音風景・夕張 日記TOP




2024年03月


 2023年03月28日(木)  
 
  昨日3月27日の残雪、まだ結構残っている



 
 
  去年3月27日は全く雪がない・・
【 観天望気 】
この欄でも気象や天文に関する話題はよく取上げていますから、うすうす
 感じておられるかもしれませんが、私、必要以上に天気を気にするほうで
 これは父もそうだったので親譲りかもしれませんが、家から一歩も出ない
 予定の日でも天気を気にしたりします。

 その私にとって結構ショックだったのは、この26日から、全国9箇所の
 気象台で、職員が3時間おきに自分の目で空を見上げ観察・記録してきた
 「目視観測」が廃止されたというニュースです。 今後は自動記録装置に
 よって電子データで記録されるそうですが、気象に関わる人間ならば基本
 は「観天望気」、自分で空を眺め空気に触れて感じることじゃなかったの
 かい?と思ってしまいます。

 案の定この機械化で「晴天」「貼れ」「薄曇り」の区別はなくなり、ただ
 「晴れ」としか記録されなくなるそうです。「ひょう」「あられ」も記録
 上では同じ「雨」、「虹」「黄砂」などは記録されないそうです。これら
 が全く記録されないままになるのか、人間が付記するのかは判りませんが
 これで本当に大丈夫なんでしょうか?? 当面、東京と大阪の気象台だけ
 は人間の目視観測も併用して確認していくそうですが、気象に関わる人間
 が空を見上げなくなったらお終いじゃん、と思う私は古いんですかね・・

 さて、私の「観天望気」の一環・・・でもないのですが、毎年3月27日
 に自宅前で同じ構図で撮り続けている写真。 今年はこんな感じです。

 昨年の道央圏は記録的に雪解けが早く、札幌では3月20日に積雪はゼロ
 になっていました。 ですから昨年の写真には全く雪が写っていません。
 冬の間の降雪が少なかったわけではなく、2月中旬以降の降雪量が少なく
 気温も高かったため、かなり早く雪が消えたわけです。

 28日0時現在の札幌の積雪は45cm、平年は31cmなので14cm
 多いことになります。 記録的に雪解けが早かった昨年はともかく、平年
 との差はそれほどでもない、というところでしょうか。

 ちなみに夕張は、といえば鹿の谷のアメダスの数値になりますが、同時刻
 では積雪が44cm、札幌より1cmだけ少なくなっています。 ただし
 夕張はもともと札幌より雪が多くて、平年は76cmですから、こちらは
 今年はだいぶ早い雪解けとなりそうです。

 昨年の今日のこの欄に私が記録している中で最も雪が多かった2013年
 との比較を掲載していますが、全く景色が違いますよね? こう見ると、
 今年はわりと平均的な雪解けの進み具合、ということになりましょうか?
 食後の運動をかねて少しずつ日陰の雪割に勤しむ今日この頃です。




 2024年03月24日(日)
  
  モザイクいれたら、その人が
  本当に存在して話しているのか
  怪しくなるだろうに・・・
   
【 テレビの不満 】
私を含め我が家はテレビをよく見るほうだと思っていますが、テレビにまつわること
 で不満を覚えていること、けっこうありませんか?

 ①顔にモザイクを入れ声にボイスチェンジャーをかけた報道
  これ、やる意味が判りません。顔を見せず声も変えてしまったら、話しているのが
  本人であることを証明できません。 同じ内容をアナウンサーが読み上げれば済む
  話です。 こんなのは下品なセンセーショナリズムだと感じています。

 ②小さい字で「個人の感想です」と但し書きがある健康食品のCM
  そもそも確実に効果があるなら「医薬品」になってるはずです。但し書きがあれば
  まかり通るというのは矛盾です。 最低限、但し書きの文字の大きさはもっと大き
  くすべきだと思います。

 ③大河ドラマ冒頭に高確率で流れる地方自治体の選挙結果
  ニュース速報って多くの視聴者に緊急で伝えるべき必要があるものが流れるんじゃ
  ないんですかね。 全国枠で、しかも45分後の番組直後にニュース枠があるのに
  どうしても流さなきゃダメなの? そこまで緊急性がない気がするんだけどなあ。
  逆に民放のニュース速報ってCM中も流れましたっけ?逆説的ですがニュース速報
  で流すのにふさわしいのは、CM中でも流さなければならない内容のものだけだと
  思いませんか?

 ④過剰に厳しいコンテンツ保護
  先日BDレコーダーを買い替えたのですが、ご存じの方も多いと思いますが、日本
  では番組録画について厳しい保護を行っていて、例えば今まで外付けHDDに録画
  してあった番組は、新しいレコーダーでは再生できません。 録画したレコーダー
  そのもの以外では再生できないようになっています。 外付けHDDの録画番組を
  新しいレコーダーで見るには、いったん古いレコーダーでBDやDVDに焼くか、
  古いレコーダーの内臓HDDに移してLANケーブルで新しいレコーダーに送るか
  どちらかです。 新しい機種ではそのまま別のレコーダーでも使える規格のHDD
  もありますが、その場合も「同一メーカー間に限る」という制限が・・・ここまで
  厳しく制限しているのは日本だけで諸外国はもう少し緩やか。 こんなことばかり
  やってるとテレビ界全体の活性が失われ、むしろ損するんじゃないかな。
   ついでに書けば、4Kテレビ以降はテレビにチップを内蔵する方式になったので
  目にする機会が減りましたが、地デジ化されて以降、テレビに必ず差していたあの
  カード(B-CASカード)。 NHKはあのカードの運営会社に年間20億円
  払っています。 あんなの要る?? もう利権の臭いしかしないな・・・。

 以上もちろん「意見には個人差があります」、お許しを。




 2024年03月17日(日)
 
   
【 半分 】
今年の春分の日は3日後の3月20日なので、昼と夜の時間
 は20日でちょうど12時間ずつになるとお思いの方が多い
 と思いますが、実は札幌で昼夜の長さが一番12時間ずつに
 近いのは今日で、今日から47秒だけ昼が長くなりました。

 右表のとおり、札幌の16日の昼の長さは11時間57分50秒、
 今日17日が12時間00分47秒、明日は12時間03分44秒となって
 います。 ちなみに20日の春分の日の昼間は12時間09分38秒
 となり、半分よりだいぶ昼が長くなっています。

 1日当たりにすると3分近く昼間の長さが増えていることに
 なりますね。「だから何だ?」と言われればそれまでですが
 明るい時間が伸び、日中の日差しが強くなって雪解けが進む
 今頃は、北海道で一番明るい気持ちになれる季節じゃないで
 しょうか?

 今年は札幌の北半分は平年より残雪が多いようで、ちょっと
 雪解けも遅いかもしれませんが、早い遅いといっても所詮は
 数日の差、近づく春を楽しみにしたいですね。




 2024年03月13日(水)

 
  緯度でいえば東京はヨーロッパ大陸の最南端より南だ。
   
【 緯度 】
テレビでロンドンの街頭の全く雪のない冬景色が映ったのを見て、
 家内が「イギリスってさ、こんなに暖かいのに今でも野菜がマズイ
 のしか売ってないのは何でなの?」と言います。

 家内の偏見に満ちた発言について弁明すると、イギリスに留学した
 経験のある身内が「ホームステイ先の食べ物は本当に不味かった。
 ジャガイモなんて、よくこんなちびたのを店で売るなというモノが
 毎日食卓に出てきた」と話していたのを聞いていたからです。

 試しに1月の最高気温/最低気温それぞれの平均値を比較すると、
 札幌は-1℃/-8℃、ロンドンが+9℃/+4℃・・・ロンドン
 のほうが札幌より遥かに暖かいのは確かです。 真冬でも氷点下に
 ならないんですね、ロンドンって。

 でもね、圧倒的に緯度が高い。 北緯43°の札幌に対しロンドン
 は北緯51°でずっと北、そもそも日本地図をそのままヨーロッパ
 に持っていくと、ご覧の通り思っているより日本はずっと南です。
 温暖で知られる地中海沿岸のモナコで札幌とほぼ同緯度。 九州は
 もはやアフリカ北部と同じ緯度です。

 海流の影響もあり気温はストレートに緯度と比例しないので、先の
 ようにずっと北にあるロンドンは札幌より暖かいですが、日照はど
 うしようもありません。 農業国のイメージがあるスペインですら
 日本ならやっと東北~北海道と同じくらいの緯度です。 ましてや
 イギリスで光合成を必要とする農作物を作るのは厳しいかな・・。
 気候風土っておもしろいですよね。




 2024年03月06日(水)
 
   
【 ちょうど30年 】
平成6年(1994年)3月6日の夕張北高校の閉校式から今日で
 ちょうど30年が過ぎました。 今朝も全道的に冷え込みま
 したが、あの日も良く晴れた寒い朝でした。

 最後の卒業式と閉校式が行われた体育館には少なくとも当時
 は暖房がなく、ジェットヒーター2基を持ち込んでましたが
 気休め程度にしかならず、音楽室で合わせた楽器のピッチは
 あっという間に狂ってしまいました。

 それでもかつての卒業生を含め、千人以上が集まった会場の
 熱気は寒さに勝るものがありました。 最後の校歌を演奏し
 た私たち吹奏楽部OBは腕前は、決して上手ではなかったと
 思いますが「上手な演奏」と「いい演奏」は別のものなんだ
 と改めて知りました。

 30年の時は相応に永く、演奏メンバーの中には鬼籍に入ら
 れた方もおいでです。 演奏のきっかけを与えてくださった
 斉藤信義先生も先年他界されました。 母校の記憶を留めて
 いる方が少しずつ減っていくのは仕方のないことでしょう。

 本当は今日、新しい編曲と音源で、みなさんに北高の校歌を
 聴いて頂きたかったのですが間に合いませんでした。 編曲
 は進んでいるので近日中には公開できると思います。 もう
 少しだけお待ちくださいませ。




 2024年03月01日(金)
 


【 ひと山越したか?? 】
今日から3月、本州ならば桜の季節ですが
 北海道はまだまだ雪の中です。

 気象庁の統計によれば1991~2020年までの
 20年間の平均で、札幌の2月の平均気温
 は-2.7℃、3月は+1.1℃。 約4℃
 も暖かくなるということですから、気分も
 明るくなろうというものです。

 昨日発表になった道内の最新のコロナ感染
 者数は右の通りです。 1月になって再び
 増加した感染者数も一段落したと見てよい
 のではないかと思います。

 注目すべきは、昨年も今年も「札幌雪まつ
 り」の期間中も感染者数は減少していると
 いう点で、もちろんワクチン接種や感染に
 よって抗体を持つ人が増えたからかもしれ
 ませんが、少なくとも現在は屋外なら人が
 多数集まっても感染は拡大しない、という
 認識でいいんでしょうか?? 雪まつりの
 来場者は今年は238万人だそうですから
 これで大丈夫なら大概大丈夫な気が・・。
 もちろん手洗いや換気の励行は必要ですが
 このまま少しずつ山が低くなって消えてく
 れることを期待したいですね。