音風景・夕張 日記TOP




2021年03月


 2021年03月29日(月)  
【 勝ったのか負けたのか・・・ 】
普段着のチノパンを買おうと近くの「ユ〇クロ」に行きました。

 少し前から「ユ〇クロ」のパンツ(私の世代はズボンと言いたい)のラインアップ
 から昔ながらのストレートが消え、ぴったり細身の「スリムフィット」か、そうで
 ない「レギュラーフィット」でも「テーパード」とか呼んでる裾が先細りの形しか
 用意されなくなりました。
 
 これが我々の年代には不向きで、例えば虫に刺されたとかいって薬を塗ろうと裾を
 まくり上げようとしても、裾がふくらはぎより細いのでできません。 歳を取ると
 平衡感覚も落ちてきますから、細いパンツは立ったまま足を通すこと自体も難しい
 ・・・若い方はこんなこと全く気にならないんだろうな。
 
 もう我々は「ユ〇クロ」の狙う年代層ではないんだということなのかもしれません
 が、盛んにキャンプに出かけていた頃に出始めたフリースから始まって、普段使い
 に気軽に着られるということで馴染んできましたからね。 昔からの顧客が今はそ
 のまま高齢化しています。 もうちょっと高い年齢層の声も聞いた方がいいと思い
 ますよ、ユ〇クロさん。

 と言っても元に戻るわけでもなし、ちょっと考えてみました。

 ぎりぎり既製の股下サイズがそのまま着られる私ですが、ジャストを買って裾が細
 いなら、同じウェストの股下の長いサイズをうんと裾上げしてもらえば裾が広くな
 るんじゃない? で、一番長い85cmを買って切り詰めてもらいました。

 結果は大成功。 昔のストレートよりはかすかに細いかな?くらいの感じになりま
 した。「よし、ユ〇クロに勝ったぞ」と一瞬思いましたが・・・股下85cmが既製
 サイズで用意されているということは、それがちょうど合う足の長さの人もいる、
 ということなんですよね。 なんか「負けてる」感が・・まあこんなことで勝った
 負けたと言ってもしょうがないんだけどね・・・・。




 2021年03月24日(水)  
【 積雪消え、いよいよ春が 】
昨日3月23日の午後、札幌の積雪はゼロになりました。 昨日の
 朝の時点では、まだ5cmの積雪があったのですが、日中に9℃を
 越すまで気温が上昇し、午後になってついに積雪はゼロに。

 写真は昨日午前の我が家の前です。 毎年この時期、定点観測的に
 同じ構図で写真を撮っていますが、この十年で最も積雪が多かった
 のは2013年です。 当時のこの欄でも写真を掲載しているので
 見比べて頂けると判りますが、全く別世界です。3月に入ってから
 今年は平年の1/10以下の積雪で推移してきたので、今年は特に
 雪が少なく、その差が際立ったということですね。

 コロナ禍の鬱憤解消に、去年は家内と空いている平日に近くの公園
 に出かけては、散歩したり自転車に乗ったりしていましたが、この
 調子なら今年は例年より早く出かけられそうです。

 唯一残念なのは雪解けと同時に花粉の飛散量も増えることで、昨日
 もハンノキの花粉が本格的に飛んだそうです。 TVでヨーグルト
 を食べると花粉症が軽く済む、と言っていましたが本当ですかね。
 だまされたと思って試してみますか・・・。




 2021年03月15日(月)  
 新札を取っておかなかったのは残念。
 聖徳太子の一万円札は84×174mm、
 福沢諭吉の一万円札は76×160mmだ。
【 お札の話 】
NHKの大河ドラマの主人公が明智光秀から渋沢栄一に代わり、幕末モノ
 が好きな私としては嬉しい(「麒麟がくる」も面白かったけどね)のです
 が、2024年度前半に登場するという新一万円札はこの渋沢栄一の像が
 印刷されるのだそうですね。

 「我々の世代は一万円札といえばやっぱり聖徳太子だよなあ」と言ったら
 家内が「新札じゃないけど取ってあるよ」と取り出してきたのが右の写真
 のお札です。 懐かしい、と思う人も多いんじゃないでしょうか。

 聖徳太子が描かれた初代一万円札は業界では「C券」と呼ぶそうですが、
 発行されたのは1958年。 福沢諭吉の一万円は1984年発行だそう
 で、そのあとずっと福沢諭吉だから現行の一万円札は「D券」だと思って
 いたら、2004年からホログラムなどの偽造防止策を講じた「E券」に
 なっているそうで、図柄は似ているけど別のお札だそうです。 次のお札
 が2024年前期に登場ということなら、20年に一度ずつ新しいお札が
 出るということすかね。

 あと勘違いしていたのは、今のお札は額面が大きくなるにつれ幅(横)の
 寸法だけが伸びていくということ。 漠然と「縦も横も大きくなる」と思
 い込んでいたのですけが、縦は千円札~一万円札まですべて76mmで寸法
 は共通でした。 横方向は千円:150mm、二千円:154mm、五千円:156mm、
 一万円:160mmと僅かずつ大きくなっていきます。 「日本銀行のHPには
 「現在発行されている銀行券」として二千円札も掲載されていますが、二
 千円札、しばらく見たことないよなあ。

 実は聖徳太子のお札の頃は縦横とも額面に比例して大きくなっていて、私
 の世代はどうもその頃の印象があるみたいです。 千円が76×164mm、五千
 円が80×169mm、一万円が84×174mm・・・現在の一万円札は伊藤博文の頃
 の千円札より小さいんですね。「実生活での1万円の貨幣価値と札の寸法
 は正比例してるのか」などと妙に納得したりしています。




 2021年03月11日(木)
 

  地震のマグニチュードは、このあと「9.0」に訂正された
【 十年の日々 】
メディアでも繰り返し伝えられているように、今日で
 東日本大震災からちょうど10年が過ぎました。

 死者1万8千人以上という地震国日本の歴史の中でも
 最悪の被害となったこの地震ですが、先日の宮城沖を
 震源とする地震は震度6強の強さだったにも関わらず
 地震による死者が1人だったことを見れば、津波さえ
 起こらなければ、ここまでの被害はなかったのではな
 いかと思います。

 地震の起こったあの日、私は自室で曲を作っていまし
 たが、最初はうねりのような長周期の揺れがきたので
 地震とは思わず、自分の体調を疑いました。 祖父も
 含め血縁者の多くがいわゆる脳卒中で亡くなっている
 ので、「いよいよ私もか」と思ったのです。

 少しして家具が音を立て始めて、自分の眩暈ではなく
 地震であることに気が付きましたが、初期微動の長さ
 と本震の強さから、少なくとも数百km以上離れた所
 で強い地震があったに違いないと思いました。

 津波の惨状は言葉に表せないものでしたし原発の事故
 が追い打ちをかけました。

 北海道でも店頭から化学カイロが無くなったり、恐怖
 からくる影響が色々な分野に影響を及ぼしました。

 東北各地は長時間停電が続き、この時はじめて北海道
 と本州を結ぶ送電線「北本(きたほん)連係」の容量
 が60万kwしかないことを知りました。 余剰電力
 を融通してあげたくても、それ以上は送電できないの
 です。 この時に送電容量を増すことを真剣に考えて
 いれば、2018年9月の胆振東部地震による停電はもう
 少し軽く済んだかもしれません。(現在は90万kw
 まで増えました) 貴重な教訓を見逃したわけです。

 震災で亡くなられた方々に改めて哀悼の意を表すると
 ともに「転ばぬ先の杖」という言葉を、もう一度考え
 る機会にしなくてはいけませんね。




 2021年03月05日(金)  
【 春は嬉しいばかりでは・・・ 】
いま日付が変わって3月5日になりました。 今日は道内各地で最高気温
 が二桁に達する予報が出ております。 4月中旬並みの気温だそうです。

 月初の大雪から打って変わって今度はそこらへん中が雪解け水であふれる
 んじゃないかと思いますが、いよいよ春の足音も大きくなってきたようで
 明るい気分になろうというものです・・・が。

 私には手離しで喜べないところもありまして。 そう「花粉症」が始まる
 季節でもあるからです。

 私の場合はシラカバ花粉症なのですが、同じカバ属のハンノキに対しても
 アレルギーがあることは検査で判っていまして、ハンノキはシラカバより
 ずっと早く、北海道でも2月末くらいから花粉を飛ばすんです。 昨年の
 記録でも3月初めに大飛散していますので要注意なんですね。

 植物に疎い私は最初「ハンノキ」と聞いて「どんな植物?」と思いました
 が、調べてみると右の写真が花粉を飛ばす部分だそうで・・これ、そこら
 の雑木林にたくさんありますよね。

 例のシャープのマスクは花粉にも有効なので、今日からしばらくは家の中
 でも一日じゅうマスクをしている日々が続きそうです。咳や鼻水は出るし
 涙目になるし・・・春は待ち遠しいけど、ちょっと憂鬱な季節です。




 2021年03月03日(水)
【 追い打ち 】
え、間違えてまた同じ投稿をしたんじゃないかとお思いの方もおいでかもしれませんが、そうではありません。

 3月2日の未明から道内は激しい降雪に見舞われまして、札幌市(中央区)でも24時間で31cmの雪が降りました。
 これは全く無風の場合の平均の値ですから、現実には風を伴って吹き溜まり、場所によって増減します。 わが家の玄関
 先などは夏の間でも、風の強い日にはなぜかゴミが集まるという空気の流れが淀む場所なので、恐らく45~50cmく
 らいはあったと思います。 今時季の雪ですから湿っていて重さもあり、朝から3回も除雪してへとへとです。

 その結果、積雪深もだいぶ増えました。 積雪深は雪が融ける分や重さで締まる分もあるので、先ほどの降雪量の数字が
 そのまま増えるわけではありませんが、夕張で28cm増えて154cm(平年比144%)、ただでさえ雪が多かった
 岩見沢は更に16cm増えて193cm(平年比210%)となりました。 岩見沢やお隣の新篠津村は、3月としては
 過去最高の積雪深記録だそうで、その他の空知の各地区も軒並み平年を大幅に上回る積雪になっています。

 人間、苦しいことは今その瞬間に一番苦しいこと一つで上書きされるもののようで、外で大雪と格闘している時はコロナ
 のことはすっかり忘れていて確かに「気分転換」にはなったかもしれないけどさ。 冬の追い打ちはもう要らんわ・・。







 2021年03月01日(月)
【 春の足音は・・・ 】
今日から3月になりました。 毎年皮肉なことに、町内会の排雪作業が終わるのを見透かしたようにまとまった雪が降る
 ようで、月末の雪で周りの雪山は再び高くなってしまいました。 春はそう簡単にやって来てはくれないようです。

 ときどきチェックしている日本気象協会のサイトによれば、札幌市内の2月28日20時現在の積雪は50cm。 平年の
 68%ですから、この数日で少し戻ったとはいえ、まだいつもより3割がた雪は少ないんですね。

 ただ夕張市は同じく126cmで118%、岩見沢は177cmで188%・・・特に岩見沢はいまだに大雪に苦しんでいる
 ということが、数字の上からもはっきり判ります。

 それでも春は着実に近づいてきています。今年は雪が消えても消えない「コロナ感染症」という厄介なものもありますが
 こちらの春も近づいていることを信じて、もう少し辛抱することにいたしましょう。