている写真は一
 枚も出てきませんでした。 いろいろネットを調べてみますと、1966年(昭和41年)撮影の航空写真を見つけました。左がそれ
 ですが、赤丸の中心付近に写っている池がそうだと思います。  ペンケ川の上流部の、周囲より下がった場所にあったはずで、川を
 せき止めたわけではなく、池のすぐ西側をペンケ川が流れていました。 すぐ上流には砂防ダムがあったはずですので、もしかしたら
 このダムだけは今でも残っているかもしれません。

 ボートはごく一般的な木製のもので、父に教えられて生まれて初めてオールを握りました。(父は旧制高校でエイトをやっていたので
 多少は経験があったんです) 私は趣味でカヌーやカヤックをやりますが、緑に囲まれた沢の底のような地形でボートを漕いだこの時
 の記憶が残っていたことが、こんな趣味を始めたきっかけになっているのかもしれません。

 1977年の写真ではすでに池はありません。 正確には何年存在したか判りませんが、今や「幻のボート場」です。 どなたか写真
 をお持ちでしたらぜひお見せ下さいませ。


   

撮影日は左が1966年(昭和41年)7月7日、右が1977(昭和52年)年9月25日。 
2枚の写真の間には11年の時間が流れているが、その間に新鉱ができ真谷地線の
線路わきには住宅が並んだ。  弧を描く真谷地線の写真下枠外・250mほど先には
沼の沢駅がある。  新鉱は右写真の5年後に閉山することになるのはご存知の通り。
 






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音風景・夕張

ユーパロ谷 気まぐれ日記